通販記録一覧

綿紡ぎ糸の太さのミニ動画とCreemaと2024年の寄付報告

繊維の短い和綿では太い糸は紡げないのではないか、というメールを受けて、一旦はそんなことないですと返信をしました。

ただ後から、文字だけだと判りにくかったかな、同じように感じている人もいるかなと思って、動画を作成・投稿しました。

綿の手紡ぎ糸の太さ・細くなりがちなのには理由があるかも?

私も紡ぎを始めてしばらく経つと、糸を細くしていくのはさほど難しくない、それよりも太めを保って紡ぐ方が少しムズカシイ…と感じたことがあります。

ただ、はじめは難しいかもしれないけど、和綿の太い糸は紡げるし、しかも紡ぎ方によっては弾力があって柔らかくて軽い糸を紡ぐことができると思っています。

地機布14に使った糸

あと動画の中で、篠綿をねじって糸に見立てているのですが、あれを最初に見せてくれたのは、綿工房の磯さん

10年くらい前なので、どういう話の流れでそうなったのかは覚えていないのですが💦、後々自分の経験や気づきといろいろ繋がったような感じがしました。

上の画像の糸のアップ

動画でも宣伝してますが、そういった内容をまとめた小冊子「しの綿づくり」もSTORESで販売中ですので、よろしくどうぞ。

一方、ハンドメイド通販サイトCreemaは今年の夏で退会しました。約10年、たくさんの方々にお世話になりました!m(_ _)m

沢山のレビューやメッセージもいただき、それらがすべて消えてしまったのはとても残念です。。

もし再度ご入用のものがありSTORESをご利用いただく場合は、リピーターです等、備考欄に入れていただけますと嬉しいです!おまけがつくかもしれません^^

…とはいえ今年は不作なこともあり、しばらく通販は縮小し、綿繊維や篠綿・キットなどのみの販売になります。

形成不全箇所のある和綿の茶

そういう事情もあり来年は難しいかもしれないなと思いつつ、今年は例年通り、綿と経理業の売上からいくつかの団体に寄附をしています。

寄付先は昨年とほぼ同じで、タグ「寄付」でもご覧いただけます。

…自然農法センターと分析センターは経費に含めるのもありかな??と確定申告に向けて検討中💦 

1996年、農民連食品分析センターは、安全・安心の生産を探求する生産者と市民の募金によって日本の食を守る砦として誕生しました。設立以来、機器や設備のほぼ全てを市民からの募金で稼働を続けてきた世界でも珍しい分析施設です。  しかし、開設から28年を超え、機器や設備が老朽化が進み、様々な場面で更新が求められる状況に追い込ま...

あとは昨年と同じどうぶつ基金と、アニドネもやい

これも毎年同じく、それぞれホントにわずかな額ですが、こうして今年も寄附が出来たのは、通販サイト等での購入、あるいはこのブログやYouTubeを見たりと様々な形で、私を支えてくださる皆様のおかげでもありますm(_ _)m 今年もありがとうございました!!

来年はもう少し政治や経済や社会がよくなればいいなぁ…

タネから育った四季成りイチゴ

今年のライ麦販売と育種本の話など

通販のお知らせ

今年の綿のタネ販売は終了して(ありがとうございました!)、ヒンメリ用ライ麦のわら販売を始めました。

が、やはり大雨の影響か、あまりキレイなライ麦が少なく、すでに在庫わずかです。

今年は色づき始めから雨が続くまでの期間が短かった

画像の様に黒ずんでしまった部分を除いているため、L・Mサイズは少な目、Sサイズは多少余裕がある感じです。

透明感のある緑色は、季節が進むにつれ畳の様に色褪せていきますので、ご興味のある方はお早めにどうぞ!

