地機布13 近目からと遠目から

近い距離から撮影した1枚目、経糸緯糸とも太い細いがあるし、隙間もあったりなかったり、色の違いももちろんあって、うん、まあ、いつも通りの布かな。遠目に見ると(2枚目)複雑な色合い。

緯糸は前の記事のとおりの方法で特に問題なく織り進んでいる。といっても地機は高機のようにガンガンは織れないので、まだやっと1m。緯糸も都度紡ぎながら。
地機と高機はマニュアル車とオートマ車くらい違うと思う。高機みたいに早くは織れないし、気をつける点は多いし、まだ毎回慣れるまで難しいけど、やっぱり地機のほうが好きかな。車はもうオートマしか運転できないけど。

三代もたせる着物や帯を作りたいとも賞を貰いたいとも思わないし。丈夫さも考えつつ、手紡ぎ手織りの柔らかさを生かせるよう、なにより自分で着心地がよいと感じられる布を目指して。