発芽一覧

2024年綿の播種はじめ・4~5月の綿畑の様子

今年は少し早めの4/11に一部播種を開始。

綿の種播きは大体5/10前後と言われることが多いから、暦では丸ひと月早い。

でも4月の高温予想、タネも余裕があったので、多少ダメになってもいいかなと考え。

【自然農・綿栽培2024】2024年4月~5月の作業・畑の様子(虫注意)。地温と気温予報から播種時期を決め、播種。発芽確認したら草整理など&沖縄ソラマメ収穫のタイミングを調べる(声無し)

予報通り高温の日が多かったようで、かなりの芽が残り、播種2回目以降や欠株の追い播きも、いつもの年よりのんびりできたような慌ただしかったような。

今現在(5月末)、もうカエデ葉が出ているモノもあって、これまでの年からすると、半月~ひと月くらい先の姿。

5/30 これ以上大きくなると移植が難しくなる

ただ、これ以上大きくなってしまうと移植ができないので、今度は移植で慌ただしくなるかも💦。

4月の高温のおかげで播種期間が長く、ひと月ぐらい差が出来た株もあり。

この成長差は縮まるか、広がるか?も、忘れず観察したい。

5/30 中央4/11播種 左右は2回目以降&追い播き

ラグラスも自然生えが少しずつ見られるようになった。穂が開く前のふわふわの肌触りがたまらない。

春はベランダのフリージアにはじまり、今は畑の矢車草がさかり。この後、少しすると桔梗が咲き始める。

乾燥中のラグラス

3月はほとんどダメだったご近所畑でも、遅ればせながら収穫物が渋滞中。

4月はホウレンソウ、その後はカブ、そして今はレタス・水菜。

野菜、高いからありがたいけど…やっぱり飽きる💦。

カブの収穫期はけっこう長い…

ライ麦の色づきも少し早いような気もするけど、雨も多いので、傷みも早いかと思いきや、それほどでもない。

キレイそうなワラを収穫して持ち帰り、半乾きの時に皮をむいてカットして完全に乾燥させる。

雨が多いと乾きも時間がかかる

結構ここまで手間かかる。でも、もう今更、こんなキレイなモノをそのまま畑に還すのもモッタイナイような気がして販売を継続中。

この時期だけの色つやは1~2ヶ月経過すると無くなってしまう。

その後も普通にキレイなストローではあるんだけど、この変化の様子も楽しみたい方はお早めにどうぞ!


2023年産綿のタネの発芽試験

販売予定のタネの発芽試験の様子を動画で投稿しました。

今年あらためて遺伝子組換えワタ検査も受けたので、その内容についても、別記事で投稿予定です。

綿のタネの発芽試験(2021&2023年産)と遺伝子組換えワタ検査の結果

今回の発芽試験方法

試験方法は前回同様ペーパーで包んで浸水保温、更に今年は加温してみた。

前回は4月だったので室温でビニル保温だけでも20℃前後を保てたけど、2月はそれだけだと、特に夜は10℃前後の時間帯も多くなってしまいそうで。

試験日数は短くしたかったので25℃前後を目指して、実際28℃くらいにできた。

家電の上にトイペの芯で空間を作って

2023年産綿の発芽試験結果

  • 全体的に70~80%くらい
  • 和綿茶と和綿シソが若干発芽率低め
  • 緑は定説通り古いタネの方が発芽率が落ちる
  • 和綿茶は2021年産の方が2023年産より発芽率がよい
思い付きで始めた実験、意外な、面白い結果になりました。 何度かに分けていますが、実験の方法は同じ。キッチンペーパ...
昨年の記事

注目した点と次回に向けて

前回も2020年産を面白半分で試験したら、発芽率が高かった。それを今年また試験してみたら違いがみられたんだけど、残してなかった💦残念。

今回のこの2021年産のタネはまだ50粒以上あるので、今年こそは来年の試験用に保管しておく!更に1年経過、今回の結果と比較してどうなるか??

来年も同じように実験できればいいけど…

2023年産綿のタネはSTORESにて販売中

とはいえ、実綿の方がお得だし、どんな実がなるか分かったうえで栽培が出来て、繊維の利用もできて、なにしろいろいろ楽しめておススメです^^

説明文などはよく読んでご理解ご納得の上、ご検討くださいませ!

