ベランダの2年目の和綿と寄付報告

これまで宿根で数年間、実をつけ続けたのは和綿ではありませんでした。

この昨年播種の和綿も、2年目を期待せず春頃小さい鉢に移植してしまったのですが、多少歪なものの、そこそこの実が姿を見せてくれました。

1本の幹から対称に出る2本が今年の枝。

今年は畑が全然ダメなので正直ウレシイ。

多分来月には今年の畑の総まとめ的動画か記事を投稿予定です。

収穫はほんっとに少ないので、残念ながら、来年のタネ販売・実綿販売は確実にありません(汗)

タネをお探しでしたら以下の記事を参考に、検索してみてください。

私の独断と偏見で(汗)、掲載していますので、ご了承ください。もし載せないで欲しいなどの要請がありましたら、即対応いたしますので、お...
畑の和綿

年末に向かって忙しくなってくる前に、昨年もやった寄付をしました。

寄付先は、どうぶつ基金( http://www.doubutukikin.or.jp/ )他、地元の保護猫活動をしているNPO法人など。

それぞれホンのわずかな額ですが、それでも今年も寄付ができたのは、わたいとやの品をご購入いただいた皆様のおかげでもあります。ありがとうございました!

寄付金控除による節税対策もあるけど、使用の優先順位が理解できない税金を払うくらいなら、自分の好きなところ、助けたいところに直接…という気持ちで昨年から始めました。

最近はオンラインで公益社団法人アニマル・ドネーションとか通して、複数団体にまとめて寄付できたり、クレジットカード払いができるサイトもあって、ポイントもついたりするんですね。

11月上旬撮影・緑綿の紅葉

気負いなく、気軽にできようになって、もっと普通のことになるといいなぁと思います。


その他の綿2 トルファンの茶

タネの出所

3~4年前に友人から貰い、毎年数本、タネを継ぐ程度の本数のみ栽培しています。

検索してみると、日本国内では コットンバンク益子で栽培しているとの記事を見つけました。

記事は10年以上前のものですが、活動は続けられているようです(Twitterもあり)。

もしかすると、そちらのタネが巡り巡ってきたのかなぁと思っていますが、真偽のほどは不明です(汗)。

実の大きさ・繊維の長さなど

個体差がありますが、和綿以外の茶綿らしいボリュームのある実。長い繊維は3cm前後、繊維は細め、量も多めに見えますね。

肌触りの柔らかさは普通…和綿よりふわっと柔らかめだけど、タナ綿や、元々栽培していた茶綿の方が柔らかい肌触りに感じます。

細い糸も紡げるし、やってないけど、多分ふんわり太めの糸も紡げるくらいのコシはあるようです。

成長の様子

他の和綿ではない茶綿とほぼ同じです。

木や葉は緑でがっしり。花は白。

生育のスピードはタナ綿ほど遅くなくて、洋綿にしては早い方かなという印象です。

その年の気候にあまり左右されず、数本しか栽培していないわりに、タネを繋いでいけるくらいには収穫ができたので、栽培しやすいほうなのかも。

こちらも数年の栽培でたまってきた綿の繊維を販売します。よろしければご覧ください。

https://www.creema.jp/item/12924783/detail


その他の綿1 タナ綿

タネの出所

入手は2013年春、出店中に、お客様から譲られました。

詳しくは当時の記事をご覧ください。

その方の話では、タナローンという生地の原綿とのことでしたが、真偽は不明です。

和綿以外の綿・洋綿の白としてまとめてもよいのですが、便宜上、私はタナ綿として分類しています。

本日井の頭公園アートマーケッツ出店中、ご自身も綿を紡がれるというお客様に、白い洋綿の種を頂きました。種はたくさんあるのでお断りしようと思った...

