竹筬の組み直し

先日あらたに骨董市で購入した竹筬。

二つとも21~22羽/1cm。竹の羽自体が薄めのものかと思います。

ざっと温水で洗って、乾かしてから、一つだけ糸を解いて、丁寧に、羽を割らないように外し、一枚ずつ椿油をしみ込ませた布で拭きました。

ホントは順番を崩さないほうがよかったみたい。

まあやってしまったものは仕方ない。

割れてたり、糸の跡が強く残っているものなどを外しても、800枚以上。

拭くのだけでも一苦労だけど、まだまだ大変なのはこれから。

筬羽は同じに見えても、元々か経年か使用上の摩擦かで、ほんの少しずつ幅や長さが違うようで。

幅が違うと、少し強めに押し込んだだけで簡単に割れてしまいます(だから元々の順番を崩さない方がよかったみたい)。

ゆる過ぎても外れやすくなってしまうかと思い、丁度良さそうな羽を選びながら、置いて、たこ糸を巻いて、木に記した目盛りと合わせながら軽く押し込んでを繰り返しました。
以前目盛りナシでやった時は、かなりばらつきがありましたが、今回はまあ平均的。

でも2、3枚傾いてる(汗)。

巾60cm弱、7~8羽/1cm。

55cm巾ぐらいまでは使えそうですが、うちの地機もがんばってもせいぜい50cmぐらいしか織れそうにないので、もっと狭くしてもよかったかも…。次回は。

筬がまちのような、織り中に保護できるようなもの、大げさでなくて、重くなくて、取り外しの楽なものを作ろうかと思案中。

以前の記事で紹介した本も参考にさせて頂きました。

結局かなり自己流なやり方になってしまったけど(汗)