久々に竹筬の組換えをしたので、記録動画も投稿しました。が、動画のサムネ(タイトル画面)に使った画像は今回組みかえた竹筬ではありません💦
筬枠も新たに作ったわけではなく、数年前のもの。
ちなみに前回の竹筬動画、中古の竹筬紹介と分解の動画は約2年前の投稿。
ブログの竹筬についての他の記事についてはタグ「竹筬」でご覧いただけます。
筬羽の向き
今回の動画内で、筬羽の向きを中央で変える意味がよく判らないと言っているのですが、なるほどと思う説明を見つけました。
というか、そもそも私はこちらの方のこの記事をみて、自分も組換えてみようと思ったのでした💦(それ以外にもいろいろお世話になりました)
当時も何度も読んで参考にさせてもらったはずなのに、判って無かったのか忘れてしまったのか…
でもよかった、意味が判らないまま、うろ覚えのやり方に従うことに、何となくモヤモヤしていたので。
まあこの理解が正しいのか、昔の作り手がどう考えてやったことなのか、本当にはワカリマセンが…。

経糸は中心から離れるにつれ、耳側ほど、中心に寄る角度が大きくなるので、筬羽との接触も頻繁になり、力も強くなっていく。
中古の筬羽も、耳側ほど破損が多いのはその為だと思います。

竹の丸みのある筬羽の場合は、その接触の仕方が違う、少しマシということかと。
まあでも実際どうなんでしょうね、この図はかなりオーバーに作ってますし。
筬羽もここまで丸みのあるものは少なくて、裏表が判りにくい、平たいものが多い気も💦。

まあそれはウチにある筬が中古のばかりだから、組まれて長い年月が経過する間に丸みが無くなってしまっているのかもしれません。
そもそも筬羽の竹の加工をしたことがないので、よくわかりませんが、丸み方も、竹の部位などによって違うでしょうし。
とりあえず経糸守るためにも、貴重な筬羽を長持ちさせるためにも、幅だし・伸子をしっかり使った方がよいということですね。。
編み糸の浮きを押さえるのは
これも何となくバラバラより揃えた方が美しいし大した手間ではないしと思ってやりましたが💦、経糸に響くほどではないし…どうなのかなと思っていました。
でも筬羽同士の空間を揃えるためにも、やはり凸凹より、同じように嵌っていた方がよさそうです。
追記2024.6.17・竹筬の上下に貼るテープのようなもの
そもそも中古の竹筬に貼ってあったのは主に和紙・薄い布、全く無いモノも。
和紙の筬を分解した時、ぬるま湯でキレイに剥げて、糊のようなものはしつこく残らなかったので、たぶん何らかのデンプン糊を使用したのではないかと思いますが、正確にはワカリマセン。
組み直した竹筬の上下に一度だけサージカルテープを貼りましたが、再度その竹筬を組み直す時に、テープの接着剤がシッカリ残ってしまって。キレイに外すのに苦労してとても後悔。
それからは貼ること自体やめました。筬枠があればそんなにカンタンに抜けることもないので。キレイに貼るのも結構大変だし💦
最近こういうテープがあるのを知って、これならキレイに貼れて水で剥がせるかも??と。
少し使ってみた感じでは、切手と同じ感じ。結構粘着力あり。そのうち試してみようと思う。