実の大きさ・繊維の長さなど

個体差がありますが、ボリュームのある実。長い繊維は3cm以上、繊維は細めで、量も多めに見えます。

譲られたのは白いタネでしたが、栽培継続数年後、茶が現れるようになりました。それを分別して栽培し、3~4年ほど経過しますが、その間ずっと、茶のタネからは茶ができています。

紡げる糸

白も茶も、長さや細さ、つや、柔らかい肌触りなど繊維の特徴はほぼ同じように見えます。違うのは色だけ。

天然の撚りも結構しっかりしていて、コシは和綿ほどではありませんが、ふんわり太めの糸も紡げました。

細め・普通・太めと意識して紡いだ糸

繊維自体が細いこともあり、細い糸が紡ぎやすい繊維です。

画像の糸・白は50番手、茶は43番手。

タナ綿の成長の様子

和綿ではない綿・いわゆる洋綿の茶や赤茶の成長とほぼ同じです。

木や葉は緑でがっしり。花は白。

私が栽培している他の洋綿と違いがあるとすれば、開絮が遅いこと。

個体差はありますが、基本的に洋綿の茶や緑は、和綿より多少遅れ気味。

それでも結実してある程度膨らんだ実の半分以上は、霜の降りる前に、収穫できる状態まで熟してくれていることが多いです。

対してタナ綿は、半分以下という印象。他はキレイに開かず、歪だったり未熟だったりする実が目に付きます。

タナ綿・洋綿の白についての断り書き

洋綿の白には全般、遺伝子組換え綿の疑いがあり、検査を受けました。

詳細は過去記事をぜひご覧いただければと思います。

2017年に販売を止めたタナ綿(当時の記事はこちら)ですが、諦めきれずに時々検査機関を探していて、この度ようやく検査をお願いすることが出来ま...

一応、問題の遺伝子組換え綿ではないことは判り、一安心でしたが、それまでに収穫していてたタナ綿が、今も結構な量、残っています。

今度の地機布15の細い糸用に、自分で使うつもりでしたが、それでもかなり余りそうなので、繊維を販売することにしました。

販売予定は、今のところ白のみで、無くなり次第終了です。

https://www.creema.jp/item/12924500/detail

https://wataitoya.stores.jp/items/618fb7187d5d8164f01cefcb


シート綿の話・入手先や篠綿づくりの動画など

シート綿とは、繊維工場やお布団屋さんなどにある、大型の製綿機で、綿の繊維を均してシート状にしたもの。

綿の紡ぎを始めた頃、自分の綿の収穫が少なかった頃は、私もシート綿を購入して紡いでいました。

初心者向けキットやハンドカーダーでつくる篠綿を購入してくださった方で、より沢山紡ぎたいという方には、シート綿をおススメしています。

シート綿から糸を紡ぐ篠巻(又はよりこ・じんき)を作る方法の動画。シート綿についてはブログ記事もどうぞ

シート綿の主な入手先など

他にも検索したら出てくるかもしれませんが、私の知っている有名どころ?(綿の紡ぎ業界で…(汗))

増田製綿工場

ひつじや

稲垣機料

鴨川和綿農園

Futon Life 今回検索して見つけました。こちらの綿が手紡ぎとして適しているかは不明ですが、製綿過程の動画がありましたのでよかったら。

シート加工の依頼については不明です

私は依頼したことが無いので、以下、聞いた話などで不確かです。

ご自身で収穫された綿が大量にある場合、シート加工を受け付けている布団屋さんもあるとは聞きました。あと、最低何キロからとか、作業前後の機械の掃除代が必要とか…。

もしご近所に工場併設の布団屋さん・製綿工場などがあれば問合せてみるとよいかもしれません。あまり少量だと期待しない方がいいかも?(汗)

ちなみに 増田製綿工場 さんは加工も受け付けているようです。

寝具工房いづみやさんも以前受け付けてくれると聞いたことがありますが、今はどうかな…?サイトを見ると、和綿栽培も製綿も続けられているようですが…。

シート綿の特徴 ハンドカーダーによる製綿との違いなど

  • 分裂ゴミの混入が多め(気にならなければOK)
  • 他素材の混入の可能性もある
  • 篠を作る時に一定量にするのは難しい
  • でも楽!巻くだけで篠ができる!巻かなくても比較的楽に紡げる!

私は前述の入手先以外で購入することが多かったので、たまたまそうだっただけかもしれません。

モノにもよるみたいですが、基本的に私にとってシート綿は、ゴミの混入が多めという印象です。

ウチの綿にはできるだけ枯れ葉などを混ぜないようにしているから、余計にそう感じるのかもしれません(汗)

左は多め・右は少なめ

ただ、あきらかに綿ではない、麻のような植物繊維が混ざっていたこともありました。目視でわかったので取り除きながら紡ぎましたが…。作業前に機械の掃除をされても、多少は残ってしまうのかもしれません。

