河内一覧

綿と混植している植物の動画補足(追記あり)

綿と一緒の畝にある、少なくとも雑草認定はされないであろう植物の紹介…のつもりでしたけど、ハーブ類とかは微妙なのもあったかな?(汗)

以下、動画内で出てきた簡略図について、少し補足です。

綿と共に育てる作物 in 自然農畑―まだ間に合うかもしれない落花生・さつまいも・藍など(音声あり)

畝の中央は一般的に、畝の端(肩)・通路の境と比べて乾きにくい傾向にあります。

落花生や薩摩芋のような、水はけのよい土の方が向いていると言われる作物の場合は不向きと思われるかもしれません。

ただ、ウチの綿畑は水はけがよい方なので、畝も低く、大きめしてあります。

そうすることで、畝の上、真ん中、畝の端(肩)、通路の境で、土の水分量があまり変わらないようにしているつもり(有機物が豊富&裸地にしていないため余計な蒸散も少ない)。

なので、落花生などを畝の中央で栽培することもあまり気にしていません。綿が優先で、落花生などは「ついでに」栽培しているという理由もあり。もしかしたら場所を変えたらもっとたくさん収穫できるかもしれないけどね。

ですので、もし綿と一緒の畝で何か作物を育てる場合は、以下の点を確認してからやった方がいいかもしれません。

  • 畝の大きさと場所による水分量の違い
  • 育てる作物の特性(広がり方や収穫時期・方法、必要な水分量など)
  • 自分が何を優先したいのか(二兎を追う一兎も得ず…)

まあ、比較実験したり、様子を見ながら、自由に好きなモノを好きなように育ててみてはいかがでしょうか。

河内の和綿6/13in市民農園

【追記】これらの植物はいわゆるコンパニオンプランツとして紹介したわけではありません。何かしら影響はしあってはいると思いますが、比較実験などはしていないので、不明です。明らかに科学的に効果があると判明していることとしては、土を覆って水分蒸散・太陽光による殺菌を防ぐこと、マメ科の窒素固定ぐらいでしょうか。。

追記)花のタネの飛び散り方の違い

動画内で、コスモスのタネはアフリカンマリーゴールドより広範囲に撒かれるとお話しました。マリーゴールドは下の画像の様に枯れて、花弁の下部に詰まった沢山のタネは、ばらまかれることなく、ほぼ一定の狭い範囲内で発芽することが多いです。

2011/12/26のマリーゴールド
5~6月 発芽の様子

コスモスのタネはまとまったまま落ちるのではなく、ポロポロと一粒ずつ落ちることができます。

残念ながらコスモスのタネは撮影していなかったので、検索してみました。見やすいと思われたのがリンク先です。

コスモスのタネは、たんぽぽのように風で舞うほど小さくも軽くも無い方だと思います。でももしそのコスモスの背が高く、花の位置も高ければ、マリーゴールドよりは簡単に広範囲に広がるかも。

つまり植物の種はそれぞれ特性があって、一緒くたに飛ぶものとも言えません。ステレオタイプに雑草のタネが飛ぶのが迷惑と言う人は、ぜひこういうことを調査してみましょう。


2022年初栽培の和綿・河内 in 区民農園(実験用)

前回の記事でちらっと書いた4/7播種の綿は、昨年、稲垣機料さんで買い物をした時におまけでいただいた河内綿の種。

2020年産のタネを、いつも通り浸水無しで4/7播種。播種約10個中 4/14に、3個発芽確認。

新芽が出てきた3年目の和綿の木。 こんなに小さいにもかかわらず、しっかりモミジの形の葉です(画像はクリックで拡大) ...
Cotton seeds sown on 7 April germinated on 14 April 綿のタネ播き407→414発芽 動画の半ばに、蟻んこが出てくるので苦手な方はご注意を!

播種前日から雨無し&有機物の少ない校庭みたいな土だからもう少しかかるはと思ったけど。

この頃数日続いた高温のせいか、この時期にしては播種から発芽まで1週間というのは早い方だと思う。

ただし既に虫食い跡が見られ、その数日後には、双葉丸々喰われた跡もいくつか発見。

周りの葉野菜なんかより、発芽したてというのが食べやすいのかなー。

現在は播き直して発芽待ち。

左)葉野菜の芽 上)春菊 右)双葉を喰われた綿の芽
数に余裕のある品種は少しだけ密に播種

綿畑のほうは、4/21に播種した分を4/28発芽確認。

やはりこの時期にしては発芽までが早いのですが、この日から数日肌寒い日が続くので、どうなるでしょう…。

とはいえ、この日4/28も別品種の播種。数日後に予定しているまた別品種の播種で、一通りの播種を終える。

綿畑では他に藍もこぼれ種から、落花生も採り残しから発芽。

綿畑は雑草や枯れ草がたくさんあって、耕さなくても雨に打たれても固まらず、ふわっとした土。

数年ぶりの区民農園にて、雑草の無いむき出しの土に育つ、泥はねだらけの葉野菜を収穫して、洗い落すメンドクサさを思い出す。

やっぱり草生えてるほうが、いろいろいいなと改めて思う。

画像で見ても土の違いが判る