手紡ぎ手織り手縫い服一覧

最近作り直したもの

まず前に作った地機布5のズボンを改造しました。最初に作ったのは2014年で、ガウチョなるものが流行する少し前のことで、なんか先を行き過ぎてたカンジ?

当初、100%畑産にこだわって、ゴム入れせず袴方式にしましたが、やはり着脱が面倒。今回は畑用にしたかったこともあり、ゴムを入れて両脇を綴じました。畑に還すときにはゴムをはずさないとね。

竹筬は3月に作って、地機布12に使っていたものを組み直し。たこ糸を緩めに巻いていたせいか、織ってる最中から、筬羽が上下にずれるのが気になっていたので。分解し、別のたこ糸で組み直し。ひとつの空きに2本入れる丸羽で11本/1cm入れて織れます。53cm巾。

他に60cm巾15本/1cmの竹筬は以前作ったものがあるので、この中間で、丸羽13本/1cmくらいのものを作っておきたい。もし組み直しをお考えの方は、こちらの本が参考になると思います。私もまだ全部読んではいないのですが(汗)。

左上の小さい布は次に織るもののお試し。でも失敗。これから作り直します。

 

 

 


地機布12でチュニック風

本当は袖もつけたかったのですが、足りませんでした。スピパで着用予定です^^

使用した布は巾46cm×206cm。いつもどおりハギレなく使い切りました。縫い糸は経糸の残り。胸の白い布は、地機布3のよい出来ではなかったものです。

地機布3のような小さな布なら、売りやすく買いやすいのでしょうが、それは既に世に溢れていて、私は同じことをしなくてもいいかと思い始め、あまり作らなくなりました。

オーダーがあれば別ですが、必要かどうか判らないものを作るのは無駄になる可能性もあるし、作って売れ残ったからといって、安くするのはストレスになります。それなら残っても使い道の多いものを、と。

高くても欲しい、といってくれるヒトには安くしたくなる天の邪鬼なのですが…(汗)。

地機布12はBASEにストールとして出品しています。よかったらご覧ください。


地機布11でズボン

昨年から今年はじめにかけて製作していた地機布11、当初の予定ではまたワンピースにと考えていましたが、織っている最中から、なんとなくこの色のワンピースは似合わない気がして、ズボンにしました。

もう少し細身のシルエットにしたかったけど、いつも通りできるだけハギレを出さないように作るとこんな感じ(変な形のハギレはゼロ)。

伸縮性はほぼ期待できない布だけど、一応体育座りしても破けない程度にはなっています。でもずっと正座してると膝が出そう。。いつも最初の糸を紡ぐ段階で、縫い糸も一緒に紡いでいたのですが、今回はすっかり忘れていて、ズボンにしようと決めてから縫い糸がないことに気づきました。

で、カードがけの際の綿の割合が若干違ったようで、微妙に色合いが…。まあ布のほうもいろんな色合いの糸で構成されているので、それほど目立たず済んでいます。

お披露目できる機会があるといいのですが。今年はどうかな。


ワンピース

ワンピース用に織った布縫い糸用に紡いだ糸で、当初の目的どおりワンピースを作りました。一部、裏地もつけました。今年春に二年越しで織り終えた薄い布です。

必要に応じて簡単なスカートからスーツまで作った経験はあるものの、特別洋裁を習ったわけでもなく、義務教育の家庭科レベルなので、細かいところは目をつぶってください(汗)。ハギレなし、直線裁ち・直線縫いです。

縫い糸も自分の手紡ぎ糸を使うのは、不要になったときに畑に捨てられるかと考えたからです。安心して畑に返せない素材は使いたくない、畑から収穫した手紡ぎの布にはふさわしくないかと。それと、手紡ぎの布に、市販の強い糸を使うと、その糸に何らかの強い力がかかった時に、布の方が傷つく可能性が高くなるかもしれません。いつもいろいろ参考にさせていただいている方のこちらの記事で、そんなことを思いました。

着用画像はスピニングパーティの際、撮影できると思います。実物もご覧になれますので、ご都合のつく方、興味のある方はぜひどうぞ!


白混じり緑のTシャツ

つい先日織った布で作りました。いつもどおり縫い糸も手紡ぎ・手縫い、できるだけハギレを残さないように。しかしやはり幅が半端なので、脇に足すことになり、特にこういう模様の布だと満足な出来にはならず。柔らかいし肌触りはよいし、着易くできたところは満足なんだけどね。

このとき使った竹筬は約38cm幅で、糊抜き後の布は34cm巾。やっぱりハギレ少な目の洋服作りに使うには50cm巾ぐらいはないと効率が悪い気がする…。以前作った60mの竹筬を分解して、組み直そうかな。参考になるかと、こんな本も買ってみた。