綿好きなら知らない人はいないと思う鴨川和綿農園さん。以前発行されていた冊子『わたわたコットン』の創刊からの4冊は、私が畑をはじめた10年近く前に知人から譲り受け、当時一通り読んでいました。そしてつい先月の綿つむぎの会の際、参加者さんが『わわたネット21』の創刊号を貸してくれたのです。
和綿の地方品種30以上について、栽培した経過、品種の特徴などが書いてありました。茎や花の色、実のつき方、繊維の長さ、太さ等々。もちろん、その年の、その栽培環境でのデータであるのでしょうが、それでも私の疑問だったこと、推測していたことに関しての情報が沢山載っていて、読んだときは本当に興奮しました。そして、これだけのデータを集め、まとめるのがどれだけ大変だったことかと…。
改めて『わたわたコットン』も読み直してみると、和綿の地方品種特性について簡易版の表も載っていました。でもまだその頃の私にはピンと来なかったのでしょう。昨年大島を栽培して、松江の綿(たぶん伯州綿)との本当に明らかな違いに気づくこともでき、ようやく私の準備(?)が整ったということなのかもしれません。
そうして、まだまだ知らないことが沢山あるなあ、もっと綿のことが知りたいなぁと思ったのでした。