綛上げについての動画を投稿しました。
以前投稿した糊付け動画でもちらっとお話していたのですが、より詳細な動画にしました。
会計事務所の請負仕事や動画編集アプリと格闘しながら、結構苦労して作ったので、いつもよりちょっと感慨深いです…
綛上げについては過去のブログ記事でも、少し詳しく書いたものがあるので、そちらもぜひご覧ください(タグ「綛上げ」もあり)。
今回の記事は、前回の記事に無い内容、動画でお話しできなかったことをメインに書いていきます。
綛あげに必要な道具
…とはいえ、綛上げには特定の道具が必要なわけではありません。
体を使って綛上げすることも可能です。下記リンクの中ほどの画像のように手と肘を使って。
私はホントに少量の糸の時しかやらない💦やはり糸量が多いと、分けてやるなど工夫が必要かも。
あとシンプルな道具としてはニディノディ(niddy noddy)ですが、こちらは私はほとんど使ったことがありません。時々少量の糸を扱う場合にはよい道具なのかもしれませんが、ワカリマセン。
綛あげ器と綛くり器…?
私は4~5年前までは、母の持っていた「綛くり器」で綛上げしていました。
ただ、綛を振る巾が狭いこと、沢山の糸を巻いていくと歪みやすいことが気になっていて。
いろいろ探して結局2019年にアシュフォードの「綛とり機」を購入。
この道具名、厳密に分かれているのか不明ですので、以下私の理解ですが…
綛くり器…主に、綛→糸玉・糸枠・管
- 枠の大きさ変更がある程度可能(一定の範囲内の大きさなら使用できる)
- 遊びがある。枠の素材は強くない(細い竹や糸のモノもある)
これらの特徴も、そのモノによりますが…
同じような用途の道具には、ワイヤー風の折り畳みのものから木製素材のモノもあるし、名前も、「御光台」とか「ふわり」とかいろいろあってややこしいですね…💦
ちなみに、糸などを手元に引く、まとめる、または素材などを手で操作して何か別の状態に変えることを昔から「繰る(くる)」というようです。綿繰りや座繰りもそんな言葉なのではないかと思います。
綛あげ器…主に、糸玉あるいはツムなどに巻かれた糸→綛
「綛とり機」は同義と思われ。
- 枠は大体一定のことが多い。昔からの規格のような?
- 枠の素材が丈夫
画像などで造りをご覧になると判ると思いますが、がっしりしてます。
やはり糸量が多いとか、綛を作っている時に歪んでは困る時用、とでもいいましょうか…。
綛あげ器の選び方…?
どちらも「主に」と書いたけど、正直、どちらの道具でも、どちらの用途にも使える気がする…💦
綛くり器で綛あげは、糸の触れる部分が細い竹や糸のモノは微妙かもしれないけど、まあ、できないことはない。
私も今のモノを買うまでは母のお古の綛くり器一つですべてやってきました。
ただ、今のアシュフォードを使ってみるとやはり安定感がある。ある程度の糸量扱うには専門の道具に優るものなし…かな?
まあ安いものでも小さいものでもないし、用途によってもよく検討をとしか言えませんね^^;
現在アシュフォードの綛とりは私が購入した時より倍の価格になってました💦
当時この価格だったら、藤倉さんの水振り&カウンター付とかなり悩んだろうな…。
カウンター
後付けのカウンターは磁石。詳しくは当時のブログ記事をご覧いただければと思います。
その後、少し改良して、磁石を増やしています。確実にカウントできるように、距離を狭めました。
綛なの?枷なの?上げ?揚げ?
綛を枷と書かれているのを時々見かけますが、何となく足枷を連想してしまって好きではありません。
やっぱり糸へんでしょってことで綛を使っています。どちらが正しいかはワカリマセン。
上げと揚げもどっちなんでしょうね…
あと「器」と「機」の違いについてはこちらの記事で既に書いているので💦
動画の綛あげ方法の特徴・おさらい
動画でご紹介した特徴をあらためて。
この辺りは前の記事でも書いていますし、今回の動画でもお話していますが、この方法は糸量が多めだったり、染め、糊付けなどの工程を控えている場合に有効です。
多くなければ箱でも家具でも何でもOK!もちろん手と肘でもね。
以上、綛あげについては、こちらの講座や教室で教えていただいたことをベースに、自分で試行錯誤しています。
今回の記事で疑問に上げたことなどお分かりになる方は是非、コメントなどで教えてください。もちろんその他の話題でも^^
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次はようやく地機布16の糊付けです!!
経糸ようやく紡ぎ終わりそう…💦