チャルカ一覧

チャルカの使い方・チャルカで綿を紡ぐ動画

なんとか今年中に投稿できました。画像のリンクからYouTubeへ飛べます。

けっこう細かい点を詰め込めたかと思いますが、投稿後に入れ忘れていた事柄に気づいたので、2点補足です。

チャルカの敷き布

柿渋染めのシルクのストール

まず一つ目は、糸を引く範囲の下に、暗めの色の布を敷くと、糸や繊維がよく見えます、ということ。

動画では、見やすいようにと太めの糸にしているので、あまり気にならず、そのままにしてしまいました。

ただ、井の頭公園で紡いでいた時の画像や、以前投稿したブックチャルカの動画では濃い目の布を敷いて紡いでいます。

できればつるっとした布、シルクなどがよいかと思います。紡いでいる最中にも、短い繊維などがけっこう落ちるのですが、綿の布のなかには絡みついてしまってコロコロを使わないと取りにくいものがあったりします。

私が井の頭公園で出店中にいつも敷いていたのは、いただきものの傷物の古い着物をほどいた布。

たぶん絹で、確かではないけど大島とか言ってたかな?(汗) 縮緬の絣?

このデコボコのおかげもあってか、パタパタするだけでけっこう埃が落ちて手入れは楽な方かと思います。

シルクの縮緬絣??

チャルカでZ撚りにするとき

この画像はS撚りの時の巻き方。動画のようにツムのコマに糸をかけて、反時計回りにハンドルを回す場合です。

Z撚りにするときは、ツムのコマにかける糸のかけ方を反対にして、紡いだ糸を巻く方向も逆になります。

この画像だと糸がツム(麦わら)の向こう側にあるけど、コマの糸のかけ方を変えたら、回転も逆になるので、ツムのこちら側に沿えて回さないと糸が巻かれていきません。

なかなか言葉で説明するのは判りにくいですかね(汗) やってみれば判ると思いますので、とりあえずやってみてください!


地機布14 よこいとをチャルカで紡ぐ

今年はスピニングパーティも中止になったので、地機布14も、のんびり進んでいます。

毎年の収穫綿で作る布も、2019年版をまだ全然手をつけてないし。長いこと帰省できなかったから、実家分の収穫高もまだ計算できてない(汗)

画像は地機布14の、糊付けしてある経糸と、撚り止めしただけの、かなり太めにゆるく紡いだ緯糸をアップで。

冬の間に計画したように、ふんわり暖かい布にはなりそうなのですが。夏の暑さが本格的になる前に終わらせたい…。

今回も緯糸はチャルカで紡ぎ溜め、撚り止めした錘(つむ)のまま、シャトル・刀杼にセットして織りました。

精練するなら綛の方がいいでしょうが、私は基本撚り止めだけなので。

いちいち綛上げしたり巻きなおしたりしないので、少しは時間短縮できてるはず。

紡いでいるときの巻きが甘いので、緯糸の張りは多少ムラになるけど、もともと手紡ぎの糸は、調子の揃っていないものだし、今回の緯糸は特に撚りも弱いから、ある程度は気にしません。

今回気になったのは、いつも錘の芯に使っているライ麦。織のヒトの言葉では小管かな。

緯糸を使い終わった芯のいくつかが、画像のようにカビていたのです。

織ろうと決めて、水から撚り止め、脱水、織り終りまで、長く見積もっても6時間。カビってそんなにすぐに広がるもの?

それとも緯糸を紡いでから約2週間、錘のまま放置してしまったので(汗)、その間に発生したとか?糸は何ともないように見えたけど…。

そして、同じ過程を経たにもかかわらず、キレイなままのライ麦もあるのです。面白いな。

芯に使ったライ麦は、キレイであまり割れの酷くないものは何度か再利用しています。でも今はたくさんあるからほとんどは使い捨て。畑に還します。

ちなみに、チャルカの芯には、イネ科の雑草の芯も使えると思いますよ~。


ゆっくりのんびり丁寧に

会といっても最近は一対一で対応している綿つむぎの会。お伝え忘れも少なく済んでいるのではないかと(汗)。質問等ございましたら、後日メールででもm(_ _)m。

先日は、以前スピニングパーティでスピンドルの紡ぎ体験をされた方が、チャルカで紡ぎに。画像は、スムーズに紡ぎ終え、撚り止めした2本の手紡ぎ糸を双糸にしているところ。

細めの糸だったので少し時間はかかったけど、そのおかげか、帰り際に届いたスピパのチラシをお渡しできました。

スピパのA4チラシはこちらで見られます。ワークショップへご興味のある方は申込み開始日をチェック!


