紡ぎ車一覧

酷使しすぎ?

足踏み式紡ぎ車・トラベラーのフライヤー。ここしばらく隙間時間に少しずつしか紡げていなかったので、お手入れも手抜きで、気づくのが遅れてしまった。

オプションのレースフライヤーに付け替えて1年後にはこんな記事を書いていたけど、それほど本気だったわけではない。

確かに堅めの木でもない感じだし、一番小さい径だから一番薄いのだろう。でも、どこか自分の使い方がまずかったのか、手入れ不足か、紐の結び目が大きすぎたのか、張り過ぎだったのかと考えてしまう。

このオプションは現在販売されていないようだし、2番目の溝で紡ぎ続けるしかない。いつかここも、バランスよく減っていけば、1番目と同じような回転比に近づいていくかも?(汗)


ラオスの糸車

こちらのイベントへ行って、ラオスの綿打ち弓や、糸車を触らせてもらいました。

糸車は錘手前に棒が刺さってたり、交差の仕方が複雑だったり。

日本の糸車はそれほど使ったことはないけど、錘と車をつなぐ糸は、錘の直前で8の字に交差して上下が入れ替わっているのは知っていました。その方が錘のコマに接触する面が大きくなり、より回転しやすくなるからだとか。

見せていただいたラオスのこの糸車は更に交差されていました。フシギ。

でもやっぱり私はチャルカがベストだな!糸の掛け方を変えるだけで撚り方向も変えられるし。いつも一方向にだけ回せばいいから、間違えて逆回転してしまうこともない(汗)。

といいつつ、最近は足踏み式で紡いでいる(汗)。和式の糸車もそのうち入手予定なので、そしたらいろいろ実験予定。


トラベラーのお手入れ

足踏み式の紡ぎ車・トラベラー。このオイルを足してやる部分に埃がたまりやすい。あ、毎回毎回、使用後にキレイにしていればこんな風にはならないのか(汗)。オイルも黒く固まってしまうので、綿棒でさらにオイルを足しつつ、少し温めながら、埃と黒い塊を取り除きました。こんな方法であってるのか判りませんが、まあ何となくキレイになりました、よね?

部分的に少しヤスリがけして、何度目かの柿渋を塗り乾燥、オイルを塗ってまた乾燥。ボビンを乗せる上部の部品だけ外して、あとは引っ越し屋さんにお任せかな。


つむぎくらべ 道具による糸の違い

綿の糸紡ぎは2008年にスピンドルで習って、半年後ぐらいにチャルカを購入、回しすぎで肩が痛むようになり(汗)、足踏み式の紡ぎ車を購入したのが2012年でした。

回転比を大きくして紡いでいましたが、チャルカで紡ぐ糸と同じように紡ぎたくても、若干撚り加減の違う糸になります。

機械紡績の糸ではないのだから、同じものができないのはよいのです。それは判っているのですが、それでも道具による違いを明らかにしておきたくて、紡ぎ比べてみました。あくまで今現在の私の場合の覚書です。

同じように紡ぎたいときでも…

インドのオーガニック綿、シートで購入した綿をできるだけふんわり、強度はあまり気にせず、太目の糸を目指し紡ぎました。

  • 左)スピンドル 約1,010cm/1.4g
  • 中)足踏み式紡ぎ車(2) 約1,050cm/1.4g
  • 右)チャルカ 約 960cm/1.4g

1枚目の画像(クリックで拡大)は撚り止め後で、二枚目の画像は撚り止め前。紡いで綛あげしたあとの姿。

いつもはチャルカで紡いだら錘のまま撚り止めしますが、今回は比較のため撚り止め前に綛上げしました。

足踏み式紡ぎ車(2)は、(1)より、撚りが強くなりすぎないよう、細くなりすぎないようゆっくり紡いだ糸。そんな気をあまり使わずに紡いだ(1)の糸は、約1,340cm/1.4g。

スピンドル

スピンドルは、タクリのように下に置いて回したり、常に支えながら撚りをかけるのでなければ、つまりスピンドル自体の重みを糸に負担させる紡ぎ方をしている場合、少なくとも重力に耐えるための撚り加減になっているはず。

紡ぎ始めと、糸がたまってきた頃では少し違う撚り加減になるかも?この糸は綿工房さんの星型スピンドル(約19.4g)で支えたり吊るしたりして、撚り加減を調整しながら紡ぎました。

チャルカ・和式の糸車(糸を手動で巻くタイプ)

チャルカは(和式の糸車も)構造上は特に負荷がかからないため、このなかではいちばん撚りの弱い糸、柔らかい糸、繊維密度の低い糸を紡ぎやすいのではないかと思います。

特に和綿のようなコシの強い繊維なら、たっぷり空気を含む糸にしやすいのではないかと。もちろん追撚すれば撚りの強い、より丈夫な糸もできます(着物等を扱う方にはその傾向が強いかも?)。でもそれはどの道具でも一緒です。

