製作記録一覧

地機布15の経緯糸紡ぎ計画

地機布15は細い糸で薄い布になる予定。

少しずつ糸を紡ぎためているのですが、そろそろ、ある程度正確な必要糸量を計算しようかなと。

以前、細い糸で薄い布を織った時の記録を確認しました。

地機布15用の糸の一部
Calculating the thread volume for Jibata15, checking the weaving records of the Jibata 7. 20211005
地機布7のハギレ

計画はもう5年以上前、いくつかブログ記事も少し残っていました。タグ「地機布7」。

この時の経糸は30番手前後のものがメイン。24本/1cmでした。

5年以上前のモノなので、まだあまり記録がちゃんと残ってないのですが…。

裏地に使ったりなんだりして残ったハギレは、それなりにしっかりした生地。

このハギレの経糸本数をもう一度確認してみました。

28~29本/1cm

織り上がって、何度か湯通し(この頃はまだ酵素による糊落としをしてなかった)して、目が詰まってこれくらい縮んだということになるかと。

地機布7の1cm
地機布15の経糸にする予定の糸

地機布15用には40番手前後を目指して紡いでいるので、地機布7より経糸本数を多くしてもいいかと思ったのですが…7のハギレを見ると、もう少し粗目でもよいかなという気がしています。

でも粗ければ縮率も大きくなると考えると、やっぱりそれなりの密度がある方がよいような、と悩み中。

ひとまず前回と同じ経糸本数で、長さと幅をかけて計算すると…まだまだ全っ然紡ぎ足りない(汗)

1cmの経糸本数が決まったら、それに合わせた竹筬の組み直しをしたいと思っていてたけど、そんなこと考えるのは経糸がもう少したまってからにした方がよさそう。。


地機布14 織り上がり

やっと(汗)。経糸10cm弱を残して終えました。

織り始め側では、結びや調整の為に30~40cm使われたので、やはり50cmは経糸に余裕が必要、というか、無駄になってしまうというか…

冬の家服にする分が織り終わっても、まだ少し経糸が残っていたので、手持ちの余っていた太めの紡ぎ糸を使って、バラバラに細かい布を織ることに。

生葉染めした綿と和綿の白をまだらに混ぜて紡いだ糸を緯糸にした布は、何となく私っぽくない感じ(汗)。

あまり使い道が考えられない…きっと何度も洗濯すると色落ちするし…

糊落としに茹でた際にも、色が落ちる心配があったけど、それは大丈夫で一安心。

経糸も緯糸も太目だったので、予想より縮んでしまったけど、着る服は作れるはず。

柔らかく紡いできつすぎず織れたので、着心地も良いはず!

「地機布14」の最初の記事は約2年前(汗)。当初は、細い糸で薄い布を織る予定が、いつの間にやら太めの糸で冬の自宅服作りへと変更し、コロナのごたごたもあって1年半以上かかって織り終り。

服にはこれから仕立てる。まあ、今年の冬には着られるかな。

次こそ、地機布15は、細い糸で薄い布のはずなので、すきま時間に細い糸を紡ぎ中。

細さを以前のものと揃えようと思いつつ、やはり経糸はもう少し切れない太さにしたいと悩みながら。

地機布14 についてはタグ付けしているので、よろしければご覧ください。


地機布14の進捗 やっと半分

まだ地機布14が終わりません(汗)

できたら5月中に終わらせたいので、ちょっと頑張ってため込んでいた篠綿を紡いで緯糸づくり。

経糸も緯糸も太めに紡いだ糸を使っているので、これだけの緯糸でも、織るのにさほど時間はかかりません。

あっという間に、というほどではないけれど、1日で織り終りました(終わらせた!)。

太い糸で織っているので、当然、厚めの布ができまして。

地機は腰に固定する棒に、織れた布を巻いていくのですが、厚めの布で長さがある場合、ちょっとキビシイことになるのですね。

重いし、巻き取る布の位置が高くなってしまうので、これから織る部分との位置関係的にも織りにくくなりそう…という限界まで織って、途中で経糸をカットして外しました。

織れてた布の長さ約5.5メートル。糊落としして、乾燥させてから測りました。

緯糸も太いし、かなり縮んだ後だろうと考えると、残り3~4メートルかと思われます。

5月中に何とか織り終えて、部屋着作りまでやりたいんですが…さて?