ラオスの糸車

こちらのイベントへ行って、ラオスの綿打ち弓や、糸車を触らせてもらいました。

糸車は錘手前に棒が刺さってたり、交差の仕方が複雑だったり。

日本の糸車はそれほど使ったことはないけど、錘と車をつなぐ糸は、錘の直前で8の字に交差して上下が入れ替わっているのは知っていました。その方が錘のコマに接触する面が大きくなり、より回転しやすくなるからだとか。

見せていただいたラオスのこの糸車は更に交差されていました。フシギ。

でもやっぱり私はチャルカがベストだな!糸の掛け方を変えるだけで撚り方向も変えられるし。いつも一方向にだけ回せばいいから、間違えて逆回転してしまうこともない(汗)。

といいつつ、最近は足踏み式で紡いでいる(汗)。和式の糸車もそのうち入手予定なので、そしたらいろいろ実験予定。


つむぎくらべ 道具による糸の違い

綿の糸紡ぎは2008年にスピンドルで習って、半年後ぐらいにチャルカを購入、回しすぎで肩が痛むようになり(汗)、足踏み式の紡ぎ車を購入したのが2012年でした。

回転比を大きくして紡いでいましたが、チャルカで紡ぐ糸と同じように紡ぎたくても、若干撚り加減の違う糸になります。

機械紡績の糸ではないのだから、同じものができないのはよいのです。それは判っているのですが、それでも道具による違いを明らかにしておきたくて、紡ぎ比べてみました。あくまで今現在の私の場合の覚書です。

同じように紡ぎたいときでも…

インドのオーガニック綿、シートで購入した綿をできるだけふんわり、強度はあまり気にせず、太目の糸を目指し紡ぎました。

  • 左)スピンドル 約1,010cm/1.4g
  • 中)足踏み式紡ぎ車(2) 約1,050cm/1.4g
  • 右)チャルカ 約 960cm/1.4g

1枚目の画像(クリックで拡大)は撚り止め後で、二枚目の画像は撚り止め前。紡いで綛あげしたあとの姿。

いつもはチャルカで紡いだら錘のまま撚り止めしますが、今回は比較のため撚り止め前に綛上げしました。

足踏み式紡ぎ車(2)は、(1)より、撚りが強くなりすぎないよう、細くなりすぎないようゆっくり紡いだ糸。そんな気をあまり使わずに紡いだ(1)の糸は、約1,340cm/1.4g。

スピンドル

スピンドルは、タクリのように下に置いて回したり、常に支えながら撚りをかけるのでなければ、つまりスピンドル自体の重みを糸に負担させる紡ぎ方をしている場合、少なくとも重力に耐えるための撚り加減になっているはず。

紡ぎ始めと、糸がたまってきた頃では少し違う撚り加減になるかも?この糸は綿工房さんの星型スピンドル(約19.4g)で支えたり吊るしたりして、撚り加減を調整しながら紡ぎました。

チャルカ・和式の糸車(糸を手動で巻くタイプ)

チャルカは(和式の糸車も)構造上は特に負荷がかからないため、このなかではいちばん撚りの弱い糸、柔らかい糸、繊維密度の低い糸を紡ぎやすいのではないかと思います。

特に和綿のようなコシの強い繊維なら、たっぷり空気を含む糸にしやすいのではないかと。もちろん追撚すれば撚りの強い、より丈夫な糸もできます(着物等を扱う方にはその傾向が強いかも?)。でもそれはどの道具でも一緒です。

足踏み式紡ぎ車(糸を引き込んで巻き取るタイプ)

足踏み式紡ぎ車は紡ぎながら同時にボビンに巻き取るために、ボビン側から糸を引く力が働くので、少なくともその力に対抗できるだけの撚り加減になると思います。

また、車を止めてもボビンは惰性でしばらく回り続けるので、チャルカやスピンドルに比べ、回転をコントロールしにくく、撚り加減が不安定になりやすいかと。

一応そこは気をつけながら紡ぐようにしているので、チャルカ等には及ばないまでも、ある程度安定して紡げているとは思いますが…。

目視による比較では

見た目の印象であってハッキリ数値に表せませんが、最初の画像で紡ぎ車の糸は両隣より少ーし細めに見えます。

両隣とほぼ同じ長さ・重さなので、番手もほぼ同じなのですが。

以前番手について書いた記事のように、糸を構成する繊維の密度が違うのではないかと考えられます。両隣に比べ若干柔らかさは劣るかもしれませんが、繊維が詰まっていて、丈夫さは優る糸とも言えますね。

錘に巻く形による違い

ちなみに、チャルカや和式糸車のような錘に巻き取る道具のなかでも、錘に巻く形によって、必要な撚り加減が変わると思います。

たとえば「かぶら」と呼ばれる円錐型の場合、その形を綛上げまで保つためには、ある程度強く硬く巻く必要があり(大管・小管巻きのように)、紡錘型に巻く時と比べ、硬く巻くための引きに耐えられる強い撚り加減にする必要があると思われます。

