綿の種まきと、綿の木の利用法の話

綿の種まきを済ませてきました。早朝の土はヒンヤリしていたけど、昼間暖かい日が数日続けば、地温もだいぶ上がるのではないかと思います。

わたしの綿の種の播き方

詳細は栽培方法のカテゴリーにも書いてあるのですが、タネを播いたあと、土を被せてグッと押さえます。私は事前にタネを水に浸さないので、土とシッカリ密着させて、水分を吸いやすくするためです。

その部分が溝になるくらい、力強く押さえ込みます。少し土を固めておけば弱い根のタネは育たない、つまり強い根のタネが継がれていくはず。

それに地下のムシも、多少は根の近くに侵入しにくいのではないかと思っています。

でもウチの畑はライ麦や雑草の根っこがたくさんあるので、ムシたちも綿の根だけを狙い撃ちはしないようです。

綿の木の利用法その1 鳥・猫よけ

その後、元々その辺りにあった枯草などをパラパラ戻して(かけすぎるとなかなか地温が上がらないので注意)、昨年栽培後、地際あたりで折って残したままの綿の木をのせておきます。

綿の木は野良猫や鳥よけです。種蒔き後や、むき出しの土がまだ多くあった頃はネコさんに掘られたっぽい土がありました。

最近は、雑草や枯れ草など邪魔なものが多すぎて、トイレとしては使えなくなっきてるようすですが、念のため。

綿の殻なんかも、トゲトゲしててけっこう痛いから小動物よけにはいいかも??

綿の木の利用法その2 豆の支柱代わり

綿の木は他にも春のエンドウ豆に絡ませる支柱としても欠かせません。

ある程度豆が成長してきたら、綿の木を追い越してしまうのですが、その頃にはライ麦もそれなりに大きくなっています。

そして少し間引きというか梳きたい部分が出てくるので、そうした部分を刈ったライ麦を、篠竹で作ってある支柱に引っ掛ける。ちょうど豆がツルをからみやすい位置にね。

だから豆は栽培位置も毎年ほぼ同じ場所。連作障害なんてあるんだかないんだか?って感じ。

綿の木の利用法その3 垣根代わり

ライ麦は2m近くになるものもあって、とても倒れやすいのです。特に穂をつけだすと重みで傾きます。

だから畑の周囲のライ麦は隣の畑や歩く人たちの邪魔にならないように、穂を出したら、開花前までに穂の下でカット。

更に大き目の綿の木で垣根を作って気休め。一応努力してるっぽく見える(汗)。

もちろん畑に残したままの綿の木の根もそのまま土に還ります。ムシや微生物の餌になったり、腐食して土の中に空洞を作ったりしながら。というわけで、私にとって綿の木は、綿の実同様、だいじな資源なのでした。