手紡ぎ手織り手縫い服の縫い糸

部屋着として履いていた、地機布13で作ったズボンが、ビリっと…。

作った時に布がギリギリだったので、姿勢には気をつけていたんだけど、ふと忘れてスクワットみたいな体勢になった時にね(汗)。

といっても縫い糸が切れただけ。布が裂けたわけではないので一安心(?)。

思い出したのは、もうずいぶん前だけど、たしか影山工房さんの講習で聞いた話。

地機布13でキュロット。縫い糸は経糸の残糸。縫ってる最中に布をまじかで見て、我ながらいい布だねぇ…と思いながら(汗)手縫い。出来上がりもなか...

手織り布を縫う時、布を構成する糸より縫い糸が強すぎると、布が裂けてしまう可能性もあるといったようなお話だったかと。

私は手紡ぎ手織りの布で何か作る時、縫い糸は同じ手紡ぎ糸を使っています。

以前は別途、縫い糸として紡いだけど、最近は経糸の残りなどを縫い糸に。

何本もの糸が集まって構成された布より、1~2本の縫い糸が切れるのは当然で、縫い糸が切れてくれるおかげで、布が裂けずに済んでいるのだと思います。

手紡ぎ手織りの布を、強靭なミシン糸などで縫製したら?

ハンカチやフキンなら引っ張られたりすることはあまりないかもしれないから、さほど問題ないだろうけど、服の場合はおススメできない気がします…。

まあ実際私はやったことがないから判らないけど。

同じく補修した地機布5の茶綿ズボン


チャルカの使い方・チャルカで綿を紡ぐ動画

なんとか今年中に投稿できました。画像のリンクからYouTubeへ飛べます。

けっこう細かい点を詰め込めたかと思いますが、投稿後に入れ忘れていた事柄に気づいたので、2点補足です。

チャルカの敷き布

柿渋染めのシルクのストール

まず一つ目は、糸を引く範囲の下に、暗めの色の布を敷くと、糸や繊維がよく見えます、ということ。

動画では、見やすいようにと太めの糸にしているので、あまり気にならず、そのままにしてしまいました。

ただ、井の頭公園で紡いでいた時の画像や、以前投稿したブックチャルカの動画では濃い目の布を敷いて紡いでいます。

できればつるっとした布、シルクなどがよいかと思います。紡いでいる最中にも、短い繊維などがけっこう落ちるのですが、綿の布のなかには絡みついてしまってコロコロを使わないと取りにくいものがあったりします。

私が井の頭公園で出店中にいつも敷いていたのは、いただきものの傷物の古い着物をほどいた布。

たぶん絹で、確かではないけど大島とか言ってたかな?(汗) 縮緬の絣?

このデコボコのおかげもあってか、パタパタするだけでけっこう埃が落ちて手入れは楽な方かと思います。

シルクの縮緬絣??

チャルカでZ撚りにするとき

この画像はS撚りの時の巻き方。動画のようにツムのコマに糸をかけて、反時計回りにハンドルを回す場合です。

Z撚りにするときは、ツムのコマにかける糸のかけ方を反対にして、紡いだ糸を巻く方向も逆になります。

この画像だと糸がツム(麦わら)の向こう側にあるけど、コマの糸のかけ方を変えたら、回転も逆になるので、ツムのこちら側に沿えて回さないと糸が巻かれていきません。

なかなか言葉で説明するのは判りにくいですかね(汗) やってみれば判ると思いますので、とりあえずやってみてください!