『自家採種入門』

久しぶりに本を購入しました。通勤時間のあった頃はよく本を読んでいましたが、モノを増やしたくないのもあって図書館で借りてたもので。

この本も、よく参考にしている本の著者藤井平司氏繋がりで知って、試しに図書館で借り、中身を見て購入を決めました。


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採種についての本は家庭菜園初心者向けの本が多いなか、この本は中身が濃いというか、本格的で詳しい。とりわけ強いタネにしていきたい私にもってこいの内容。

でもタイトルにある「入門」は…ちょっと…違うかなと思います。

自然農法センターのタネの特徴の一つに、草生栽培という一般とは異なる環境の中で選抜・育成するということが挙げられ

『大地の再生-実践マニュアル』

もう一冊はこれまた図書館で借りた、読んでみてよかったと思える本。

購入に至らなかったのは、今現在の私のなかに、この本の内容の需要がないから。

畑の排水にお困りの方にはおススメかも。

中規模から小規模な地域で、あるいは個人の庭のような規模で行う治水の本といってもいいような?

自然農の鍵は日本の伝統土木にあった!?大地の再生が畑づくりに革命を起こすかもしれない4つのポイント
こちらの動画でこの本を知りました

もちろん水だけでなく、空気・風・土が作用することで再生へ…となるらしいのですが、その原理の説明ももう少し読みたいと思いつつ、期限切れで返却しました。

後半イラストだけ拾い読みしましたが、イラストだけでもカンタンな仕組みとか作業の流れなどは判りやすい感じ。


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地機布16の経糸

地機布16は、ようやくそろそろ経糸の紡ぎが終わりそうです。

本格的に暑くなる前に整経から機巻きまで終わらせたいところ。

いろいろ計画を変更しつつですが、一応進んでいます。

あとこれだけ紡げば経糸は足りるはず…

2022年産綿のタネの販売を開始しました(追記あり)

綿のタネの販売期間限定おまけ

1/10現在はSTORESでの販売のみ開始です。Creemaでの販売は少し遅れます。

Creemaのシステムは在庫設定など少し面倒でして…。しかもゼロ円設定が出来ませんでした💦ので、タネ販売を開始してもCreemaではオマケは選択していただけません。

1/13追記 検討の結果、Creemaでは在庫に余裕のあるタネ・実綿のみ販売にしました。在庫の設定を細かにしようとすると、購入側・出品側双方にとって、煩雑かつ判りにくくなってしまうためです。おまけの件もありますので、STORESでのご購入がお勧めです。よろしくお願いします!

オマケが欲しい方はSTORESでご購入ください(もしくは「ブログとSTORESを見た」と、ご注文時の備考欄から、希望のオマケをお知らせください。ブログ読者特典!)。

オマケページで選択できるのは、全品から(タネ以外の品も含む)1,500円以上ご購入いただいた方限定です。

前回の投稿で「1,000円以上」と書いたのですが、修正変更いたします。シブくてスイマセン。

STORES・Creema両店とも『しの綿づくり』改訂版も販売開始していますし、実綿もSTORESでは販売開始しています。

実綿でご購入いただくと、その実の繊維の特徴なども判りますし、タネの数も多くお得です。

綿繰り器をお持ちか、手による種取りも糸紡ぎも楽しみたい方には実綿の購入をお勧めします。

たね同様に実綿も品種によってはわずかですので、お早めにどうぞ!

ちょっとお得なクーポン

STORESでは【レビュー投稿やSNS共有でクーポンプレゼント】しています。

こちらも詳細はSTORESのABOUTページをご覧ください。

Creemaでは以前から下記条件でクーポンを配布しています。

  • 3千円以上(送料含まず)ご購入
  • 品物受取後一週間以内にナビの受取通知

詳細はCreemaわたいとやギャラリー下部のCreema会員用掲示板をご覧ください。

綿の撮影はむずかしい…特に緑綿!

