参考文献・リンク一覧

自然農系の動画チャンネル

具体的にいつ頃から自然農に興味を持ったかというと、20年以上前に読んだ『無農薬自然流 野菜づくり 徳野雅仁著』がきっかけだと思います。

それ以前にも、有名な『わら一本の革命 福岡正信著』は読んでいたけど、あまり実感できなかったというか。

でも徳野氏の本にあった雑草の中でしっかり大きくなっているいろんな野菜の写真はとても印象に残って。

畑といえば土むき出しで草が1本もなく、作物が整列していることを「キレイ」と言い、雨の無い夏や乾いた冬にはひどい砂埃が舞うような、そんな土地で育ったせいかもしれません。

その後、実際に自然農サークルに参加したり、参考文献にあるような書籍を参考に、観察・実験を繰り返してきましたが、最近はもっぱら動画をみています。

いろんな土地のいろんな人のやり方を、季節を通して随時見られるなんて…!

その時期の作業を即レポートしているチャンネルもあって、地域によっての違いなども面白いものです。

順不同・随時更新・敬称略m(_ _)m Contents 綿に関する書籍・冊子・リンク等綿の栽培・自然農などで参考にしてい...
参考にしている書籍をまとめた記事

そんなチャンネルをいくつかご紹介。いわゆる自然農や、私のやっている栽培方法にご興味のある方の参考になれば。

  • 島の自然農園 観察と実験、検証の繰り返し。そこがまさに自然農ってカンジ。でもここも瀬戸内らしく…
  • 中谷自然農園 こちらは最近見始めたチャンネル。全部見ているわけではないけど、ところどころ参考になる。こちらも愛媛。

ということで、ほぼ西日本・関東以西ばかり(汗)。動画を見ていても、私の畑よりは温暖だろうと感じます。

関東以北または高地でやってる自然農チャンネルが見つからない。。

やっぱりある程度暖かい地域でないといろいろ難しいのかもしれません。まあ、それなりにやるしかありませんが。

よさそうなチャンネルを見つけたら随時、追加予定。

もし関東以北でまあまあ順調に栽培が出来ているところなど、ご存知のところがあれば教えてくださると嬉しいです。


シート綿の話・入手先サイトや篠綿づくりの動画など

シート綿とは、繊維工場やお布団屋さんなどにある、大型の製綿機で、綿の繊維を均してシート状にしたもの。

綿の紡ぎを始めた頃、自分の綿の収穫が少なかった頃は、私もシート綿を購入して紡いでいました。

初心者向けキットやハンドカーダーでつくる篠綿を購入してくださった方で、より沢山紡ぎたいという方には、シート綿をおススメしています。

シート綿から糸を紡ぐ篠巻(又はよりこ・じんき)を作る方法の動画。シート綿についてはブログ記事もどうぞ

シート綿の主な入手先など

他にも検索したら出てくるかもしれませんが、私の知っている有名どころ?(綿の紡ぎ業界で…(汗))

増田製綿工場

ひつじや

稲垣機料

鴨川和綿農園

Futon Life 今回検索して見つけました。こちらの綿が手紡ぎとして適しているかは不明ですが、製綿過程の動画がありましたのでよかったら。

シート加工の依頼については不明です

私は依頼したことが無いので、以下、聞いた話などで不確かです。

ご自身で収穫された綿が大量にある場合、シート加工を受け付けている布団屋さんもあるとは聞きました。あと、最低何キロからとか、作業前後の機械の掃除代が必要とか…。

もしご近所に工場併設の布団屋さん・製綿工場などがあれば問合せてみるとよいかもしれません。あまり少量だと期待しない方がいいかも?(汗)

ちなみにサイトを見ると 増田製綿工場 さんは加工も受け付けているようです。

寝具工房いづみやさんも以前受け付けてくれると聞いたことがありますが、今はどうかな…?サイトを見ると、和綿栽培も製綿も続けられているようですが…。

シート綿の特徴 ハンドカーダーによる製綿との違いなど

  • 分裂ゴミの混入が多め(気にならなければOK)
  • 他素材の混入の可能性もある
  • 篠を作る時に一定量にするのは難しい
  • でも楽!巻くだけで篠ができる!巻かなくても比較的楽に紡げる!