不明点や判りにくい点等ありましたら、ご購入前にお問合せ下さると助かりますm(_ _)m

また、綿のタネ販売期間限定ですが、今年も1500円以上ご購入の方に選べるおまけ付です。種蒔きまではまだまだありますので、ゆっくりご検討ください^^


綿の浸水発芽実験の動画の続き

浸水発芽試験は今回の動画で終わりです。

当然ですが、私のタネで、私のやり方で、私の地域の気候・環境でやった結果ですので、別の履歴のタネ・環境・条件では違う結果になるかも。

別の地域の、別のタネのデータがあるとまた違う傾向がみえてくるかもしれません。

【綿栽培】綿の発根発芽試験(2)浸水タネと無浸水タネの比較/2020~2022年産の浸水タネの植付け後の様子/綿のタネのまき方/畑のさまざまな菜の花【音声あり】

ウチのタネも試験したのはこれまで数える程なので、「こうである」と言い切るにはデータが足りないかなぁと思います。

ただ、言い切ることはできないけど、傾向がある…のかな?と考えられた事柄がいくつかあったので記録しておきます。

浸水・無浸水タネの紙ポット播種比較

浸水タネと無浸水タネの発芽日数の差

浸水すると播種から発芽までの日数は短縮すると予想していましたが、今回の実験ではほとんど差はありませんでした。

どちらも4/6播種で、土から芽を出したのはどちらも4/16。たしかに浸水タネの方が先でしたが、半日程度の差。

浸水タネの浸水は約2日間行っていますし、一部発根したタネもあったので、吸水はそれなりにしていたはず。。

4/18 無浸水・浸水タネ

なので、水分よりも気温の方が、発芽日数への影響は大きいのではないかと。

もちろん、土の状態にもよるのでしょうけど、今回の実験では同じ条件でした。

気温が充分でないうちに直播すると発芽までの日数がかかる、これは、これまでの経験から確か。

4/19 無浸水・浸水タネ

芽が出たとしても、気温が充分でなければ、成長は遅め。それなりの大きさになるまでの間に虫に喰われたり寒さに負けたりする可能性もありますが、生き残れれば、少し収量は増えるかもしれません。

逆に気温が高くなるまで待ってから直播すれば、発芽までの日数は短いですが、その分、大きくなるのも遅れて収量も少ない可能性が高い。

4/20 無浸水・浸水タネ

この中間の、ちょうどよいタイミングに種まきができればいいのですが💦 未来の天気は不確かですし…そして結局、どちらにしても、個別のタネの能力にも左右されるようです(旧年のタネの結果から)。

タネ殻をかぶったままの発芽

土の中では湿って柔らかくなっていたであろうタネ殻が、地上に出ると乾いてかたくなってしまうのではないか? 

早く双葉を開いて根を伸ばすエネルギーを送らないと、そうして寒さや虫に耐えられる力を早くつけるためにも、地上に殻をつけて出てくるのはあまりよろしくない気がします。

4/22 タネ殻をつけたまま地上へ

無浸水より浸水したタネほうが、本当にタネ殻をつけて地上に出てきやすいのか、これはまた機会を見つけて実験してみたいと思います。

今回の紙ポットはどちらもかなり押し込んだつもりでしたが、もしかしたら差があったのかもしれません。

タネ殻つき発芽について、以前にも気になった際の記事がありました。あまり詳しく書いてないけど💦

先日の浸水発芽のあと、発根して土に埋めたものは、双葉まで開いたのを確認できたのは8つでした。発芽後、1つ枯れ、今は7つ成長中。土から顔を出す...

今回の実験のふりかえり

綿の発芽には、浸水するかどうかより、発芽適温になっていることの方が大事なのではないかと思います。

ただ、これを明らかにするには、気温を変えて比較する必要があり。

浸水・無浸水含めた総集計

今回の実験でも、浸水・無浸水タネを土に埋めた後に、ベランダに出した外気温10℃前後環境のモノとは別に、室温20℃前後のモノで分けておけば、気温と水分のどちらの影響が大きいかが判ったかも??

まぁでも実際これまでの畑では、早播きすると発芽日数10日~3週間だったりするけど、5月下旬の追い播きでは1週間前後で発芽するので、気温が大事なのは確かなんですけどね。

古いタネについては、発芽率が落ちるという仮定のもとで実験したのですが…、綿のタネの発芽は気温と水分も大事だけど、そもそも一番大事なのはタネの質なんじゃないかというわけで…

発芽に必要なモノ

  • 気温(20℃前後)
  • 水分(浸水は必須ではない)
  • 元気なタネ

…当り前なことの確認ですが💦

実験に使った紙ポット苗・とぐろを巻いた根

ちなみに実験の紙ポットに目印として挿していたテープは土に還ると謳われて販売されているモノ。

今年はこれを使ってあることに挑戦するつもり。


綿の浸水発芽実験の動画

思い付きで始めた実験、意外な、面白い結果になりました。

何度かに分けていますが、実験の方法は同じ。キッチンペーパーで挟み込んで水で湿らせて放置。室温は20度以上。2日弱で早いものは発根をはじめ、3~4日で出揃う感じでした。

