FAQ>綿栽培
Q. 綿の栽培ってカンタン?
A. はい、植物栽培に慣れた人には簡単。品種や地域、土の状態などにもよる
一般的な植物のお世話と同じで、特別な配慮やお世話が必要な作物とはいえません。
霜に当たると枯れますし、原産が暑い地域なので、寒い地域では対策が必要です。
品種によりますが、霜の当たらない期間が5カ月あると安心。又は保温の工夫をしましょう。
Q. ベランダで、プランターや鉢でも綿は栽培できる?
A. はい。日照時間、土と水の量、品種などにより、収穫量は変わる
あとはタネの状態にもよりますが、まずお試しで栽培するには、プランターなどがちょうど良いのではないかと思います。
すぐそばで観察できるので、成長の段階を把握しやすいです。様々な比較実験も身近だからこそ常に観察できて楽しめます^^
以下記事以外にもタグ「ベランダ」で鉢栽培の記事がご覧いただけます。
Q. 綿の種の入手方法は?
A. ネットで購入。品種によっては無料配布もある
栽培予定の地域と近い気候で採種されたタネがオススメです。検索してみてください。
ただし、日本では栽培を禁止されている綿を、知らずに栽培・譲渡・販売してしまっている方も見受けられます。ご注意ください。
Q. タネを選ぶ時に注意することは?
A. 日本では栽培禁止の品種があるが、知らずに栽培・譲渡・販売されている
日本では現在、遺伝子組換え綿の栽培が法律で禁止されています。
遺伝子組換え綿は商業的に効率がいいように作られた品種で、いわゆる洋綿の白と、見た目では区別がつきません。
数年前に誤って販売され、市中に広まり、現在も栽培・譲渡・販売されているようです。
現在洋綿の白を栽培されていて心配な方は、栽培を止めて和綿にするか、検査をすることをおススメします。
Q. 種の播き時は?
A. 5月。霜の心配がなくなる頃。発芽適温15~20℃前後。生育適温20~30度
かといって早播きしても、成長はゆっくりなことが多いです。やはり発芽適温と生育適温のバランスのよい時期に播くのが一番安全かもしれません。
地域の気候や土の状態、もちろんタネ個体の性質にもよります。できれば時期を少しずつずらして播いてみて、その土地に合う播種適期を模索してみましょう。
Q. 交雑する?
A. 綿は基本的に自家受粉。交雑可能な品種もある。交雑防除は袋かけ
和綿同士は交雑が可能。洋綿は染色体が違えば交雑しない、和綿とも、染色体の違いのために交雑しないと言われています。
また、綿の花粉は重みがあるので風媒ではなく、虫媒とのこと。虫による交雑を完全に防ぐには袋がけが必要でしょう。
ただ実際は、開花時に自家受粉すると思われ、交雑は稀ではないかと私は考えています。
それでも、花が触れ合うほど近くに多品種が栽培されていると、交雑の可能性が大きくなりそうなので、私は和綿と洋綿を交互に並べて栽培しています。
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