綿の価値

私の通販サイトの綿やタネの価格が、他のサイトと比較して高めなことについて。

私は「綿」には価値があると思ってる。海外で作られた木綿の服が安価に手に入り、簡単に捨てられる今の世の中、苦労してタネから育て、紡ぎを練習して、織るなり編むなりして、ああ、やっと木綿の布ができた!と、そう感じること。その経験にはとても価値がある、綿という植物にはそのもの自体の他にも様々な価値があると考えています。

木綿の服がどのように作られているか、どれだけ手間がかかっているか知って貰いたい。だから私は無料で配るのではなく、それなりの価値ある物として販売することを選びました。

タダで配布することを批判したいわけではありません。自分もタネを無料で配布していた時期がありますし、今もそれなりの理由があればあげることもあります。

栽培継続年数がまだ短かった頃は、無料で配布していました。栽培を継続していくなかで、栽培方法の工夫や選別を続け、付加価値と考えられるものを足し、有料の価値あるものと自負できるようになってきました。

私が販売を始めようした当時、といっても数年前ですが、相場を知るために検索しても、綿や綿のタネの値段はよく判りませんでした。日本の市場は市場ともいえない程度。そんな小さなマーケットでは、私のつけた価格ですら、後々の相場に影響を与えてしまうかもしれないと思い、よく考えて価格を設定したつもりです。

私のタネや綿の価格は高めに感じられる方も多いと思います。それでも、経費や畑やその他の労賃を合わせるとほとんど賄えていません。でもこれ以上高くするのは今の自分の感覚では難しい。売買のどちらの立場からみても何とか納得できる、バランスの取れるところを常に再考し続けていくしかないと思います。

これは作品についても同じ。ただ、今現在は手紡ぎ手織りの作品が私の感覚からは安すぎる値段がつけられていることが多いようなので、私はあまり販売用は作りません。

この先、時代が流れて綿や綿を紡ぐことが日本でもっとメジャーになるようなことがあれば、また違う考えになっていくかもしれませんが、どうなっても、値段に負けないように、綿の価値を、作るものの質を落とさないように努力するということだけは続けていくつもりです。

私と同じように綿自体やその手作業を価値のあるものだと考えて購入・参加・販売される方が増えてくれると嬉しいです。リピーターのお客様には本当に感謝の一言。いつも、ありがとうございます。

今現在の私の販売価格に関する考えでした。長々お読みいただきありがとうございました。

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