モノにもよるみたいですが、基本的に私にとってシート綿は、ゴミの混入が多めという印象です。

私は前述の入手先以外で購入することが多かったので、たまたまそうだっただけかもしれません。

ウチの綿にはできるだけ枯れ葉などを混ぜないようにしているから、余計にそう感じるのかもしれません(汗)

左は多め・右は少なめ

ただ、あきらかに綿ではない、麻のような植物繊維が混ざっていたこともありました。目視でわかったので取り除きながら紡ぎましたが…。作業前に機械の掃除をされても、多少は残ってしまうのかもしれません。

紡いだ糸を染色される場合などは、他素材が混ざっているとムラになる可能性がありますね。

ハンドカーダーだと原綿の状態で重さを測ってカードがけができるので、篠の重さを揃えることはカンタンにできます。

シート綿だと、見当をつけつつ、分けるけど…同じ重さにするのはちょっと難しいです(汗)

また、一つのタネから通常の繊維と短い繊維がとれるのですが、そのより短い方の繊維は、機械製綿の方が落ちやすいのではないかと推測します。

ハンドカーダーで梳くより、機械の方が基本的により細かく丁寧にできるのではないかと…。加工後の綿の重量がかなり減るらしいので。

まあどちらもやり方にもよるでしょうけど。

綿繰り器といえば、綿のタネ採りが楽になる、早くできる、キレイに繊維とタネに分けられるというとっても便利な道具です。 でも、この「キレイにとれ...

篠綿の巻き方について

シート綿を丸めて篠綿状に巻かず、適当な大きさにちぎって塊のまま紡いでいっても問題はありません。ちぎり方については最初の動画を参考にしても、逆方向にしても。色々試してお好きな方法を探してみましょう。

ただ、巻く場合、その巻き方によって、糸の性質に違いができることはあると私は考えています。

詳細ご興味ある方には、ちょっとマニアックな小冊子『しの綿づくり』にヒントになるようなことが書いてありますので、よろしければどうぞ!

  • 小冊子『しの綿づくり』

STORES  紙版 PDF
Creema

  • しの綿づくり研究セット

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Creema


綿の種の無料配布・販売サイトまとめと選び方

私の独断と偏見で(汗)、掲載していますので、ご了承ください。もし載せないで欲しいなどの要請がありましたら、即対応いたしますので、お手数ですが、ご連絡いただけましたら幸いです(問合せページ)。

また、洋綿の白を配布しているサイトなどは含めていません。

洋綿の白は、法律で国内栽培を禁止されているタネである可能性が高いためです(詳細はこちら)。

洋綿と和綿の違いについてはこちらをご覧ください。

緑綿

綿のタネを無料配布・プレゼントしているサイト

たいていは期間限定・品種限定(和綿の白)・送料は負担。また、栽培環境やタネの選別をしているかどうかなどは不明なところもあります。まあ無料ですから💦。

まずは有名どころ。以前…30年位前でしょうか(汗)、よく新聞広告などでみかけて、私もその頃送っていただいて、育てた覚えがあります(上手く育ったかは覚えていない)。

配布時期にならないと専用ページが設置されないようなので、こまめにチェックしてみてください。

こちらも和綿では有名どころ。ページ下部にプレゼントに関して記載が有ります。栽培の様子などはブログからご覧になれます。

鴨川和棉農園/和棉のタネを守るネットワークは和棉のタネを守り、和棉が再び生活に生かされることを願って様々な取り組みをしています。

その他、愛知・大阪・鳥取など、かつて綿の産地だった自治体や、布団屋さんでも配布しているところがありますので、検索してみてください。

できれば、栽培地が近い方が育ちやすいと思いますので、探してみましょう。

余談ですが、無料配布してくれている方々には、発送作業だけでもたくさんの手間をおかけすることになります。できるだけ問合せなどは避ける、最小限にとどめる、申込内容に不備が無いように等、配慮が必要かと思います。

綿のタネを販売しているサイト

価格以外の比較できる要素として、栽培の様子などの情報を載せてくれているサイトのみ集めました。タネを仕入れて販売しているタネ屋さんや、フリマサイトなどで気軽に(?)やりとりされている印象のサイトは省いています(独断です)。

こちらは栽培の様子・履歴なども詳しく、SNSからも情報発信があります。非遺伝子組換えであるという証明書も提示されています。

綿花(わた、綿、棉)の栽培方法を図解で詳しくご紹介。綿の種子もお求めやすくお届けします。

こちらも栽培の様子やタネの履歴、使用農薬など詳しく載せてくれています。栽培記録のブログやyoutubeチャンネル(綿打ちの動画が必見!)もあり。

綿の販売|天理やまのべ木綿庵 - 奈良県天理市で綿作りを通して不登校、ひきこもり、うつ、対人恐怖症など心が閉じこもりがちな人たちを支援する木綿庵

木綿庵さんは、販売されている洋綿の白が遺伝子組換えかどうか不明なので、掲載を迷いました。が、他にも栽培・販売しているサイトを検索してみたのですが、栽培にも販売にも、履歴や栽培方法などの情報提供にも、ある程度手をかけていると私が感じたのは以上2件でした。

私はこういう方々に続けて欲しいと思っているので、応援の意味もあってご紹介しました。もし私が見つけられなかった、皆さんご存知のおススメの販売サイトがありましたら、お知らせいただけると嬉しいです!

