地機で織る布の11番目は、濃い色の、暗めの色の布にします。
今回使えそうな糸を探してみると。数年前に紡いで、織る予定で糊付けまでしたのに、放置されていた糸。ワンピースの布の時に残った糸。似たトーンで紡いで残っていた糸などを発掘。
その他に必要な糸の量を計算してみました。
織り計画書とでもいうのでしょうか、一枚目の画像のような記録を残しています。
以前綿工房さんのWSの時に見せていただいたものや、ネット検索で見つけたものを参考に、自分用に変更を加えてきました。
糸の必要量の大体の見当がついたら、在庫の綿の中から、どれがどのくらいの量使えるかをざっと計算します。
今回は混ぜる分量を変えて、どのくらいの色にするか試すために、まずは少量ずつ紡いでみます。
使用した綿は、緑と茶。元からある糸は緑多めで紡いだ糸なのですが、今現在は緑より茶のほうが在庫が多いので、茶を多めにしてどこまで似た色に近づけるか。
茶は洋綿と和綿でも色が違うので、それも比較。
少量ずつなのでチャルカで紡ぎました。
画像の白い紙は混ぜた割合を書いてあります。篠の状態でも糸にしても、見た目だけでは、判別が結構難しいので。
鍋に入れて撚り止めする時にもどれがどれだか判るように、錘のワラの長さをかえたり、最後の巻き方をかえたりしています。
撚り止めが終わったら綛上げして、乾いた糸を元々ある糸たちと並べてみます。
うちの洋綿の茶は和綿の茶に比べて少し赤みが強いので、やっぱり緑の割合が多いほうが合いそう。
和綿の茶だとちょっと全体のトーンが明るくなる。緑は減らせない感じ。
購入した材料でモノヅクリをする場合とは、少し違う流れかもしれません。
普通は、作りたい物が先にあって、それに合わせて材料を調達、作成するのだと思います。
それに、色は染めてしまえばこういう悩みを持つことも少なくなるのかも。
残り物や値引き品や畑でとれたものだけで料理するほうな私は、元々貧乏性で(汗)、良く言えば、あるものを生かす、こういうやり方のほうが、性にあっているのかも。楽しいし、面白いのです。