シソ綿一覧

綿の木を食べる虫

綿の木の幹を食べる虫がいるのは知っていました。

実家の畑では食べられた穴の跡をみたことがあるので。

でも私の畑では見たことがありません。約10年間のあいだ、いちども。

今年はじめて見つけたのも、畑ではなくて、ベランダ。

ただ、虫の姿をみたわけではなく、この2枚目の画像の状態を発見しました。

それともこの白い粒々が虫?でも形も大きさも不揃いだから、排せつ物っぽいような?

何の虫?シンクイムシ?アワノメイガ?…どうも検索してもイマイチそれらしいものが出てきません。

もしお分かりになる方がいらしたら教えてくださいm(_ _)m

とりあえず、穴の中をつついて何もいない様子なので、水で流すだけで放置。

この穴のすぐ上から伸びていた枝はしんなりしていたけど、翌日には復活してきました。

数日後に花も咲いたけど、落ちました(汗) 細っこい木のせいか、これまで花は5個くらい咲いたものの、実は一つも残らず。

数日後の畑で、似たような白いものを発見。

少し周辺を調べてみたけど、虫の姿や穴らしいものは見当たらず。

何なのでしょう。。


和綿の木・赤と緑の違い

緑色の木と赤みがかった木

2012年8月1日の紫蘇(シソ)綿の画像。

この畝は全て紫蘇綿なのだけど、手前は赤みがかった木、その奥は赤みのない緑の木、に見える。

紫蘇綿は全体に赤紫色がかっているので、紫蘇綿と呼ばれているらしいと聞いていた。

…ヘンだなと思いつつ、面白いので、緑と赤は別々に採種してきた。

ただ、そもそも緑と赤の色が明確ではなく、基本緑だけど若干赤だったり、季節が進むごとに赤みが増したりするので、この緑と赤の播き分けは、とくに初期はあまり当てにならず…。

色の変わる原因は日照不足?

2枚目の画像は今年2019年、今現在の紫蘇綿の緑木(左)と赤木(右)。

一応分けて播種したはずだけど、どちらもさほど変わらないくらいに赤みが薄い。幹の色は少し違いが判りやすいかも。

よく見ると、紫蘇の畝全体的に赤みが薄かった。追加播種したのは赤だったので、もし間違えても赤が多くなるはず。

…ということはタネの差ではなく、環境要因で色が変わっていただけなのかも?

今年は日照時間が少ない。日照不足だと赤みが出ないとか?

和綿大島は緑ばかり

成長の早さや、木の大きさ、実の付き方にもそれぞれ個体差があるのだから、色に多少の違いがあるのは不思議ではないのだろうけど。

3枚目は大島。2017年にタネを貰って播種してからずっとこんな緑の木。赤はほんの少し葉の中央、葉脈の根元が赤いだけ。この点がオクラと似てる。

紫蘇の緑とも似ているけど、少し色味が違う気も。そして紫蘇の葉は色合いに個体差があったりするけど、大島は個体で色の違いはほとんどなく、同じトーンの緑。

大島から赤味がかった木は出てきていない。

ちなみに最後の画像左は伯州綿(たぶん。2009年松江で貰った和綿)。右が和綿の茶。どちらも緑木のような個体はこれまで見ていない。例年だと紫蘇の赤木もこんな色なんだけど。。

過去記事にタグ付けをしてたら、こんな記事を発見(汗)。松江の綿でも色の違いがあったようす。でも近年は、こんなことがあったと忘れてしまうほど、赤みの薄い木はできていない。

後日談あり→「赤みがかる」。緑木と赤木の違いはこの記事の画像の方が判りやすいかも。

 


和綿 紫蘇(シソ)

(以下は私の栽培している綿についてのデータです。同品種でも栽培地・方法・年によって質の違いがあると思います)

紫蘇綿のタネの出所・特徴

以前ふとんのマスダさんが配布していたタネを頂き、2009年から栽培を続けています。
木が赤みを帯びているから紫蘇綿と呼ばれているらしいのですが、島根から来た和綿も赤みがかった木です(汗)。しかも、紫蘇綿は栽培当初から、赤みがかった木と、赤みの少ない、緑の木がありました。紫蘇綿はそういうものなのか、他の種が混ざってしまっていたのかは不明です。

紫蘇綿の成長・他の和綿との違い

双葉や花、出来る実に違いは見られません。茎はほぼ緑。赤い木も、松江の和綿や茶の和綿と比べると若干赤みが薄い気がします。

木も綿も、成長の仕方も、島根の和綿よりも丈夫でしっかりした印象です。草姿に違いはあまりないのですが、紫蘇綿のほうが、その年の気候にあまり左右されない感じ。

それから松江の和綿と比べ、開花や開絮が早く、全体的な生育速度が幾分速いような印象も受けますが、明確なデータはありません。

でもなんとなく、寒い地方にはこちらの方が向いているような気がしています。

赤みの強い他の和綿たちより、葉緑素が多いと思われるので、その分早くなってもおかしくはないのかも…と思いましたが、数年の栽培中何度か赤木の方が実が早く開いているのを発見しました。

葉緑素の光合成する効率が違うのかも? 赤木と緑木ではっきり比較しようと試した年は、不作で。結局きちんと比較するにはまだまだかかりそうです。

繊維は若干コシが強いような感じがしないでもない、程度(汗)。混ぜてしまうとまったく判別ができません。

紫蘇綿の赤木と緑木について、詳細はこちらの別記事をご覧ください。


色の違い

つぼみのつくのは早かったのに、なかなか咲かないな~と思っていた埼玉綿。数日前に開花していた模様。

この和綿も、枝や茎、葉脈が赤味を帯びたもの(手前)と、緑のと(右奥)があります。

この違いはメインに育てている島根からもらった和綿にも、シソ綿にもみられ。棉に関する本は結構読んだつもりですが、たしかこれに関する記述はなかったと記憶しています。この違いはいったい何なんでしょう。。

後日冊子をみつけました→鴨川和綿農園の田畑さんの記述