精練一覧

地機布13 緯糸つむぎ・精練は必須?不要?

緯糸はチャルカで紡ぎ、刀杼に収まるように錘をつくり、撚止めして脱水、そのまま織っている。いつも通り未精練。

先週参加したタリフさんの講座で、講座内容とは別に、糸の話も聞いた。それで、やっぱり精練はしなくていいや、と思えた。

多少天然の油分が残っていた方が織り作業はし易い。斑なく染色するなら油分を落とす必要があるのだろうけど、染めは滅多にしないし、染めるにしてもムラは気にしないし。油によるコーティングがある方が繊維は傷みにくい。

綿繰りもカーディングも自分の道具による手作業なので、機械による製綿・製糸で汚れたり、他繊維が混ざることもほぼない。

収穫する際から、枯れ葉が入らないよう気をつけてるし、何週間も畑に放置しないし、実綿でタネから油分が染み出る程の期間放置するのはわずか。

つまりウチの綿は大して汚れてないので、織り前に汚れ落とし目的のアルカリ精練は不要ってことで。

2mほど織り進んで、残りの必要量の見当が大体ついたので、新たに篠作り。緑の白交じりと和綿の白を混ぜた篠綿。薄めの緑と白がまだらに現れるように。

右はまだ沢山残っている和綿の茶。経糸と同じようにクヌギで鉄媒染の予定。思いっ切りムラに、暖かい感じの鼠色になるといいな。


茶綿を染める

草木屋さんの講習会に参加してきました。数年前、秩父で講習が開始された頃から気になっていて、ほぼ独学者の自分としては一度行ってみたかったのが、ようやくかないました。

綿の自然な色をいかしたいけど、いま沢山在庫のある茶綿はあまり私の肌に色に合わない。

更に引越しの片付けで物置から以前集めたクヌギの殻や、いただきものの玉ねぎの皮・紅茶等が発見された。ということで、茶綿を染めることにして、それなら…と勉強しにいってきたというわけです。

呉汁処理等しなくても木綿が染まりやすいタンニン系染材の鉄媒染で、暖か味のあるグレーにしたいとお願いして体験させてもらったのは、栗の木と五倍子。

染めたのは前の記事の、和綿茶1:洋綿茶1で混ぜて紡いだ糸。

左ふた綛は栗の木。一番左が未精練・隣が精練済。真ん中の紫に見える綛(白の和綿・未精練)と、右ふた綛が五倍子。未精練と精練済(一番右)。

どうも色を再現できていない残念な画像なのですが(汗)、五倍子と栗でももちろん違うし、精練の有無でも違います。

全体的には、もう少し薄め明るめのグレーを期待していたのですが、思ったより濃く染まりました。当初の私のイメージに一番近かったのは、精練した綛の栗の木鉄媒染。茶の色が透けて見えるから、かな。

ぱっと見は判らないかもしれません。よく見ると、染まっているけど、茶が消えてない…というか。染まりきっていない、というか。やはり精練のアルカリで茶が強くなっていたのでしょうか。。

草木染は、その呼び名の気安さとは程遠く、奥が深すぎて複雑で難しいと思い知った講習会でした。もちろん、楽しかったです!

最後の画像は元の茶綿との比較です。

染めた糸の順番は上の画像と一緒。比較茶綿は逆で(汗)、左が精練済・右が未精練。実際の染めた糸の色は3番目の画像が一番近いかも。。

この草木染講習会はとても勉強になるし楽しかったので、また機会があれば行きたいなーと思っているのだけど、スケジュールが判りにくいのですよね…(汗)