茶・赤茶一覧

赤茶綿の日焼け

12月まで待っても実が開かず、さらに持ち帰って室内で開くのを待つこともせず、畑に木ごとそのまま放置した実のなかで、春にキレイに開いていることがあります。

これもそんな赤茶の実。実の殻の跡、くっきり。


赤茶綿

以下は私の栽培している綿についてのデータです。同品種でも栽培地・方法・年によって質の違いがあると思います)

2010年頃に拝島の手紡ぎWSに参加した際、参加者のお一人から譲っていただいたタネを栽培し続けています。
(繊維までよく見えるようにサイズの大きい画像になっています。クリックで拡大します)
ひとつの綿の実は3~5室に分かれていて、一室に一房、一房に4~9つの程度のタネが含まれています。

草姿や花や果実の様子は洋綿の茶と同じですので、そちらをご覧ください。

繊維は違って、非常に短いです。艶があり、色合いは明る目、濃い目と様々。なかでも、できるだけ濃い目の実のタネを採種し続けています。

赤茶の繊維は短すぎて、それだけで紡ぐのは難しいので(紡げないことはありません)、洋綿の茶の濃い色と混ぜて紡いでいます。

濃い赤茶と濃い洋綿茶の糸は、藍の強い色にも負けず、よく合うと思います。



茶綿

(私の栽培している綿についてのデータです。同品種でも栽培地・方法・年によって質の違いがあると思います)

和綿・白と同じく島根県松江市の親類から2007年に譲り受け、栽培を続けています。無肥料でも丈夫で立派、弱々しいところの無い木に育ちます。茶綿にはUVカット効果があるといわれていますが、実際どうなのかはわかりません。
色や繊維の質は様々。

いろいろあったほうが面白いかと思い、偏らないように採種しています。

でも最近はボリュームがありすぎて綿繰りしにくいものは少なめ(汗)。

ひとつの綿の実は4~5室に分かれていて、一室に一房、一房に5~9つの程度のタネが含まれています。

和綿と比べるとタネも大きく、繊維量も多いのが、一目瞭然。ただ、そのボリュームのためか、綿繰りがし難いです。

繊維の長さ、正確ではありませんが、長いところで約2.5mmでした。

つやがあり、柔らかな繊維です。コシは弱くも強くもない、和綿と緑綿の中間ぐらい。但し、できる実によっても多少違います。

双葉の色は緑綿より若干明るめな気がします。赤みが少ないためでしょうか。

本葉1枚目は切れ込みがない楕円形、その後数枚は、切れ込みが少ないカエデ状の葉。緑綿と同じですが、やはり色あいが少し違います。

画像の双葉はナメクジか何かに喰われています。でも結構丈夫で、このままでも育ち続けます。


和綿の葉と同じくカエデ状の葉ですが、茶綿は丸みがあって、切れ込みが浅いです。色も黄緑がかった明るい色。

花は白といってもいい薄いクリーム色。花粉の色はほんの少し黄色です。一日花で、夕方には薄いピンク色に染まってしぼんでいきます。

花びらは5枚。ガクに見えるものは3枚、実は4室又は5室。5室は滅多になくて、大きく立派に育った木から時折出現します。でも緑よりは出現率が高いかも。

花後につく実は上を向いています。和綿と違い、雨に濡れる心配の少ない地域で生きてきたということかもしれません。

でも画像のように重みで下向き加減になることもあります。

上向き加減になる傾向にある、ということで全て必ず上を向くわけではありません。


和綿の茶と同じように外側が濃い色になることが多いです。

緑との交雑が起きているのか、2012年頃からカーキががかった色、コシの弱い繊維の綿が出来るようになってきました。

そのような実はタネもカーキ色。他に栽培されている方から同じような報告も受けました。

下の画像の左が元々譲ってもらった時に多く収穫できていた実に近いです。中央と右が少しカーキがかった実。実はこっちの方が好みの色なので、こちらも分けて栽培しています。

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茶綿の退色

茶綿は和綿洋綿どちらも徐々に色が濃くなると言われています。と、私も数年はそうお伝えしてきましたし、生った実の外側が濃い色になっているので、実際それはそうなのだと思っていました。

でも必ずしもそうではないみたい。洗濯を繰り返していたら、他の繊維と同じように磨耗等の原因で色が褪せて見えるようになるのではないかと。

画像は数年前に購入した茶綿のハギレから作ったタオルです。縫い目のたるみの出来た辺りは濃い色のまま、他は白っちゃけてきました。この画像だとあまりわからないかもしれませんが(汗)

皴になって、他の部分よりお日様に当たっていなかった部分は色落ちしていないけど、他の、お日様に当たっていた部分は褪せてきた、ということかな。