綿のタネ一覧

ベランダの2年目の和綿と寄付報告

これまで宿根で数年間、実をつけ続けたのは和綿ではありませんでした。

この昨年播種の和綿も、2年目を期待せず春頃小さい鉢に移植してしまったのですが、多少歪なものの、そこそこの実が姿を見せてくれました。

1本の幹から対称に出る2本が今年の枝。

今年は畑が全然ダメなので正直ウレシイ。

多分来月には今年の畑の総まとめ的動画か記事を投稿予定です。

収穫はほんっとに少ないので、残念ながら、来年のタネ販売・実綿販売は確実にありません(汗)

タネをお探しでしたら以下の記事を参考に、検索してみてください。

私の独断と偏見で(汗)、掲載していますので、ご了承ください。もし載せないで欲しいなどの要請がありましたら、即対応いたしますので、お...
畑の和綿

年末に向かって忙しくなってくる前に、昨年もやった寄付をしました。

寄付先は、どうぶつ基金( http://www.doubutukikin.or.jp/ )他、地元の保護猫活動をしているNPO法人など。

それぞれホンのわずかな額ですが、それでも今年も寄付ができたのは、わたいとやの品をご購入いただいた皆様のおかげでもあります。ありがとうございました!

寄付金控除による節税対策もあるけど、使用の優先順位が理解できない税金を払うくらいなら、自分の好きなところ、助けたいところに直接…という気持ちで昨年から始めました。

最近はオンラインで公益社団法人アニマル・ドネーションとか通して、複数団体にまとめて寄付できたり、クレジットカード払いができるサイトもあって、ポイントもついたりするんですね。

11月上旬撮影・緑綿の紅葉

気負いなく、気軽にできようになって、もっと普通のことになるといいなぁと思います。


2019年産 綿のタネの販売はじめました 種類限定・少量のみ!

1月の初めの記事に、今年はタネの販売をしないと書きました。

スイマセン、考えを少し変えました(実綿の方が、量的にも楽しみ的にもお勧めなのは変わりませんが…)。

そろそろ種まきの日が近づき、タネの種類、数量などの確認、準備をしていたら、良いタネがかなり余ってしまいそうなことに気づきました。

まあ残ってしまっても、いつもならスピニングパーティーで値下げ販売するのですが、今年は…、うーん、開催もアヤシイような気もするし(何の心配もなく開催できる状況になってくれたら、そりゃあうれしいけどさ!)。

今みたいな状況のなかで、ベランダやお庭で、収穫後は家の中でも楽しめるものって、いくらあってもいいかなぁと。

そんなわけで、種類限定で、少量ずつですが、販売することにしました。

無くなり次第終了です。よろしくどうぞ!

Creema

2019年収穫 綿のタネ 3種各10粒セット(計約30粒)
2019年収穫 綿のタネ 和綿 白 15粒
2019年収穫 綿のタネ 和綿 茶 15粒
2019年収穫 綿のタネ 緑綿 15粒

STORES.

2019年収穫 綿のタネ 3種各10粒セット(計約30粒)

yahooの天気予報アプリで2週間予報をみると、
東京の播き時はやっぱり5月明けてからかな。気温的には。
ただ、雨マークが無いのが気になる。。


綿のタネのなれの果て

翌年播種用にも、販売用にもできず残ってしまうタネは、まとめて畑に還している。

綿繰りが終わってそんなタネがたまった2月頃、畝の合間に40~50cm深さに穴を掘って、タネを少し埋めて、動かした土を戻す。ということを、数か所繰り返す。

もともと未熟だったり小さかったりするタネが多いので、分解もそれほど時間がかかることはないと予想していたけど、(たぶん去年の)埋めた跡を掘り返してみたら、まだ多少形が判るくらいには残ってて。

指で軽く潰せるくらい。画像左側にあるのが潰したタネ。

埋めたらそのまま放置。穴を掘ってもできるだけ同じ土を元通りに近い状態で埋め戻すだけ。耕す、ほぐす、天地を返すなどはできるだけしないように。その方が小さい虫や微生物の活動(分解)を邪魔せずに済むかと。まあ異物が投入されてる時点で…という話もあるけど(汗)。

植物の根は枯れた後抜かずにそのまま。トラクターなども一度もかけてません。重い機械が入ると土が砕け、堅くなる。だから耕す。無駄な作業を増やしてしまう…しなくていいことはできるだけしたくないので。


