浸水発芽試験は今回の動画で終わりです。
当然ですが、私のタネで、私のやり方で、私の地域の気候・環境でやった結果ですので、別の履歴のタネ・環境・条件では違う結果になるかも。
別の地域の、別のタネのデータがあるとまた違う傾向がみえてくるかもしれません。
ウチのタネも試験したのはこれまで数える程なので、「こうである」と言い切るにはデータが足りないかなぁと思います。
ただ、言い切ることはできないけど、傾向がある…のかな?と考えられた事柄がいくつかあったので記録しておきます。
浸水タネと無浸水タネの発芽日数の差
浸水すると播種から発芽までの日数は短縮すると予想していましたが、今回の実験ではほとんど差はありませんでした。
どちらも4/6播種で、土から芽を出したのはどちらも4/16。たしかに浸水タネの方が先でしたが、半日程度の差。
浸水タネの浸水は約2日間行っていますし、一部発根したタネもあったので、吸水はそれなりにしていたはず。。
なので、水分よりも気温の方が、発芽日数への影響は大きいのではないかと。
もちろん、土の状態にもよるのでしょうけど、今回の実験では同じ条件でした。
気温が充分でないうちに直播すると発芽までの日数がかかる、これは、これまでの経験から確か。
芽が出たとしても、気温が充分でなければ、成長は遅め。それなりの大きさになるまでの間に虫に喰われたり寒さに負けたりする可能性もありますが、生き残れれば、少し収量は増えるかもしれません。
逆に気温が高くなるまで待ってから直播すれば、発芽までの日数は短いですが、その分、大きくなるのも遅れて収量も少ない可能性が高い。
この中間の、ちょうどよいタイミングに種まきができればいいのですが💦 未来の天気は不確かですし…そして結局、どちらにしても、個別のタネの能力にも左右されるようです(旧年のタネの結果から)。
タネ殻をかぶったままの発芽
土の中では湿って柔らかくなっていたであろうタネ殻が、地上に出ると乾いてかたくなってしまうのではないか?
早く双葉を開いて根を伸ばすエネルギーを送らないと、そうして寒さや虫に耐えられる力を早くつけるためにも、地上に殻をつけて出てくるのはあまりよろしくない気がします。
無浸水より浸水したタネほうが、本当にタネ殻をつけて地上に出てきやすいのか、これはまた機会を見つけて実験してみたいと思います。
今回の紙ポットはどちらもかなり押し込んだつもりでしたが、もしかしたら差があったのかもしれません。
タネ殻つき発芽について、以前にも気になった際の記事がありました。あまり詳しく書いてないけど💦
今回の実験のふりかえり
今回の実験でも、浸水・無浸水タネを土に埋めた後に、ベランダに出した外気温10℃前後環境のモノとは別に、室温20℃前後のモノで分けておけば、気温と水分のどちらの影響が大きいかが判ったかも??
まぁでも実際これまでの畑では、早播きすると発芽日数10日~3週間だったりするけど、5月下旬の追い播きでは1週間前後で発芽するので、気温が大事なのは確かなんですけどね。
古いタネについては、発芽率が落ちるという仮定のもとで実験したのですが…、綿のタネの発芽は気温と水分も大事だけど、そもそも一番大事なのはタネの質なんじゃないかというわけで…
発芽に必要なモノ
- 気温(20℃前後)
- 水分(浸水は必須ではない)
- 元気なタネ
…当り前なことの確認ですが💦
ちなみに実験の紙ポットに目印として挿していたテープは土に還ると謳われて販売されているモノ。
今年はこれを使ってあることに挑戦するつもり。
アフィリエイトリンク