紡いだ糸を染色される場合などは、他素材が混ざっているとムラになる可能性がありますね。

ハンドカーダーだと原綿の状態で重さを測ってカードがけができるので、篠の重さを揃えることはカンタンにできます。

シート綿だと、見当をつけつつ分けるけど…同じ重さにするのはちょっと難しいです(汗)

また、一つのタネから通常の繊維と短い繊維がとれるのですが、そのより短い方の繊維は、機械製綿の方が落ちやすいのではないかと推測します。

ハンドカーダーで梳くより、機械の方が基本的により細かく丁寧にできるのではないかと…。

まあどちらもやり方にもよるでしょうけど。

綿繰り器といえば、綿のタネ採りが楽になる、早くできる、キレイに繊維とタネに分けられるというとっても便利な道具です。 でも、この「キレイにとれ...

篠綿の巻き方について

シート綿を丸めて篠綿状に巻かず、適当な大きさにちぎって塊のまま紡いでいっても問題はありません。ちぎり方については最初の動画を参考にしても、逆方向にしても。色々試してお好きな方法を探してみましょう。

ただ、巻く場合、その巻き方によって、糸の性質に違いができることはあると私は考えています。

詳細ご興味ある方には、ちょっとマニアックな小冊子『しの綿づくり』にヒントになるようなことが書いてありますので、よろしければどうぞ!

  • 小冊子『しの綿づくり』

STORES  紙版 PDF
Creema

  • しの綿づくり研究セット

STORES
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地機布15の経緯糸紡ぎ計画

地機布15は細い糸で薄い布になる予定。

少しずつ糸を紡ぎためているのですが、そろそろ、ある程度正確な必要糸量を計算しようかなと。

以前、細い糸で薄い布を織った時の記録を確認しました。

地機布15用の糸の一部
地機布15の糸量計算の参考に、地機布7のハギレと織り記録を引っ張り出して確認【日々の作業・再生リスト20211005】
地機布7のハギレ

計画はもう5年以上前、いくつかブログ記事も少し残っていました。タグ「地機布7」。

この時の経糸は30番手前後のものがメイン。24本/1cmでした。

5年以上前のモノなので、まだあまり記録がちゃんと残ってないのですが…。

裏地に使ったりなんだりして残ったハギレは、それなりにしっかりした生地。

このハギレの経糸本数をもう一度確認してみました。

28~29本/1cm

織り上がって、何度か湯通し(この頃はまだ酵素による糊落としをしてなかった)して、目が詰まってこれくらい縮んだということになるかと。

地機布7の1cm
地機布15の経糸にする予定の糸

地機布15用には40番手前後を目指して紡いでいるので、地機布7より経糸本数を多くしてもいいかと思ったのですが…7のハギレを見ると、もう少し粗目でもよいかなという気がしています。

でも粗ければ縮率も大きくなると考えると、やっぱりそれなりの密度がある方がよいような、と悩み中。

ひとまず前回と同じ経糸本数で、長さと幅をかけて計算すると…まだまだ全っ然紡ぎ足りない(汗)

1cmの経糸本数が決まったら、それに合わせた竹筬の組み直しをしたいと思っていてたけど、そんなこと考えるのは経糸がもう少したまってからにした方がよさそう。。


紡ぎたい糸に合わせた篠綿の作り方研究セット

タイトルの内容について、ある程度をまとめたものは、小冊子『しの綿づくり』として販売していますので、ご興味のある方はどうぞそちらをご覧ください。

今回は、これに関連して「手紡ぎ糸と篠綿の研究セット」を作ってみました。

綿の収穫から篠綿作り(ジンキ巻き)までという、チョー猫の額的な小冊子を作ってみました。 一応経験者向けに書いたので、かなりマニアックな内容(...

販売のいきさつとねらい

先日、対面での講習申し込みをいただいたのですが(念の為、しばらくお休みさせていただいています)、その時に改めて、やっぱり糸や篠を触って感じて欲しいなぁと強く感じました。

当然ですが、動画や画像では伝わらないことがどうしてもあります…。

このセットは『しの綿づくり』に書いた一部の内容について、ご自身で検証・理解していただく手助けになるようにと考えて作りました。

特に、以下の様な方にお試しいただけると、よりお役に立てるのではないかと予想しています。

  • 『しの綿づくり』を読んだけど、いまいちピンとこなかった方
  • 糸の撚り加減に悩まれてる方
  • 軽くて柔らかい糸を紡ぎたい方
  • 細くて丈夫な糸を紡ぎたい方
  • 最初に教わった方法を踏襲し続けている方

