緯糸はチャルカで紡ぎ、刀杼に収まるように錘をつくり、撚止めして脱水、そのまま織っている。いつも通り未精練。
先週参加したタリフさんの講座で、講座内容とは別に、糸の話も聞いた。内容は言えないけど💦聞いて考えたのは、やっぱり精練はしなくていいや、ということ。
多少天然の油分が残っていた方が織り作業はし易い。斑なく染色するなら油分を落とす必要があるのだろうけど、染めは滅多にしないし、染めるにしてもムラは気にしないし。油によるコーティングがある方が繊維は傷みにくい。
綿繰りもカーディングも自分の道具による手作業なので、機械による製綿・製糸で汚れたり、他繊維が混ざることもほぼない。
収穫する際から、枯れ葉が入らないよう気をつけてるし、何週間も畑に放置しないし、実綿でタネから油分が染み出る程の期間放置するのはわずか。
つまりウチの綿は大して汚れてないので、織り前に汚れ落とし目的のアルカリ精練は不要ってことで。
2mほど織り進んで、残りの必要量の見当が大体ついたので、新たに篠作り。緑の白交じりと和綿の白を混ぜた篠綿。薄めの緑と白がまだらに現れるように。
右はまだ沢山残っている和綿の茶。経糸と同じようにクヌギで鉄媒染の予定。思いっ切りムラに、暖かい感じの鼠色になるといいな。