足踏み式紡ぎ車(糸を引き込んで巻き取るタイプ)

足踏み式紡ぎ車は紡ぎながら同時にボビンに巻き取るために、ボビン側から糸を引く力が働くので、少なくともその力に対抗できるだけの撚り加減になると思います。

また、車を止めてもボビンは惰性でしばらく回り続けるので、チャルカやスピンドルに比べ、回転をコントロールしにくく、撚り加減が不安定になりやすいかと。

一応そこは気をつけながら紡ぐようにしているので、チャルカ等には及ばないまでも、ある程度安定して紡げているとは思いますが…。

目視による比較では

見た目の印象であってハッキリ数値に表せませんが、最初の画像で紡ぎ車の糸は両隣より少ーし細めに見えます。

両隣とほぼ同じ長さ・重さなので、番手もほぼ同じなのですが。

以前番手について書いた記事のように、糸を構成する繊維の密度が違うのではないかと考えられます。両隣に比べ若干柔らかさは劣るかもしれませんが、繊維が詰まっていて、丈夫さは優る糸とも言えますね。

錘に巻く形による違い

ちなみに、チャルカや和式糸車のような錘に巻き取る道具のなかでも、錘に巻く形によって、必要な撚り加減が変わると思います。

たとえば「かぶら」と呼ばれる円錐型の場合、その形を綛上げまで保つためには、ある程度強く硬く巻く必要があり(大管・小管巻きのように)、紡錘型に巻く時と比べ、硬く巻くための引きに耐えられる強い撚り加減にする必要があると思われます。

紡錘型なら軽く緩く巻いても円錐型よりは崩れにくい。そのまま鍋で撚り止めもしやすいので、私は紡錘型で巻きます。

道具によって変わる撚り加減について、とりあえず簡単に、現在のところの覚書でした。


何年やったら

紡ぎ車のレースフライヤーの、一番小さい径、一番早く回すことができる溝の柿渋がはげてきました。ほぼこの溝しか使わないので当然といえば当然かも?

この調子で使い続けていたら、もっと溝が深くなって、しまいには…ということもあるのかな。何年かかるか、いや、年数ではなくて、量、だよね。

明日の井の頭公園アートマーケッツは考え中。出店情報はツイッターに。


レースフライヤーキット

追加注文していたトラベラーのオプションがようやくやってきました。

まずは柿渋を塗って、本体の方にももう一度重ね塗りして、それから組み立て。が、説明書は英語のものしかありません(汗)。まあ、そんなに難しくはないでしょう・・・きっと。

トラベラーで和綿紡ぎ

以前購入したシート状の和綿を紡いでみました。あっちを緩めてみたり、こっちを締めてみたり、回転比をあげてみたり、いろいろ試しながら徐々に慣れてきました。自分で試行錯誤して自分でこつをつかむ快感を久々に味わえたかな。

慣れてからガンガン回して紡いでも、やはり羊毛のようなペースでは紡げず、同じ量を紡ぐのに、チャルカより時間がかかっています。

うちのブックチャルカでは一回転する間に、ざっと数えて約50~60回、ツムの先から糸がはじかれていました。トラベラーはいちばん大きい回転比にして14:1なので、巻きつけにかかる時間を考えても、スピードではチャルカのほうがずっと上です。

しかしチャルカでたくさん紡ぐようになると、腕の回転が疲れるのはもちろん、片足立ての姿勢を長時間続けるせいか、歩く時にも足の付け根が痛むようになってきました。チャルカ自体、あまり酷使し続けることも心配です。

そこで紡ぎ車を購入したわけですが、これもガンガン回し続けてばかりだとあまりよくない気がするので(すでにいろんな音がしてきて(汗)、調整しつつ、回転比をあげるオプションを追加することを考えています。

稼がんとね~!


10年分の

誕生日プレゼント。
とうとういらっしゃいました。トラベラーという紡ぎ車。本当はすっきりしたデザインのこんなのこんなのが欲しかったのです。白木で購入して何かしらオイルか柿渋を自分で塗ろうと思っていたので、ごつごつしたでこぼこのあるデザインだと難しいし、普段のお手入れも面倒かなと(汗)

散々悩んで、ペダルや高さ、金額はもちろん、綿で紡ぐに際して、そのうち細く早く紡ぎたくなったときにオプションが豊富に選択できるほうがいいかなと。一番メジャーな(?)ところに落ち着いてしまいました。

早速紡いだのは、おまけでいただいたロムニーという羊毛。久しぶりの羊毛です。最初はぎこちなく紡ぎだしましたが、英語の解説を読みながら1時間もやるうちに、何とか見られるものになりました。しかし2時間もしないうちに、キレイにカードされた羊毛のおかげかあまりにスムーズに紡げるので、つまらないわけではないけど、ちょっと物足りなさを感じるように(汗)。

綿を紡ぐときはどんな感じか、楽しみです。