綿のタネの選び方

〇欲しい品種かどうか…ただし、植物は突然、違う特徴を見せることがあることも理解しておきましょう。

〇栽培方法などの履歴…自分が同じようにできるかどうか? できなければ、生長や収穫量なども異なってくると考えておくこと。

<Ⓒ2014 旧わたいとやHP> 栽培方法は人それぞれ、土地の環境、土の構造によって様々です。正解はわかりません。 基本的には...

〇採種地…前述のとおり、できるだけ栽培予定地の環境と近い採種地で選ぶとよいと思います。環境が大きく異なる場合は、やはり生長や収穫量なども異なってくるかと。

〇たくさん収穫できたらどうするか考えてから栽培量や栽培方法を検討する。マルチをはったり肥料を入れて収穫でき過ぎると、綿繰りがタイヘンです。少しずつ様子をみつつ、覚悟して(汗)

<Ⓒ2014 旧わたいとやHP> 開花までは「綿の育て方1~開花まで」をご覧ください。 Co...

…と、細かい選び方を書きましたが、やはり欲しいものを手に入れるのが一番!

初年度からうまくいかなくても、2年、3年と選抜採種を続けていくうちに、環境に合うタネになっていくようです(特に、他人に譲ったり販売したりするのはその後の方が無難。私も販売を開始したのは栽培から5年経過後です)。

なので、はじめて、試しに育ててみようか、という感じなら、無料配布のタネなどで十分かと思います。更に深い興味やこだわりが出てきたら、履歴などもキチンと調べて探してみましょう。

わたいとやの昨年収穫の実綿・綿値下げと来年の綿のタネ販売について

今の収穫状況からみて、今年2020年は、カラ付き綿花はもちろん、実綿、タネの販売も難しいか、できても少量かなと予想しています。

タネについては、昨年分の販売も、今年は少し時期遅れの販売となり、少量・短期間・品種限定でした。今年分の来年販売も同じような状況になりそうです。

昨年収穫分の実綿・一昨年収穫分の綿などは、在庫処分セール中です。

また、つい先日、短い動画を投稿しました。こちらです。よかったらどうぞ!


「陸地棉」を調べて

松村豊吉氏の文献を調べていた流れで、洋綿、陸地綿(棉)についての文献を読んでいる。

といっても、国会図書館資料を検索、陸地綿の栽培について書かれているらしき部分を複写請求して読んでいるだけだけど。

これまた戦前の文章なので、かなり難解(汗)。

まあ何となく文脈で判断はできるものの、結構楽しく、スマホで漢字辞書を検索しながら読んでいる。

著者にとっては、いかに良い繊維の実を多く収穫するか、ということが優先事項なので、私の「ヒトがあまり手を加えなくても生き残るタネを残したい」目的とは少し違うのだが、それでも読んでいて面白いと思う事柄は多い。

摘心・間引きなど、いろいろ実験してみたいとは思うけど、今は、特に今年はタネを残すだけで精一杯かも。

1枚目の画像は先週の綿畑、一番花と思われる緑綿。幹から伸びる結果枝の様子を画像に残したくて、それがよく判る位置からと撮影したら逆光だった。

朝5時前に行っても草刈りやった後は暑くて長居して観察とかできないんだよね(汗)

2枚目は翌日咲きそうな蕾をつけた和綿。と蜘蛛の子。確か前にも記事にしたと思って検索したら、やっぱり同じ時期。今年は畑のあちこちで蜘蛛の子の巣?を見かけ、生き物も増えてるんだなと嬉しくなった。


松村豊吉というひと2

松江歴史館と島根県立図書館郷土資料室で見つけた本が『出雲木綿の歴史』。流し読みでは松村氏に関する記述は見つからず。

郷土資料室では、事前に所蔵しているのを確認していた、2014年の企画展(前の記事内に書いた)の図録(?)を無事発見。

更に司書の方にダメもとで「松村豊吉氏に関するもの」と聞いたら出してきてくれた、『素行』という冊子(?)のコピー集。松村豊吉氏に関する連載あり。

どちらも必要な部分はコピーをお願いして、ゆっくり読もうと思っていたが、コピー集は綴りの紐を外さずにコピーしたらしく、端の字が斜めになって読みにくい。その場で気づけず指摘できなかったのが失敗。

厚めの綴りだったから当たり前に外してコピーしてくれると思い込んでた。図書館コピー担当職員としては当り前じゃないのか??

まあ何とか読めないことはないが、加えて、昭和30年前半の文章のため、少し難解。漢字も文脈で何となく判るけど、いちいち確認したくなる(汗)。「愈々」とか「齎される」とか「態々」とか…。

とまあ、いろいろあったけど、とりあえず松村氏とその栽培法について少し知ることができた。まだほんの一部だけど。