今年は、綿畑を借り始めた2009年からの収穫量を一覧にしてみました。

表注釈
- 実綿販売可能な美品~自家用にするしかない状態の綿まで全て含む
- 「その他和綿」は大島と河内茶、「その他の綿」はタナ・トルファン・敦煌の計
- 概算年は実綿の数値ではなく、綿(繊維)の数値しか見つからなかったので×3で計算
- 各品種、栽培面積は年によって違うので、品種ごとの単純比較は不可
施肥・無施肥畝での比較
2022年はボカシ肥料や油粕・ヌカを一部の畝に少量施しましたが、あまり大きな差は見られず…。
全体的に木はそれなりに育ち実もつけたにもかかわらず、その割に収量は少なめ。
途中落果や未熟なまま開く実が多かったためです。ツルボケかなー??
ベランダ鉢綿と実験用畑との比較
不足気味なのは肥料ではなくて、もしかしたら水分かも?と考えたのは、ベランダの小さな鉢がとても調子が良かったため。
ちなみにベランダの3年目の和綿の木からは22個の実、約40gがとれました。畑の土の量と収穫量を比較すると笑える。
ちなみに実験用畑は8本の木で580g。
綿畑は台地のような所で常に乾燥気味。
思い起こせば、年にもよるけど、大体育ちの良い場所は通路側・南側が多かった。対して良くないことが多いのは中央周辺。
南通路は畝の間の通路と違い、他の畑の人も通るため、土が深いところまでがっちり固められている。そこで土壌水分がせき止められているのかと推測。
あと、2022年は6月に暑くなったり、その頃ヌカ散布したり、諸々綿の生長とのタイミングが合わなかったのかも。
2023年とこれまでとこれから
とりあえず2023年は畝を少しだけ変えて、保水力・土壌水分量を高める工夫をしてみようかと。
ただ総収量は今年ぐらいで充分かな。強いタネ作りの方が大事だし、あまり多収だと綿繰りがタイヘン(汗)
年間の収穫量一覧を見て分かる通り、収穫量は毎年毎年バラバラで、傾向も判らず💦
「こうだからこうなる」とは言いきれないけど「こうしたらこうなった」とは言える。というか、それしか言えない。結局判らないから。
年末、畑の仲介をしてくれた方に挨拶に行ってその時も話に出たけど、天気は当たり前に毎年違うし、土は場所によって違うし、ヒトによって、作物によって、タネによって、何もかも違う、同じことなどないのだから、毎年毎日実験だねと。
そしてそれを活かしていけるよう、記録は大事。と思って、水分量を測る機械を購入して早速あちこち測ってみた。
関東は例年通り、雨が降らず若干乾き気味。「こうだからこうなる」とは言いきれないけど「こうしたらこうなった」から「こうしたらこうなるかも」と言うために、記録を続ける。
はてさて2023年はどんな天気どんな栽培になるでしょう。。とりあえず世界や未来にとって良い年になることを願っています。
販売用の棉・綿・タネ
2023年の播種用タネは、無施肥畝の収穫分を使います。販売用のタネは施肥に関係なく販売予定。
無施肥のタネをご希望の方は、ご注文時の備考欄からお知らせくだされば、在庫のある限りご希望に沿うようにいたします。一応全て分別保管してありますので。
タネはできれば1月中に。実綿・綿(繊維)も追々販売予定です。
タネの販売期間中(売切又は5月頃まで)には、ちょっとしたおまけを選んでいただけるように考えています。
条件は、全作品のなかから1,000 1,500円以上(送料等除く)購入くださった方(スイマセン、訂正しました)。
それと2022年12月からネコさんと同居しています。2年前TNRしたネコさんに、事情があって同居してもらうことになりました。
まだケージ内で引きこもりがちですが、多少はネコの毛も舞う環境です。
販売用の綿には混ざらないように充分気を遣っているつもりですが、もし万が一でも入っていたら困るという方は購入はご遠慮くださいm(_ _)m
では2023年もよろしくお願いいたします!