紡錘型なら軽く緩く巻いても円錐型よりは崩れにくい。そのまま鍋で撚り止めもしやすいので、私は紡錘型で巻きます。

道具によって変わる撚り加減について、とりあえず簡単に、現在のところの覚書でした。


チャルカデビュー

管理者としては久しぶりの嬉しい雨。綿つむぎの会主催者としては、足元のよくない中、ご参加いただき、皆さんに感謝です。

今日はそれぞれ前回の復習をしたりチャルカで紡いだり。前の記事で書いたチャルカの回転数を数えたりも。右手で大きな円盤を1回転すると、錘は約60回転しているようです。

画像はボール紙のミニ機キット。今日体調不良でお休みされた方のために準備していた原始機とは別に、もう少し簡易なものもお見せしようと用意していました。

できるだけ最小限のものでシンプルに、でもしっかり織物の構造、綜絖のしくみがわかるようにと、2013年に作ってしばらく販売していたものの残りです(その頃の記事は>これとかこれ)。

布を織る用に大量に紡ぐ前に、少量紡いでその糸で試し織りなどをする際に、今もこのミニ機を使ったりしています(これも記事と画像がありました)。

来月は原始機の体験かな。次回は5/11午後の予定。次回以降の予定はこちらから。


チャルカがきた

ずっと愛用してきたチャルカは購入してから約10年。ガタがきたわけではないけれど、使えなくなったら困ると思い、時々、購入できるところを探していました。綿つむぎの会でも使ってもらえるようにとね。

1枚目の画像下が先日購入した新品というチャルカ、上が1台目。倍以上ですね。

大きいし重いのは記載があったので覚悟してましたが、やはり作りが粗い。

とりあえず一番問題なのは回転がスムーズでないこと。回ることは回るけど、重い。大小の円盤をつなぐベルトが短かすぎるせいだろうと、別途購入したコードで長さを合わせてセット。軽くなりました。

2枚目の画像、円盤上のベルトが元々のもの。同じ替えベルトも入ってましたが…。

錘と円盤を繋ぐラインは、ある程度張っていないと錘までスムーズに回転が伝わりにくいけど、かといって張りすぎていても重くて疲れる。

私はいつもできるかぎり軽く、全体がスムーズに回転するぎりぎりの張り加減に調整しています。
あとは、ささくれ立って痛そうな部分にやすりがけ。

全体的にニスが塗ってあったけど、匂いもツヤも好きじゃない。全面しっかり落としてしまいたいけど、疲れそうなので(汗)、ひとまずよく触れる位置だけしっかりヤスリでつるつるにしました。

最後に、見るからに位置が悪くて、開けにくく、閉めにくい留め具。開けたら開けたで、留め具の可動部が床に当たって傷つける恐れがあり、別途、これより小さい留め具を購入して付け替えたほうが良さそうでしたが、そこまでお金をかけたくない(汗)ので、位置だけ少しずらしてみました。これで、とりあえず開閉はスムーズに。

まあ、こういうカスタマイズは好きなほうなので、文句をいうつもりはなくて、こうやって自分のものにしていく楽しみがありますよって話。みたいな。それと、1台目は掘り出し物だったな~というか、大事にしなきゃなと。再認識。


チャルカとか藍とか日本蜜蜂とか

そんなお話をしながら、今日の綿つむぎの会の時間は楽しく過ぎていきました!

前回スムーズに紡げるようになってこられた方は、今日はチャルカを体験。すでにスピンドルで紡ぐ感覚をつかんでいるので、チャルカの操作に慣れてしまえば、すぐにスムーズに紡げるようになりました。

本日初体験の方も、無事に双糸までできあがって、記念撮影。感覚をつかんで、体に覚えこませるまで、たくさん練習を続けられますように。

次回2月は12日(月)午後と、23日(金)午前です。3月も23日(金)午前で4月はたぶんお休み。<綿つむぎの会 詳細>のカテゴリをご覧いただいてから、お問い合わせくださいませ。


紡錘に巻く

今日出店中にチャルカの紡錘(つむ)にどのくらい巻くのかという質問を受けました。私のチャルカの紡錘本体は和式の糸車のものより短めです。紡錘本体の長さ、紡ぐ糸の太さや巻き方にもよると思うのでので一概に言えませんが、5~15g巻いています。

でも、時には少し太めの糸できっちり10gまで巻こうとしてしまうこともあって(汗)、紡いでいる最中に紡錘に巻いてある糸が滑って解けてきてしまったりすることも。漠然と、そういうものだと思って、単に巻き過ぎないようにしてましたが、質問されて改めて考えてみました(今更)。

巻いてある糸が滑ってくるのは、巻いた糸の山の角度と、紡いでいる糸の角度が関係しているのではないかと。山をできるだけ低くして、紡ぎだす糸を引く角度を変えれば滑りだしを防げるのかも? 多分無意識にやってた気はするけど…今度沢山紡ぐ機会があったら意識して確認してみよう。

この質問をくれた方、去られた後に、もしかしてスピパの最後の方に来てくれた方?かなと思ったものの(お住まいや、雰囲気が似ていたので)、ちょっと違う気も…。もし同じ方だったら思い出せずごめんなさい(汗)

画像は出店場所の真上。沢山降ってきました。また来週末。