緑綿一覧

緑綿の色についての動画(追記あり)

最初は緑綿全般、栽培や紡ぎ方についての動画を作るつもりでした。

が、すごーく長く、大変になりそうだったので、とりあえず今回は、繊維の色についての動画になりました。

そしたらほとんど既に記事にしている内容のような…?ブログの動画化? まあ情報が特に変わったわけではない…(汗)

クリックでYouTubeに飛びます

緑綿の色 まとめ

綿の実自体の色の変化

  • 実のバリエーション
  • 一つの実のなかでの色調
  • 房のなかでの色調
  • タネの周囲の色調

これらについて、一部、以前書いた記事はこちら↓

緑綿を栽培して約10年。ウチの緑綿だけなのかどうか判りませんが、いろんな緑のバージョンの実ができます。その一部をご紹介。 ち...

経年による色の変化

  • 基本的に経年の変色自体は止められない(畳や竹と同じ)
  • 促進・停滞させることはできる
  • 数回に限り、色を戻す方法もある
「緑綿ばらえてぃ」の記事では、さまざまな実の色をご紹介しましたが、こちらは、その色の変化についての記事です。 日照か酸化か経...

アルカリ度による変化(動画でやった比較実験)

  • 撚り止めのみ
  • アルカリ浸水
  • 酸→アルカリ
  • アルカリで煮る

前述の記事にも書いてますが、あらたにこの実験についての考察も、また後日、別記事にする予定です。

後日追加した記事↓

「緑綿の色」動画の中の字幕の間違いを発見しました。下の画像が正解。大変失礼いたしました!(動画は後から修正ができなくてモヤモヤ) ...

【追記】動画内ではアルカリ剤として、炭酸ナトリウム(ソーダ灰、炭酸ソーダ、炭酸塩)を使用しています。重曹や他のアルカリ洗剤などでもアルカリ溶液はできますので、挑戦する場合は、少しずつ濃度を変えてお試しくださいm(_ _)m  酸性水はクエン酸。これもお酢などで代用可能です。

緑綿の色のウラオモテ

  • 染色不要=染色の楽しみがない=染色しなくて済んでいろいろ節約
  • 色が不安定=好きな色が保てない=違う色が楽しめる
  • 色が移り変わる=同上

私はこの色も、変色した色も、肌触りも好きで育てています。色つやもあって美しい色だと思っています。

もし同じようにこの緑綿が気に入られた方、興味のある方は、ぜひタネから育てて欲しい。色の移り変わりをご自身で見てみて欲しいです^^

緑綿のタネはこちらで販売中。種取済みの繊維も。

実綿はこちら。

余談

ちなみに、「よい点悪い点」と言いたくないなという気持ちで、「ウラオモテ」と書いてみました。

人工物や人に関することなら、メリットデメリットと書くことにさほど躊躇いはないのですが、自然のものにそういうのは何となく違和感があって。

どちらにしろ、それはヒト側の都合でしかない。それに、そのヒトもそれぞれ好みがありますから、何をよいと思うか悪いと思うかはそれぞれで。

緑綿動画の副産物的撚止め動画もどうぞ!

だから色が変わることについても「劣化」ではなく、「変化」。違う色になるだけ。本質的には、色に優劣はないという考えです。

優劣や善悪、正誤や利害という評価につながる言葉には、普段からできるだけ注意しています。個人的には、ヒトは結局好きか嫌いかでしか判断できないのではないかと思っています。何が正しいのかはその時代のヒトの基準で判断するだけのことかと。

エコとかオーガニックとか評価や価値に繋がる抽象的な言葉も、ホントはできるだけ使いたくない。まあ、販売促進で使うことはありますよ(汗)。でもかなり控えめにして、具体的な事実・考えを述べてる、つもり。


