綿とカメムシ~形成不全の原因の一つかも?

こういう開き方の実を以前は「未熟な綿」と言ってたこともあるけど、未熟は未熟だけどなんとなく違う?ような気もして。

動画タイトルには「形成不全」と入れてみた。(「生育不全」のほうがよかった?)

【自然農・綿栽培2024】綿とカメムシ 形成不全でキレイにふわふわにならない綿

動画は埼玉南部の綿畑の話だけど、自宅近くの実験用の小さな畑でも10数本栽培している。

こちらは、キチンとふわふわした実が多く、ハマキムシ等はいるものの、形成不全の実は少ない。

9/18撮影 昨年人口交配したうちの1種

実の房の一部が不全なものはいつも通り有るけど、綿畑の方みたいに、一つの実、一つの木まるまるほぼ形成不全になってたりはしない。

ただ、この不完全?部分も、必ずしもカメムシ由来とも言えず、何か他の虫だったり、植物個体の栄養事情などが原因かもしれないけど。

これらを除いた繊維は充分使える

ちなみに実家の茨城でも十数本栽培してくれてて、そちらは特におかしな実が多くもなく、順調とのこと。

ウチの綿畑はもうあまり期待できないので、今年のタネや実綿の販売はムリかと思いますm(_ _)m

まだまるまる膨らんでるけど…

綿の収穫期における雨の影響

実が開き始めた綿畑で長雨に見舞われると、発芽しちゃったり染まっちゃったりしますよーという動画です。

いつも通り、自分のこれまでの経験を元にまとめました。

【自然農・綿栽培2024】綿の実の開絮後・収穫期に大雨・長雨に見舞われるとどうなるかをご紹介/音声有(消音でもOK・字幕内容はほぼ同じです)

上向きに開く綿(洋綿)

  • 直接雨を受けやすい
  • タネが発芽する可能性あり
  • 繊維が固まることがある

繊維が固まったようになるのは雨の影響とも限らないかなと思います。和綿でも見かけるし、未熟な綿も似たような状態になることがあるので…

Cotton after heavy typhoon rains & almost 3days-no sunshine 20230909 台風で日照ほぼ無し大雨の後 #naturalfarming
黄色くなって落ちるのも雨の影響かも

下向きに開く綿(和綿)

  • 苞や殻が傘の役割を果たし、少しの雨なら影響を受けにくい
  • 苞や殻の色が落ちて綿が染まることがある
  • 放置しすぎると殻から落ちて地面で発芽する
Opening 5 & upward of Japanese(Asian)cotton Kawachi 20221023 和綿・河内の上向き&5室に開く綿の実
上向きの和綿も結構アリ

上向き・下向きと言っていますが、絶対ともいえません。上向きの和綿も見かけるし、下向きの洋綿も見かけます。

和綿と洋綿の違いについてはこちらの記事をどうぞ。

 Contents ヒト都合の使い分け&参考図書植物学上の違いわかりやすい見た目の特徴実の付き方・形状花葉・草姿・草勢などタネの大...

栽培中の綿を毎日確認できないなら天気予報をチェック

私は普段から週一くらいしか畑に行けません。

なので、予報をチェックしてできるだけ雨の前、特に大雨だったり雨が何日か続くような場合は、その前に畑に行くよう調整しています。

早めの摘芯で横に広がった木を真上から

綿の実は裂け始めてから晴天3日くらいでほぼ全開すると考えて、次に畑に来る予定の日までに雨の予報があれば、半開未満でも殻ごと収穫してベランダ乾燥することも。

でも少しの雨なら大して影響は無いので、雨に濡れた綿もまた観察の対象としてもお楽しみいただけるかと思います^^

網干メロンも台風前に収穫~カンタン美味

ちなみに開花期の長雨もあまりよくないかも。

自家受粉とはいえ、あまり大雨に当たり過ぎたりするとうまく受粉できない可能性が少し高まってしまうのではないかと思いますが、どうなんでしょうね。

胡瓜のタネ採種


7月~8月上旬開絮直前の綿畑

主に綿の花に焦点を当てた動画です。

7月からまた地温と気温を記録し始めたので、それを話題にすればよかったかなと思いつつ…それはまたの機会に。

【自然農・綿栽培2024】2024年7~8月上旬の畑の様子 この時期の綿の花の美しさ・特徴等をご紹介/Natural Cotton Garden/English subtitles available

動画の中でも「そろそろ開絮なので次回は…」ととお話しているのですが、多分、まさに上の動画を投稿した頃に開絮がはじまったのではないかと思われます。

今年もハベスタ・アプリで調べたところ、7/2開花の和綿は、積算温度1,200℃の場合、8/12が開絮予想日でした。

その他栽培や作品の記録は以下のブログ・チャンネルをどうぞ!明らかに間違った方法・内容などがありましたら、コメント欄から他の視聴者にも情報を共有していただければ幸いです。他のもっとよい方法・改善案なども、ご存...