紡ぎ方、篠の作り方から変えることで、紡げる糸がどのように変わるか、ご自身でいろいろお試しいただけたらいいなと思います。

研究セットの内容

  • 篠綿1g ×4本
  • 解説メモ
  • 糸サンプル少量×4

篠綿は、機械製綿のシート綿を巻いています。シート綿は数年前にわたやさんから購入した和綿です。

このシート綿を、私が少し手を加えて研究用の篠綿としています。以前、「綿つむぎの会」の初心者さんに紡ぎ比べ用に差し上げていた篠綿を少し変更したもの。

解説メモは、同封の篠綿の解説と、このセットでの紡ぎ比較、考え方のヒントになることを簡単に書いたものです。

答えや正解があるわけではないので、実際に、ご自身で紡いでみて、試して感じて考えて、ご自身でいろいろ気づきを得る助けにしていただければと思っています。

  • 小冊子『しの綿づくり』

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  • しの綿づくり研究セット

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そして気づいたこと、新発見や反対意見などありましたら、ぜひぜひ、どこかでお聞かせいただければ嬉しいです!

糸紡ぎは人それぞれ、様々な楽しみ方があると思います。

こんな感じで、まあ、かなりマニアックな点では、『しの綿づくり』の上をいくこのセットを楽しんでいただける方も、きっとどこかにいらっしゃるのではないかと…(汗)。

どこまで需要があるか不明ですが、不安と期待を抱きつつのお試し販売です。

篠はシート綿を使うのでさほど手間はかからないけど、糸サンプルにはそれなりにこれまでの経験と技術を込めていますので、手応えなどを考慮し、今後、内容物や価格などの見直しを随時予定しています。

ご興味のある方はお早めにどうぞ!

【追記2021/9/21】この研究セットの篠を紡ぐ道具は、スピンドルかチャルカ、和式の糸車がおススメです。足踏み式紡ぎ車や電動紡ぎ機では、篠から繊維を引き出すのに合わせたスピード調整が難しいと思われます。道具による撚り加減の違いについては、以下、以前の記事が参考になるかもしれません。

綿の糸紡ぎは2008年にスピンドルで習って、半年後ぐらいにチャルカを購入、回しすぎで肩が痛むようになり(汗)、足踏み式の紡ぎ車を購入したのが...


和綿 大島

2020年収穫2021年撮影

タネの出所

確か4~5年前のイベントで、綿の糸紡ぎを実演されていた方からいただきました。

が、同時期に友人からも同じ「大島」のタネを貰っていて、しばらくどちらもベランダで栽培、特に違う特徴もなかったので、いつの間にかごっちゃに、一緒になってしまいました。

どちらも大島であることには変わりないのですが、それまでの栽培方法等は違ったかもしれません。まあそれもウチのベランダで2~3年、畑でも同じくらい栽培しているので、現在はその影響はほぼないと思います。

大島和綿の繊維

実の大きさ、繊維の量、質などは個体差がありますが、他の和綿とほとんど変わりありません。

繊維の長さはやはり測るのが難しく、正確ではないのですが、長いところで約20mm強ありました。

これは私の主観でしかないのですが、若干、シソ綿や松江の綿にくべて、繊維が柔らかい・コシが強くない感じがします。

(画像の実はたまたま繊維量が少し少なめ。後程、標準的なものに差し替えます)

2020年収穫2021年撮影

大島和綿の成長の様子

双葉や本葉の形は他の和綿と同じ。違うのは色。

(左)和綿大島 (右)和綿茶

赤の色素が、他の和綿に比べて少ないので、ウチで栽培している綿のなかでは、ある程度判別できます。

他には、花も実のなりかたも同じ。この点だけを見ていると見分けがつきません。

夏の間は葉も茎も緑で、秋になってくると他の綿と同じように紅葉するので、それこそ判別できなくなります。

和綿の草姿の色の違いについては、別の記事を書いています。

大島は、これも主観ですが、シソ綿と逆に適応力が低いように感じます。

シソ綿は寒暖や雨の多少に関わらず、毎年そこそこ成長して収穫もできるのですが、大島は結構その年の環境や気候に左右されやすいような。

緑色の木と赤みがかった木 2012年8月1日の紫蘇(シソ)綿の画像。 この畝は全て紫蘇綿なのだけど、手前は赤みがかった木、その奥は赤みのない...