今年の殻付き実綿販売はありませんが…

ウチの畑は不作のため、そこそこの大きさでキレイ目な殻付き実綿は、今年はこれしか採れませんでした。

右側ような、立派な茶綿はあるのですが、これはトルファンとタナ綿の茶。

どちらもまだ自家採種で栽培し始めて3年くらいだし、ちょっと心配な品種でもあるので、販売は止めておこうかなと。

ちょうど在庫処分で出品していた手紡ぎ糸も売れてくれて、CreemaとかSTORESのギャラリーが少し寂しいような感じ。

で、緑綿の篠綿バラエティセットを作ってみました。緑綿の色の違いや、色の変化についてはカテゴリーをご覧ください。

緑綿って、巻き方に気をつけないとすぐフワフワしてしまう(汗) この篠綿は、細めの糸を紡ぎやすいように作っています。

変わった色の緑はあまり在庫がありませんので、お求めはお早めにどうぞ!昔紡いだ糸もいくつか出品したので、よかったらご覧ください。

一番最初に収穫した津田カブで、津田カブ漬けを作りました。

収穫後1週間くらい干して、ぬか床に入れただけだけど、まあまあ美味しくできたみたいです。

…でもまあ、島根出身の夫と違って、特に懐かしさとかのない私からしたら、ほぼタクアンです(汗)


みどり綿の木の定点観察2020 になるかも

2020.8.1撮影

「綿の開花」動画内にもいれた画像です。

白花・緑木の、緑綿の花。

緑綿の白花・赤花の違いについては、こちらの記事をどうぞ。

緑綿の赤木・緑木

2枚目の画像は、1枚目と同じ木の、約一週間後に撮影しました。

ちょっと角度が違ってしまって、比較しにくいかもしれませんが(汗)、8/1に開花した花の実が、もうずいぶん大きく膨らんでいます。

梅雨明けから一週間、晴れて暑い日が続きました。今年の定点観測はこの木になるかな。

2020.8.8撮影


綿繰り動画の補足 洋綿の綿繰り

(追記・洋綿と和綿の違いについての記事はこちら)

先日投稿した、綿繰りについての動画への補足です。投稿した時の記事はこちら。

いわゆる洋綿―和綿以外の繊維が長くて多めの綿が、綿繰りしにくいと感じている方に向けて、少しでも綿繰りしやすくするための方法を、動画内で紹介しました。

タネの丸みを帯びている方を先に、ローラーに吸い込ませる、といったことです。

でもこの向き、触れば判るかなと思ってたけど、それでも繊維に包まれた状態だと判りにくい人もいるかな、と思って、イラストにしてみました。

画像のような角度から見ると、こんな風。

綿の実が開いて、ふわっと繊維に空気が膨まれて、ほぐれていくうちに、徐々に位置はずれてしまいますが、もともとタネはこの向きに入っているようです。

中心に向かっている方が尖っていて、そこから栄養を貰っていたのでしょう。

だから、綿繰りにかける時は、実の外側から先に吸い込まれるようにすると、ちょっとだけ、綿繰りしやすいかと思います。

緑綿だったら、実の内側の緑の濃い方が尖っているので、外側の色の薄い方から先に、ということですね。

よかったらお試しください。そしてお時間があれば、実際どうだったか教えていただけると嬉しいです(…この梅雨時期に綿繰りする人はあんまりいないかな(汗))。


つぼみ発見

約10日前、7/3の大島和綿と緑綿です。

これで大体20~30cmですかね。葉もほぼカエデ葉になって立派になってきました!

この時、小さなつぼみを発見していましたが、10日後の7/13は、こんな感じ(3枚目)。

上2枚の大島とは別の和綿です。大島はほぼ緑だけど、こちらの島根からきた、伯州綿と思われる和綿は、赤みがあります。

でも若干赤みが薄いような気がするのは、昨年同様、やはり日照不足なのかな?(当時の赤みがかった木の記事)

昨年は梅雨が長くて、このまま摘芯もしなくて済んじゃうかもしれないなー、と思ったけど、梅雨明け後の8月以降、まだまだけっこう大きく育ったのでした。

今年はどうかな~。摘芯については「綿の摘芯と選定」の記事もどうぞ。

次回、畑に行く頃には開花しているかどうか、微妙なつぼみの大きさ。梅雨が明ける前、ギリギリに(汗)、もう一度行く予定。