綿の発根発芽試験(1)2020~2022年産の綿のタネを浸水させて発根するまでの様子。予想外な結果💦

動画内のすべての結果を集計したのが、次の表。途中土に埋めた分は含まず。

サンプル数が少ないので、あまりアテにならないデータですが…。

実際の発芽率試験は1品種100以上使うらしい

それと、動画をご覧いただいた方は気づかれたかもしれません。はじめの3種セットから土に移した際に、未発根を優先的に土に埋めたため、結果的に残した10粒の中の発根済の割合が高くなりました。そのこともデータを不正確にしてしまっています。

まあでも、今回の実験の注目点は2020年産のタネの発芽率の意外な高さかと💦

「2021年販売用」=2020年産

収穫高だけをみると、2020年は特に良くも悪くもなかったようなのですが。

植物的には、強いタネを、発芽率の低下しにくいタネを残しやすい条件が、なにかしら揃っていたのでしょうかね…

Table of Contents施肥・無施肥畝での比較ベランダ鉢綿と実験用畑との比較2023年とこれまでとこれから販売用の棉・綿...

結局理由は判りませんが、ただ、来年もまた旧年収穫のタネを残して実験してみようと思います。忘れなければ。

問題は、こういう実験をすると、捨てがたい発根発芽苗が大量にできてしまうこと💦

まあ結局畑に持って行って土に還すのだから、まったく無駄にはならないと思うのですが…。

Green cotton germinated & twin leaves were nibbled off 20230413 3/24播種の緑綿4/13発芽確認…かじられてる?
畑に浸水無し直播きした緑綿

3月播種で4/5発芽 今年も暖かいので綿のタネを播いてみた

今年はじめに綿のタネを播いたのは3/9。

一般的に播種適期と言われている5月上旬からふた月も早い。

さすがに早すぎるかなと思いつつ、播種用のタネの中でも余裕のある品種だけ播いてみた。

3/9以降も3月中に数回に分けて播種して、発芽を確認したのは4/5。赤茶・和綿白・和綿茶。

2020年の播種の様子→ 私の綿の播種方法は一般的ではありません…以下の記事をご覧くださいその他栽培や作品の記録は以下のブログ・チャンネルをどうぞ!

なぜ3/9にしたかというと、予報では最低気温が5度以下にならない日が続いていたから。丁度雨も降ったし。

ただ実際には3/19~20日に4℃になって、多分この期間、畑では霜が降りたのではないかと思います。

発芽後の降霜は、1日ぐらいなら耐えられるかもしれない。でも2日続くと、まあダメかなと…。

4/5に発芽していたタネたちは、まだ土の中でダメージはなかったのかも。

表のとおり今年は確かに最低気温5℃以下(赤)の日が明らかに少ない。細かい数字を見たらまた違う見解もあるかもしれないけど。

気象庁過去データより/最低気温の推移(5℃以下が赤)

あちこちの天気予報を見ていると、この高温傾向はしばらく続きそう。過去4月下旬~5月に霜が降りるような低温もあったけど、1日くらいなら枯草で覆ったり何だりしたら、耐えてくれるかな?と期待💦


気象庁の過去データ&yahoo!天気の予報を加工 黄色が2023年

早播きするのは、別に成長が早いことが良いことというわけではなく、私にとって、播ける時に播いていく方が楽なのが大きい。一度に作業するのが大変なので。

当然ながら、栽培期間が長い方が、つまり綿の生育に適した気温が長く続く方が、収穫量は多く、充実した実も増えるのではないかと予想するけど(残念ながらはっきりそう言えるような比較はできてない)。

それよりも、まとめて一気に作業するより、分散できる方が自分も楽だしリスクも少ないかと。

4/5 発芽確認 3/17播種の和綿の白

もちろん計画的にやらないと、よいタネを無駄にしてしまう可能性も高いので、そこもリスク分散で、少しずつ。

気持ちが逸るのを押さえつつ💦

4/5 発芽確認 3/24播種の和綿の茶

そういえば、メダカ育成のカルタヘナ法違反で実際に逮捕者が出たニュースがありました。

これから栽培される方、タネを入手予定の方は、その綿が、栽培したらカルタヘナ法違反の綿でないこともご確認の上。

お心当たりのタネを栽培・販売している方は、検査して、陰性だと明示しましょう。

安心なタネが入手できた方は、天気予報をチェックしながら、ワクワクしましょう^^ 

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