2020年の収穫高

予想通り、昨年と比較すると少ないのですが、品種によってずいぶん差がありますね。

やっぱりそれぞれの品種によって、それぞれの生育サイクルがあって、その年の気候と合うと収穫量に現れるということなんでしょう。

栽培している主な綿の収穫量(g)
あんまり参考にはならないグラフ

グラフも作ってみましたけど、昨年の緑が異常な感じですね(汗)

そもそも栽培面積が各品種で違うので、品種の比較も、年ごとの比較も、単純にはできないのですが。

ただ、2019年と2020年は品種ごとの面積はさほど変わっていません。

2019年は梅雨明が平年より少し遅くて、雨が多く、日照時間も少なかったと思ったのですが、このくらいがウチの畑の一部の品種には、合っていたのかも(収穫量的には)。

2020年の梅雨明けは、2019年より更に遅れ、日照時間も少なく、木が成長できなかったようで。

2019年の様に大きく育つ木が少なかったです。

気象庁の梅雨入り/梅雨明け/梅雨日数データ

梅雨明けの遅れ、というより日照時間不足が不作の原因という方がしっくりくるかもしれません。本当の所はわかりませんけどね。

「リーチング(leaching)」を植物や葉などの言葉と一緒にググると、結果の多くは、葉面散布肥料の販売元。 中立な情報...

成長期に雨は必要だけど、多すぎてもよくない(葉からの流亡についての記事はこちら)し、日照りばかりでも、やっぱり木が大きくなれないまま、実をつけ始めるし。

まあでも、気候はどうしようもないから、植物が気候に合わせていく、これまでもこれからも。

あまり余計なことをしてそれを邪魔しないようにしつつ、観察していこうと思います。

少なめだったので、綿繰りも早々に終わりました。それでも自分の播種用のタネは、まあまあ充分な量が確保できたので、少し販売用にもまわせると思います。品種によるのですが(汗) いましばらくお待ちくださいませ。

そんなわけで、今年もよろしくお願いいたします!

『2020年の収穫高』へのコメント

  1. 名前:てこけん 投稿日:2021/01/21(木) 01:07:25 ID:2e48e5586 返信

    お返事頂きありがとうございます。
    購入した種をまいてそれぞれの色綿が採れて、その種をまた色ごとにまいたつもりでいたら思った色と全然違ったので、経験者のお話を伺えたらと思いました。とても助かりました。

    > ただ、赤茶を播いて、完全な緑の綿ができたり
    > 逆に、緑を播いて、完全な赤茶の綿ができたことはありません。

    やっぱりそうなんですね。今回、緑綿をまいたはずの植木鉢から採れた綿が赤茶と白だったんです。茶綿ならまだ緑綿を長く放置していると茶色くなってくるのでまだ理解できたんですが、交雑したとしてもこんなはっきり色が違うとも思えなくて。植木鉢に植える前に一度ビニールポットにまいて、室内で双葉が出てから植木鉢にポットごと植えなおしていたので、名札も付けていたはずですがどこかで混ざってしまったようです。

    緑以外の赤茶、茶、白と和綿の白、茶、シソ?はつながったと思うので、緑は残っている一昨年の種で再挑戦してみます。種に近い部分の色がその綿の色と思って良かったでしょうか?

    私はわたいとや様のように糸を紡いだりはしていなくて、ひたすら育てているだけなんですが、自分も含めて「綿」という植物を見たことがない人が多く、育つ過程を見たり、できた綿を見た人が「綿ってこんな植物なんだ?!」と驚くのを見るのが楽しいです(笑)
    どうもありがとうございました。また何かありましたら質問させてください。

    • 名前:wataitoya 投稿日:2021/01/22(金) 23:01:52 ID:f7e43f196 返信

      >種に近い部分の色がその綿の色と思って良かったでしょうか?

      そうですね、基本的にはそんな感じです。
      が、これまた時々、白い綿のタネが緑っぽかったり、
      茶のタネがカーキ色だったりということもあります(汗)。
      自分が育てたいもの、同じような綿が欲しいと思う実のタネを播いていけばよいかと^^
      (それでも必ずしも同じような綿が収穫できるわけでもないのですが^^; )
      どうぞお好みの綿の子孫を繋いでいってください!

  2. 名前:てこけん 投稿日:2021/01/17(日) 00:29:17 ID:6e2804908 返信

    こんにちは。以前に種を購入させて頂いて育てている者です。去年は一昨年と違い双葉が出ても大きくならずダメになってしまうことが多く、実も割れなかったりそもそも実がつきにくかったです。緑綿は特に状態が悪く実がつきませんでした。幸い一昨年の種が残っているので今年まいてみるつもりです。
    1つお伺いしたいのですが、(例として)緑をまいたはずなのに他の色の綿の実ができたことはありますか?
    緑は緑、赤茶は赤茶、と鉢ごとに植えたはずなのに、1つの植木鉢の中で3本出たものがみんな違う色の綿になりまして。双葉でダメになり何度か慌てて種まき直しもしたので混ざった可能性は大いにあります(苦笑)

    • 名前:wataitoya 投稿日:2021/01/17(日) 11:30:21 ID:a7c9cd3be 返信

      コメント&ご購入ありがとうございました!
      たとえば緑を播いたはずなのに、
      他の色の綿ができたことがあるかとのご質問ですが、
      ひとことで言えば、あります。

      「他の色」というのが、
      どの程度の違う色のことか不明ですが、たとえば…

      緑を播いて、茶色がかったカーキ色の綿ができたことはありますし、
      中心のわずかな部分が緑なだけで、全体的に白っぽい色の綿ができたこともあります。

      赤茶を播いて、緑がかったカーキ色の綿ができたり、
      薄い茶色の綿ができたこともあります。

      ただ、赤茶を播いて、完全な緑の綿ができたり
      逆に、緑を播いて、完全な赤茶の綿ができたことはありません。

      和綿を播いて、和綿ではない綿ができたこともありませんし、
      逆に、緑や赤茶を播いて、和綿ができたこともありません。

      こんな感じでお答えになってますか??

      ちなみに私は収穫時、綿繰り時、播種時に
      かなり気をつけて選抜をしていますが、
      それでも100%ではなくて、今でも、
      1~2本は前述のような違いがでることもあります。

      市販の固定種の野菜タネなどを播いても、
      バラつきのある野菜ができます。
      固定種といっても植物ですから、
      ある程度違うモノができるのは普通のことで、
      そう常に変化することで、
      植物は環境に適応しようと多様性を発揮しているのでしょうね^^