元旦にスマホが突然壊れました。

いまメインで使用しているのはiPhone、壊れたのは以前使用していたAndroid。

後者の方がカメラ性能がよくて、今も撮影専用に重宝してたので、あらたにカメラ性能のよさそうな中古スマホを購入したのですが、慣れるまでまだ少しかかりそう。

PCで、スマホで、それぞれの画面で見てそれぞれ印象が違うこともあるし、受け手側も見方は違うので、これはなかなかどうしてムズカシイ。

通販用の写真も何度も撮り直しましたが、いかがでしょうか…

オートのままだと彩度が少し高すぎ?

2022年の収穫高と考察と販売予定

今年は、綿畑を借り始めた2009年からの収穫量を一覧にしてみました。

2009~2022年の綿畑の実綿収穫高

表注釈

  • 実綿販売可能な美品~自家用にするしかない状態の綿まで全て含む
  • 「その他和綿」は大島と河内茶、「その他の綿」はタナ・トルファン・敦煌の計
  • 概算年は実綿の数値ではなく、綿(繊維)の数値しか見つからなかったので×3で計算
  • 各品種、栽培面積は年によって違うので、品種ごとの単純比較は不可

施肥・無施肥畝での比較

2022年はボカシ肥料や油粕・ヌカを一部の畝に少量施しましたが、あまり大きな差は見られず…。

全体的に木はそれなりに育ち実もつけたにもかかわらず、その割に収量は少なめ。

途中落果や未熟なまま開く実が多かったためです。ツルボケかなー??

左/無施肥(ヌカのみ) 右/ボカシ・ヌカ・綿実油粕

ベランダ鉢綿と実験用畑との比較

不足気味なのは肥料ではなくて、もしかしたら水分かも?と考えたのは、ベランダの小さな鉢がとても調子が良かったため。

ちなみにベランダの3年目の和綿の木からは22個の実、約40gがとれました。畑の土の量と収穫量を比較すると笑える。

ちなみに実験用畑は8本の木で580g。

Picking Cotton. Potted cotton in its 3rd year. 20221217 ベランダの綿摘み 実綿40gでした

綿畑は台地のような所で常に乾燥気味。

思い起こせば、年にもよるけど、大体育ちの良い場所は通路側・南側が多かった。対して良くないことが多いのは中央周辺。

南通路は畝の間の通路と違い、他の畑の人も通るため、土が深いところまでがっちり固められている。そこで土壌水分がせき止められているのかと推測。

あと、2022年は6月に暑くなったり、その頃ヌカ散布したり、諸々綿の生長とのタイミングが合わなかったのかも。

2009年に借り始めた綿畑、これまで施肥というほどの肥料を補充したことがありませんでした。 今年2022年に初めて本格的...

2023年とこれまでとこれから

とりあえず2023年は畝を少しだけ変えて、保水力・土壌水分量を高める工夫をしてみようかと。

ただ総収量は今年ぐらいで充分かな。強いタネ作りの方が大事だし、あまり多収だと綿繰りがタイヘン(汗)

年間の収穫量一覧を見て分かる通り、収穫量は毎年毎年バラバラで、傾向も判らず💦

12/27の綿畑の和綿

「こうだからこうなる」とは言いきれないけど「こうしたらこうなった」とは言える。というか、それしか言えない。結局判らないから。

年末、畑の仲介をしてくれた方に挨拶に行ってその時も話に出たけど、天気は当たり前に毎年違うし、土は場所によって違うし、ヒトによって、作物によって、タネによって、何もかも違う、同じことなどないのだから、毎年毎日実験だねと。

そしてそれを活かしていけるよう、記録は大事。と思って、水分量を測る機械を購入して早速あちこち測ってみた。

ついでに測れた酸性度はpH6.5~7.0で特に問題なし

関東は例年通り、雨が降らず若干乾き気味。「こうだからこうなる」とは言いきれないけど「こうしたらこうなった」から「こうしたらこうなるかも」と言うために、記録を続ける。