綿の価値

私の通販サイトの綿やタネの価格が、他のサイトと比較して高めなことについて。

私は「綿」には価値があると思ってる。海外で作られた木綿の服が安価に手に入り、簡単に捨てられる今の世の中、苦労してタネから育て、紡ぎを練習して、織るなり編むなりして、ああ、やっと木綿の布ができた!と、そう感じること。その経験にはとても価値がある、綿という植物にはそのもの自体の他にも様々な価値があると考えています。

木綿の服がどのように作られているか、どれだけ手間がかかっているか知って貰いたい。だから私は無料で配るのではなく、それなりの価値ある物として販売することを選びました。

タダで配布することを批判したいわけではありません。自分もタネを無料で配布していた時期がありますし、今もそれなりの理由があればあげることもあります。

栽培継続年数がまだ短かった頃は、無料で配布していました。栽培を継続していくなかで、栽培方法の工夫や選別を続け、付加価値と考えられるものを足し、有料の価値あるものと自負できるようになってきました。

私が販売を始めようした当時、といっても数年前ですが、相場を知るために検索しても、綿や綿のタネの値段はよく判りませんでした。日本の市場は市場ともいえない程度。そんな小さなマーケットでは、私のつけた価格ですら、後々の相場に影響を与えてしまうかもしれないと思い、よく考えて価格を設定したつもりです。

私のタネや綿の価格は高めに感じられる方も多いと思います。それでも、経費や畑やその他の労賃を合わせるとほとんど賄えていません。でもこれ以上高くするのは今の自分の感覚では難しい。売買のどちらの立場からみても何とか納得できる、バランスの取れるところを常に再考し続けていくしかないと思います。

これは作品についても同じ。ただ、今現在は手紡ぎ手織りの作品が私の感覚からは安すぎる値段がつけられていることが多いようなので、私はあまり販売用は作りません。

この先、時代が流れて綿や綿を紡ぐことが日本でもっとメジャーになるようなことがあれば、また違う考えになっていくかもしれませんが、どうなっても、値段に負けないように、綿の価値を、作るものの質を落とさないように努力するということだけは続けていくつもりです。

私と同じように綿自体やその手作業を価値のあるものだと考えて購入・参加・販売される方が増えてくれると嬉しいです。リピーターのお客様には本当に感謝の一言。いつも、ありがとうございます。

今現在の私の販売価格に関する考えでした。長々お読みいただきありがとうございました。

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綿のタネをとる方法・手でとる手順と綿繰り器と

<Ⓒ2014 旧わたいとやHP>

 

綿の実からタネをとることを綿繰り(わたくり)、実繰り(さねくり)などというそうです。繊維は糸に紡いだり、布団などに詰めたり、タネはまた次の年、播くときのために。

綿の収穫のときからの注意

翌年播種用の実は、畑で収穫の際に選別します。生育のよい木の、収穫初期~最盛期の立派な実がよいと言われています。でも、実の大きさ、繊維の色・長さ・多さ、綿繰りのしやすさなど、ご自身がお好みの実を選べぶのがよいと思います。

ディスプレイ用以外は、綿の実の房だけをそっと摘むようにして収穫。枯れた葉やガクがぽろぽろ繊維に絡みつかないように注意して。

かごやネットに入れたり、天日干ししたり、よく乾燥させます。乾燥していたほうがタネ離れがよいので、綿繰りの作業前にはできるだけ乾燥させておきます。

タネを播く予定の綿の実は、保管する環境にも注意が必要かと思います。私は翌年用は早めに綿繰りして仕分けてしまいます。

保管分も、ある程度通気性が保てるように、紙袋か、ネットに入れておき、できるだけ早めに綿繰りします。

長期間、綿繰りせず保管すると、タネ等に含まれる油分で繊維が変色することもあるそう。混ざってしまった葉やタネのなりそこないからも変色の影響がみられます。白は目立つので特に注意です。

綿の実からタネを手でとる疲れにくい方法

一度に沢山の繊維を引っ張らず、少しずつ摘む方が取り易いです。

根元ではなく、繊維の先端をつまんで、皮の表面から垂直方向に引っ張ります。

そのうち短めの繊維が残るので徐々に根元近くをつまんで引っ張ってみましょう。

でも、短い繊維は紡ぎにくいので、無理にとらなくても。

時々タネ離れし難いもの(画像下)もあるようです。

あまり力ずくでやろうとすると、タネの表皮が一緒に取れてしまうこともありますし、指が疲れます。多少繊維が残っていても、発芽にはそれほど支障はないと思われます。

以前、和綿を房のまま播種する実験をしたところ、8個のタネのうち6個以上は発芽を確認できました。そのまま播種してもとりあえず十分な水分を吸収できれば発芽するようです。繊維が長く量の多い洋綿ではわかりません。

