渋くて暗めでシックな感じの色にしたかったので、鉄サビ媒染にしてみました。使い古しのスチールタワシに塩と酢をふりかけて放置し、錆びさせています。上が栗のイガ・鬼皮等、下がタマネギの皮です。両側の白と茶は無染色の糸で対象物として置きました。右下のひとかせは栗で染めた後、クヌギで染めたもの。といっても今回のクヌギも栗も、一度染色に使って4,5回煮出した後、乾燥放置しておいたものなのです。結構色がつきましたが、もう少し濃い、暗い色が欲しかったような気も…。
今年の棉畑
現在使用している綿のほとんどは島根の義理の両親が栽培してきた和綿です。一部、伎倍幡本舗さんで購入した和綿と、綿工房さんで購入したカリフォルニアオーガニックコットンもあります。
私自身も細々と数株の棉を栽培していましたが、今年は新たに60平米ほどの畑を借り、茶や緑の綿を多めに栽培してみました。しかし畑の土の問題があり、収穫はあまり期待できそうにありません。来年は多少マシになって欲しいものです。
画像は、両親から譲り受けた種から育った和棉の、先月の様子。多分伯州綿ではないかと言われましたが、不明です。