たいてい、収穫後期に増えることの多い成長不良の実が、収穫前期から多かった年もありました。

もしかすると、栄養や水分を取り込む力が、シソ綿より弱いのかもしれません。

ネットで大島を栽培している方の様子をみると、黒マルチや施肥を行っているらしき畑では普通に育っているようなので。

この畑+私の栽培方法では合わないのかもしれないと思いつつ、もうしばらく育てて観察していきたいと思います。

わたいとやが栽培しているその他の綿については以下の記事をどうぞ

2021年現在、わたいとやが栽培している綿の一覧です。 画像は収穫した実のなかで、大きめで充実した感じの実を選んだもの。収穫...

アロエベラ汁と太陽による染色実験

ベランダに垂れたアロエベラの汁が、数日後、濃いえんじ色になっていたのを見て、柿渋を連想しました。

柿渋は火を使わず綿を染められる数少ない染料。日光である程度色が濃くなります。

ただ、製造の発酵過程は私にはちょっと無理なので、時々購入していました。

アロエベラと日光だけで染めるちょっとした実験記録  火を使わない染色 ※糸染めではありません。紙を染めています
短いけど動画にもまとめました

が、近年私が使うのは木材や紙にほんの少し、しかも経年で固まってきてしまう点など、微妙なところではありました。

丁度、春に柿渋染液を使い切ってしまったこともあり、ベランダで邪魔になってきてるアロエベラが柿渋の代用になったらよいなーということで実験してみたわけです。

画像だと判りにくいですが、まとめると…

実験に登場する液は3種類。

  1. カット直後の汁
  2. カット翌日の汁
  3. 2に塩+水を足して3日後の汁

で、とりあえず言えることは、以下の比較から、日光によって色が濃くなのはたしか、かと思われます。

上は対比の為の無染色の厚紙円盤
  • 左端/カット翌日液を塗り+日光→3日後日光
  • 中央/ カット翌日液を塗り+日光

裏面はさほど色が違わないように見えるのは、裏返す時間がバラバラだったせい?

いい加減な実験でスイマセン(汗) 濃度による違いについても、これだといまいちよく判らないんですよねー。つまり濃度より日照時間が大事なのか?? その実験にはもっと時間が必要です…。

上の画像の裏面

最近私が柿渋を塗るのは、木材や紙がメイン。湿気防止や汚れのごまかしなどに使っていました。昔は糸も染めたこともあるけど、やっぱり少し糸が固くなるので、最近はやってませんでしたが。

水を混ぜて薄まった液の方でも、日光を当てるとそれなりに染まってるのを見ると…糸も少しだけ染めてみようかな? 

動画の最後にちらっと書いた、アロエベラの媒染材としての利用についての英語の記事はこちら。私は「DeepL翻訳」の助けを借りて読みました。実際の詳しい使用方法までは書かれていないようですが…


地機布14 織り上がり

やっと(汗)。経糸10cm弱を残して終えました。

織り始め側では、結びや調整の為に30~40cm使われたので、やはり50cmは経糸に余裕が必要、というか、無駄になってしまうというか…

冬の家服にする分が織り終わっても、まだ少し経糸が残っていたので、手持ちの余っていた太めの紡ぎ糸を使って、バラバラに細かい布を織ることに。

生葉染めした綿と和綿の白をまだらに混ぜて紡いだ糸を緯糸にした布は、何となく私っぽくない感じ(汗)。

あまり使い道が考えられない…きっと何度も洗濯すると色落ちするし…

糊落としに茹でた際にも、色が落ちる心配があったけど、それは大丈夫で一安心。

経糸も緯糸も太目だったので、予想より縮んでしまったけど、着る服は作れるはず。

柔らかく紡いできつすぎず織れたので、着心地も良いはず!

「地機布14」の最初の記事は約2年前(汗)。当初は、細い糸で薄い布を織る予定が、いつの間にやら太めの糸で冬の自宅服作りへと変更し、コロナのごたごたもあって1年半以上かかって織り終り。

服にはこれから仕立てる。まあ、今年の冬には着られるかな。

次こそ、地機布15は、細い糸で薄い布のはずなので、すきま時間に細い糸を紡ぎ中。

細さを以前のものと揃えようと思いつつ、やはり経糸はもう少し切れない太さにしたいと悩みながら。

地機布14 についてはタグ付けしているので、よろしければご覧ください。


摘芯の有無比較の一例

摘芯についての私の考えは以前の記事と変わらず、必ずしも一概に、摘芯した方が収穫量が増すとは言えないと思っています。

将来的に、それなりの標本数と安定した環境で実験・観察できる日がきたらいいなーと考えていたのですが、今年、たまたまちょろっと比較できる機会ができました。

画像は実家畑で立派に育っている和綿。中央にみえるのが、先月末に摘芯した跡です。 摘芯すると収穫量が増えるといわれてますが… 本当のところは...