(2020.1追記 手でタネを取るコツの動画を公開しました。こちらの記事からどうぞ)

綿繰り(わたくり)器の選び方

綿繰り器とは、棉の実からタネを外す道具です。ハンドルを回すと二つのローラーが回転し、その隙間に綿の繊維を引き込みます。

更に回すと、綿の繊維を向こう側へ送って、種が手前に残ります。画像の道具は、ネジでローラー二本の隙間を調節するタイプですが、二つの楔(くさび)で調整する形状のほうが多いです。

さすがに手でとるより綿繰り器のほうがキレイに、早く、楽にとれます(和綿に限り)。

綿繰り器がなくても、料理用麺棒のようなもので転がして外す方法や、パスタマシーンを使用する方法もあるらしいです。

ご興味のある方は動画を検索してみてください。

収穫量が少なければ、手でむしり取ってしまえば済むのですが、沢山収穫できて、今後も栽培を予定しているなら、道具の購入を検討するのもありかと思います。

もちろん新品も販売されていますが、中古の綿繰り器でも時々掘り出し物があります。

中古の品は、二本のローラーの凸凹が少なく、しっかり接触しているかどうかを、よく確認したほうがよいと思います。隙間が大きすぎるものは調整できそうか確認。

やはりローラーは中央が摩耗のため、へこんでいるものが多いです。もちろん2本がきちんと連動して動くかどうかも重要。

新品は機料店や綿専門の制作者なら比較的安心なようです。以前の話ですが、価格だけで選ばれたもののなかには、調整がかなり必要なモノがあったよう。

まあ、あまりうまくできないようなら、自分でいろいろ調整・工夫すれば済むことですけどね。

(2020.7追記 綿繰り具についての動画を投稿しました。こちらの記事からどうぞ)

綿繰り器の使い方

まずは道具をしっかり固定できるようにすることが大事です。ハンドルを回すときに本体ががたがた動かないように。

私はハンドルを少しずつ操作し、両端ぎりぎりまで使い、出来るだけ多くの綿を一度にローラーにかませるようにしています。

真ん中あたりに1、2個挟むだけで無駄にぐるぐる回すことを繰り返していると、木を傷めるし、自分も疲れてしまいます(大量に処理するので…)。

ただし、端に寄り過ぎるとタネや繊維が両端の隙間に吸い込まれて、回転しにくくなります(入らないような構造の機種もある)。

入ってしまったら分解して取り除きます。時々は分解してゴミ取りや、軸に蝋やワセリンを塗ったりしています。

綿は押し込まず、繊維の先端を隙間に吸い込ませるように軽くそえます。一度に多すぎる繊維が入ると、ローラーの隙間が開き過ぎて上手く綿繰りできません。

また、回りにくさを感じた時に力まかせに回そうとすると、道具を傷めたり、未熟なタネをつぶしてしまったりします。

ハンドルからの手応えを感じながら、回転を戻したり、綿を引っ張って、吸い込まれる繊維の量を調節したり、ネジを調整したり工夫して。作業者自身も常にやりやすい姿勢を考えながらやらないと疲れてしまいます!

収穫した綿の使い方・綿の紙つくりなど、別の用途も考える

綿の繊維で糸を紡ぐ予定の方は、収穫の時からずっと、綿繰り前も最中も、ごみは出来るだけ取り除きながらやったほうが後の作業が楽です。

枯葉がローラーを通ると綿のなかで粉々に散らかることもあります。

綿の紙

未熟なタネもつぶれやすいので、出来るだけ綿繰り前に取り除いておきます。

画像は、譲られたもののゴミが多すぎて紡ぐ気になれなかった綿で作った紙です。

混入を防ぐには、畑で綿を摘むときが一番大事!

きつい株間や混んだ畝だと、実が開いた後にできるだけ早めに収穫しないと枯葉が付きやすいです。もうタネを播く時から、布にする時のことまで考えておかないと、という感じですね。

特に冬の収穫、霜が降りて葉が枯れだしてから収穫するなら、葉を落としてしまった方がいいかも。このため、大規模なコットンフィールドでは、枯れ葉剤が使われていましたようです。

まあ、私は自分のものなら枯葉程度混ざっていても、それほど気にしないのですが…(汗)

  • 綿繰り具についての動画はこちらの記事からどうぞ。
  • 手で綿とタネを分ける疲れにくい方法の動画はこちらの記事から。
  • 「棉」と「綿」の違いについての記事はこちら
  • 「綿のタネを外す方法による繊維の違い」についての記事はこちら