畑に行けたのが8/15。その日、既にしっかり実は開いて、ふわふわな状態で発見。

更には殻が全体的に乾いていたことなどから、2~3日前にはもう実が開き始めていたと思われます。

【綿栽培2024/自然農】702開花814開絮の和綿茶 第一花を摘んでいない木なのでこれが第一花(果)かも

洋綿の方もたぶん開き始めてる頃。ヒトにとっては、こまめに畑に行くのも疲れる暑さだけど、綿にとってはこれくらいが丁度いいのかもしれない。

やはり年々暑くなりそうだし、そろそろ潮時かなとも。もう少し畑が近ければねぇ…


2024年6月の綿畑の様子

6月の作業は移植と摘芯と草管理。

といっても、これまでも記事や動画で記録してきたことをやっているだけ。

なので今回の動画では、前半で過去の摘芯その後をまとめ、後半は花特集💦

【自然農・綿栽培2024】2024年6月の作業・畑の様子 摘芯&綿畑の花

畑で栽培している・残している花は主に…

  • 勝手に生えてくる
  • 背が低めか這性
  • 細めの草姿なら背が高くてもOK

あとはやはり自分のその時の好み!花があると和めるし、周りの人も同じだと思う…


一方で綿の花、今年初開花は7/2和綿の茶。

【綿栽培2024/自然農】7/2 和綿の茶の開花 まだ30cm程度の木 花も小さい

昨年と一昨年と比べると約10日早い。

で、毎年のことだけど、木がまだ小さいうちの蕾は小さめで、この先なる実も当然小さかったり、開いた房が歪だったりする。

実を形成するにはまだ栄養不足なうちについた蕾なのかなと。

Opening Asian Cotton boll. The first boll is often incomplete 20220829 河内木綿の開絮 第一果は不完全な実になる傾向あり
2022/8/29 河内和綿の第一果

開花が盛んになる頃にも蕾や花、実が落ちることがあって、綿の木自身による生理落果もあるのかと思っていたけど、ならばそれより前に人口摘果をしてみようかと。

最初につく実は小さいことに加え、木が育つにつれ陰になり、日も当たりにくい。

高さ・葉の数も同等に見える2本を選んで比較

それらの実を先に落としておいたら、その分、後の生理落果は減るかも??と。

基本的にあまり手をかけたくないのだけど💦 数年前からいつか一度試してみようと思っていたことだし。

今年はうちの畑にしては全体的に生育が少し早いので、試して観察してみようと思う。

7/2 白花緑 摘芯後・脇芽登場・蕾も続々

〇 7月中旬までは蕾の生成よりも木の成長に勤しんでもらう木を選抜し、蕾を落とす。

〇できるだけ人口摘果の有無を比較できる木があるものを選ぶ。

…でももうかなり蕾がチラホラしてきたので、間に合えば、ね💦


動画内で紹介した、摘芯有無比較、その後の実を数えた追記のある記事は左記(下記)。

動画内で紹介できなかった移植についてもその下の記事からどうぞ!

摘芯についての私の考えは以前の記事と変わらず、必ずしも一概に、摘芯した方が収穫量が増すとは言えないと思っています。 ...
先日投稿した動画では少し判りにくかったかなと思ったので、新たに画像だけ撮影しました。 先週畑に行った際にまた少し移植をして、その時に。 動...

2024年綿の播種はじめ・4~5月の綿畑の様子

今年は少し早めの4/11に一部播種を開始。

綿の種播きは大体5/10前後と言われることが多いから、暦では丸ひと月早い。

でも4月の高温予想、タネも余裕があったので、多少ダメになってもいいかなと考え。

【自然農・綿栽培2024】2024年4月~5月の作業・畑の様子(虫注意)。地温と気温予報から播種時期を決め、播種。発芽確認したら草整理など&沖縄ソラマメ収穫のタイミングを調べる(声無し)

予報通り高温の日が多かったようで、かなりの芽が残り、播種2回目以降や欠株の追い播きも、いつもの年よりのんびりできたような慌ただしかったような。

今現在(5月末)、もうカエデ葉が出ているモノもあって、これまでの年からすると、半月~ひと月くらい先の姿。

5/30 これ以上大きくなると移植が難しくなる

ただ、これ以上大きくなってしまうと移植ができないので、今度は移植で慌ただしくなるかも💦。

4月の高温のおかげで播種期間が長く、ひと月ぐらい差が出来た株もあり。

この成長差は縮まるか、広がるか?も、忘れず観察したい。

5/30 中央4/11播種 左右は2回目以降&追い播き

ラグラスも自然生えが少しずつ見られるようになった。穂が開く前のふわふわの肌触りがたまらない。

春はベランダのフリージアにはじまり、今は畑の矢車草がさかり。この後、少しすると桔梗が咲き始める。

乾燥中のラグラス

3月はほとんどダメだったご近所畑でも、遅ればせながら収穫物が渋滞中。

4月はホウレンソウ、その後はカブ、そして今はレタス・水菜。

野菜、高いからありがたいけど…やっぱり飽きる💦。

カブの収穫期はけっこう長い…

ライ麦の色づきも少し早いような気もするけど、雨も多いので、傷みも早いかと思いきや、それほどでもない。

キレイそうなワラを収穫して持ち帰り、半乾きの時に皮をむいてカットして完全に乾燥させる。

雨が多いと乾きも時間がかかる

結構ここまで手間かかる。でも、もう今更、こんなキレイなモノをそのまま畑に還すのもモッタイナイような気がして販売を継続中。

この時期だけの色つやは1~2ヶ月経過すると無くなってしまう。

その後も普通にキレイなストローではあるんだけど、この変化の様子も楽しみたい方はお早めにどうぞ!