残念ながら1本ずつなので、有意な観察結果とはいえない、全くアテにならないともいえるのですが…とりあえず、観察記録を残しておきます。

7/29撮影 左/摘芯された赤茶 右/摘芯していない赤茶

実際には、私が摘芯したものではなく、虫喰いか何かの原因で頂芽が無くなり、側枝が伸びた結果です。

頂芽が欠かれた時期は6月中旬~下旬のようで、7月初めには、目立って横に広がってきていました。

高さは30cm弱だったのではないかと。

摘芯される前からある色の濃い葉がとても立派で大きいので、この個体は元々力のある強い個体だったのだと思います。

7/10 脇芽が育ち始め、蕾も発見

最初の大きい画像の、並んだ2本の右側も強い個体だったようで、ちょうどこの2本が隣り合っていて比較しやすいかと思ったわけです(間にもう1本あるのですが、こちらはまだ小さめ)。

こんなふうに定点観察に使うつもりで撮影していなかったので、あちこちの方向から撮影していて判りにくくてスイマセン。

中央、幹から出ている楕円・卵型の葉の向きを基準に比較すると少し判りやすいかも。

7/15 伸びた脇芽の先に更に蕾をつける

双葉の後、カエデ葉の前に現れる葉と同じ、この形の葉が、摘芯された後に現れたという現象にも何か理由がありそうです。

開花もウチの畑にしては、早かった。

たいてい和綿が先に咲くのですが、今年はこの木が一番だったのではないかな。

ちなみに播種は4/22もしくは4/28。

今年は暖かい春で、3月末にも播種に挑戦したくらいでしたから、この赤茶の播種は特に早くもないかと思います。

7/22 2~4日前に開花していた模様
7/29撮影 摘芯から約ひと月と思われる
  • 幹から伸びる枝と枝の間が狭め
  • 枝に着く実(花)と実の間が広め(綿は各実の付け根に1枚の葉がつく。上から見ると、葉が重ならないように広がっている)
  • 横に大きくなるので、株間は広く必要
  • 開花も結実も早い
  • 枝には3つ以上の実がつく
7/29撮影 摘芯無し
  • 幹から伸びる枝と枝の間は上に行くほど広くなる
  • 枝に着く実と実の間は広くない
  • 枝の長さは下の方が長く、上に行くほど短い(円錐状に育ち、上から見ると、葉が重ならないように幹を中心として0時→5時→10時→3時のようにずれながら螺旋状に昇る)
  • 下の枝の方が実が多い
  • これより高くなるようだと支柱が必要になるかも(この日撮影後摘芯した)

以上は、今現在のそれぞれの様子をテキトーに記したものです。今後はもっと枝は乱れてくるでしょうし、実の数も変動するかと思います。実の数は増えても小さいモノばかりになるかもしれません。

まあ、昔の綿栽培に関する農業書(『綿圃要務』)などにも、摘芯はすると書いてあるようなので、傾向としては確かに増えて見えたのでしょうね(データが無いので何とも…)。

ちなみにこちらのリンク先にも摘芯について書かれた興味深い文献の引用がありました。

結局、その木の力の差(個体差)・摘芯のタイミング・栽培地の環境・土の力の差・栽培方法によっても違ってくるので、一概に「摘芯は実の数を増やす」とは断言できないなぁという考えは変わらずです。

今回の記事も一例であり、ケースバイケースということで。

私の栽培方法だとさほど大きくならないし、実を沢山収穫することが第一目的でもないし…摘芯はねぇ…正直メンドクサイのであまり積極的にやりたくないし、考えたくない(汗)

今回の様に勝手に虫などが摘芯しくれて、弱らずによく育ってくれるなら嬉しいけど。

いつもながら私には「のように見える」とか「気がする」としか言えないことが多いので、栽培されている方はどうぞご自身でお確かめください!