柿渋一覧

アロエベラ汁と太陽による染色実験

ベランダに垂れたアロエベラの汁が、数日後、濃いえんじ色になっていたのを見て、柿渋を連想しました。

柿渋は火を使わず綿を染められる数少ない染料。日光である程度色が濃くなります。

ただ、製造の発酵過程は私にはちょっと無理なので、時々購入していました。

アロエベラと日光だけで染めるちょっとした実験記録  火を使わない染色 ※糸染めではありません。紙を染めています
短いけど動画にもまとめました

が、近年私が使うのは木材や紙にほんの少し、しかも経年で固まってきてしまう点など、微妙なところではありました。

丁度、春に柿渋染液を使い切ってしまったこともあり、ベランダで邪魔になってきてるアロエベラが柿渋の代用になったらよいなーということで実験してみたわけです。

画像だと判りにくいですが、まとめると…

実験に登場する液は3種類。

  1. カット直後の汁
  2. カット翌日の汁
  3. 2に塩+水を足して3日後の汁

で、とりあえず言えることは、以下の比較から、日光によって色が濃くなのはたしか、かと思われます。

上は対比の為の無染色の厚紙円盤
  • 左端/カット翌日液を塗り+日光→3日後日光
  • 中央/ カット翌日液を塗り+日光

裏面はさほど色が違わないように見えるのは、裏返す時間がバラバラだったせい?

いい加減な実験でスイマセン(汗) 濃度による違いについても、これだといまいちよく判らないんですよねー。つまり濃度より日照時間が大事なのか?? その実験にはもっと時間が必要です…。

上の画像の裏面

最近私が柿渋を塗るのは、木材や紙がメイン。湿気防止や汚れのごまかしなどに使っていました。昔は糸も染めたこともあるけど、やっぱり少し糸が固くなるので、最近はやってませんでしたが。

水を混ぜて薄まった液の方でも、日光を当てるとそれなりに染まってるのを見ると…糸も少しだけ染めてみようかな? 

動画の最後にちらっと書いた、アロエベラの媒染材としての利用についての英語の記事はこちら。私は「DeepL翻訳」の助けを借りて読みました。実際の詳しい使用方法までは書かれていないようですが…


藍の生葉染め記録2021

昨年のこぼれ種から発芽した藍、育ってきた株は充分な数なのですが、それぞれの茂り方は昨年と比較するといまいち。

前回動画を投稿したのと同じ手順で、今年2回目の生葉染め。 藍の生葉 約950g 綿 約30g+シート綿 約20g 塩 約30g ...
乾いた後はこんな色

まあ、まだこれから増えていくのかもしれません。が、早く染めたいモノがあって、葉の量は多くないのですが、今年初生葉染めを実施したので、それを記録。

  • 葉の量 約117g
  • 塩 約32g
  • 綿100%白シャツ 約100g 

また茂ってきたら、もう少し濃い色になるまで染め重ねてみようと思います。

この春、夏以外に着てる畑用シャツも、汚れをごまかす為に、鉄媒染で柿渋染めしたので、それもついでに並べてみました。

染めたのは、2枚あったダブルガーゼのシャツの1枚を畑用に着用していたもの。

柿渋は少しゼリー状になっていたのを濾して使ったためか、斑。まあ畑だし、OK。

左/今回の生葉染 中/無印二重ガーゼ 右/中の柿渋染

今回生葉で染めたシャツは元々、このガーゼシャツと同じようなオフホワイト。夏の畑用として、汚れと透けを目立ちにくくしたいのですが…今年の夏の着用は難しいかな(汗)


最近紡いだ糸2

細い糸を紡ぐのに飽きて太い糸を紡いでいる。左の和綿は50m/8.3gで3~4番手。真ん中の緑は地機布13の緯糸用の残りの篠を、できるだけ太く紡いだもの。でもやっぱりコシが弱くてふんわり太くは難しい。右は比較のため、前記事の細い糸。

地機布14は細い糸で薄い布2の予定だったけど、変更して太い糸でふんわり暖かな布にしようかな。太ければ紡ぐのも織るのも早く終わりそうだし(汗)。

秋頃に部屋着として着ていた、地機布13で作った微妙なデザインの服が、軽くて肌触りもとてもよくて、冬の部屋着を作りたいなと思っていたのもあり。

ようやく晴れが続きそうな予報だけど、ここしばらく畑には行けていない。でも晴れたらやりたかった柿渋塗りを。小さな紙袋だけど、柿渋塗ったら少しは水をはじくでしょう。ビニール使わなくても済むかなと期待して。


レースフライヤーキット

追加注文していたトラベラーのオプションがようやくやってきました。

まずは柿渋を塗って、本体の方にももう一度重ね塗りして、それから組み立て。が、説明書は英語のものしかありません(汗)。まあ、そんなに難しくはないでしょう・・・きっと。
 
 
 
 
 
 

追記 2021/12 ちょっと覚え書きとして…Ashfordのレースフライヤー説明書


柿渋塗り

松本クラフトで柿渋を購入して塗るつもりでいた紡ぎ車トラベラーでしたが、松本行きを取りやめたので、東急ハンズで購入した柿渋でようやく塗装しました。

塗り斑もありますが、まあ、テキトーなところで満足。ただ、予想通り、組み立て済みで、しかもでこぼこした飾り彫り?のおかげで結構大変でした。柿渋は金属に触れると黒ずむとのことで、その点も気をつけながらでした。

話しかわって、この紡ぎ車をまだそれほど使い込んだわけではないけれど、これはちょっと思うところ・・・ボビンの交換がちょっと無理矢理な、ぎこちない感じなこと。もう少しスマートにできないのか、他の方法があるのでしょうか。
もう一つは、糸を巻く内にフックをいちいち変えなければいけないこと。何となく丸環フックが苦手だったりもして。日本の古い糸巻き、座繰り?のように巧いこと振り分けができればいいのに・・・と値段のことは無視して考えてます。