昨年から、緑綿に白が混ざり込むようになりました。それまでの三年間は、実の外側の緑が薄く、キナリのようになっても、ここまでハッキリ白はありませんでした。
昨年収穫した白混じりの種を今年、緑とは別に数株栽培してみたら、白混じりと緑の両方がなりました。不安定なんですね。右が緑。うち右二つの房が実の内側、左二つの房が外側です。同じく、左が白混じり、真ん中が白混ざりでも緑のトーン違い。左右の緑色と比べ、黄色身の少ない、明るくない緑です。白混じりは綿の繊維の量と質も若干違うような気がします。緑よりコシが少し強く、繊維の量も多いよう。
同じ畑で育てている洋綿は茶綿だけ(和綿と洋綿は染色体の違いから交雑しないと言われています)。今年は白いタナ綿もあったけど、白混じりの出現は昨年からなので、影響があったとしたら茶綿、それとも緑綿自身の先祖がえりか何かか…。
一応、翌年用の種も、配布用の種も、全体が緑の実から採種してはいます。緑の種からの白混じりの出現は、昨年も今年もほんの数個でしたが、白混じりからの白混じりは半分以上はあったと思います。正確な数などはわかりませんが、、。とにかく、緑の綿が欲しいかたは、しっかり緑の実を選んで採種しておきましょう~。