はてさて2023年はどんな天気どんな栽培になるでしょう。。とりあえず世界や未来にとって良い年になることを願っています。

販売用の棉・綿・タネ

2023年の播種用タネは、無施肥畝の収穫分を使います。販売用のタネは施肥に関係なく販売予定。

無施肥のタネをご希望の方は、ご注文時の備考欄からお知らせくだされば、在庫のある限りご希望に沿うようにいたします。一応全て分別保管してありますので。

タネはできれば1月中に。実綿・綿(繊維)も追々販売予定です。

タネの販売期間中(売切又は5月頃まで)には、ちょっとしたおまけを選んでいただけるように考えています。

条件は、全作品のなかから1,000 1,500円以上(送料等除く)購入くださった方(スイマセン、訂正しました)。

おまけの種類は…

  • 一昨年の綿のタネ
  • ラグラス
  • ニゲラ
  • オーツ麦・ライ麦
  • ケツメイシ(ハブ草)

…等など、テキトーな栽培過ぎてお金を貰うほどではないタネ類(汗)を予定しています。

ニゲ(クロタネソウ)

それと2022年12月からネコさんと同居しています。2年前TNRしたネコさんに、事情があって同居してもらうことになりました。

まだケージ内で引きこもりがちですが、多少はネコの毛も舞う環境です。

販売用の綿には混ざらないように充分気を遣っているつもりですが、もし万が一でも入っていたら困るという方は購入はご遠慮くださいm(_ _)m

では2023年もよろしくお願いいたします!

初夏、どうしていいかわからず見過ごしてしまったノラネコ親子に、秋、再会することができました。まだ耳カット(避妊去勢手術)されてない、今度こそTNRを、と思ってあるNPOに相談。ボランティアさんの協力を得て、無事捕獲・手術・リターンした記録。あくまで一例ですが、こうした情報を必要としている方に届きますように。Ama...

『しの綿づくり改訂版』発売・2023年タネや実綿の通販予定

2019年に発行した小冊子『しの綿づくり』の2022年改訂版を販売開始いたしました。

といいましても、ちょうど製本作業が年末年始休業にかかってしまうようで、PDF版のみの先行販売中です。

紙版の販売は1月からになる予定。

紙版はB6判・全カラー16ページ(表紙・裏表紙含)。

PDF・デジタル版はA4設定・以下同上

2019年初版から4ページ増量しました。解説の若干足りなかった点などに図解や、この期間に新たな気づきのあった事柄なども加えています。今回も字数・ページ数の許す限り詰め込めたかと。

綿の収穫から篠綿作り(ジンキ巻き)までという、チョー猫の額的な小冊子を作ってみました。 一応経験者向けに書いたので、かなりマニアックな内容(...

そんなわけで紙版は詰め込み気味で文字が若干小さめで申し訳ないのですが、PDF版はある程度文字や画像の拡大が可能です。その他PDF版の特徴は…

  • 本文中のリンクはクリックで表示可能
  • そのままの印刷やコピー・再配布等は不可
  • 送料分も含めると、紙版より500円以上お得になる予定
「冊子」の記事一覧です。

以前のPDF・デジタル版をご購入いただいた方には、内容的に差分提供ができない形になってしまったので、差額+手数料少額で販売予定です(ご要望があれば…)。

応援・支援の意味も含めてご購入いただけましたら幸いです!

2022年収穫高からの2023年販売予定

今年の収穫高は全体的にビミョー(汗)。

品種によるばらつきがあるので、販売も品種ごとに影響しそう。でもタネは一昨年や昨年よりは販売できると思います。

販売開始は早くても年が明けてから。

10/12の赤茶綿

赤茶綿は面積のわりに比較的収穫多めでした。その他の洋綿は少なめ。

和綿は一部を除きまあまあ。

残念なことに、緑綿がイマイチ…木はそれなりだったんですが。この辺はまた収穫高の記事でまとめる予定です。