地機布13一覧

手紡ぎ手織り手縫い服の縫い糸

部屋着として履いていた、地機布13で作ったズボンが、ビリっと…。

作った時に布がギリギリだったので、姿勢には気をつけていたんだけど、ふと忘れてスクワットみたいな体勢になった時にね(汗)。

といっても縫い糸が切れただけ。布が裂けたわけではないので一安心(?)。

思い出したのは、もうずいぶん前だけど、たしか影山工房さんの講習で聞いた話。

地機布13でキュロット。縫い糸は経糸の残糸。縫ってる最中に布をまじかで見て、我ながらいい布だねぇ…と思いながら(汗)手縫い。出来上がりもなか...

手織り布を縫う時、布を構成する糸より縫い糸が強すぎると、布が裂けてしまう可能性もあるといったようなお話だったかと。

私は手紡ぎ手織りの布で何か作る時、縫い糸は同じ手紡ぎ糸を使っています。

以前は別途、縫い糸として紡いだけど、最近は経糸の残りなどを縫い糸に。

何本もの糸が集まって構成された布より、1~2本の縫い糸が切れるのは当然で、縫い糸が切れてくれるおかげで、布が裂けずに済んでいるのだと思います。

手紡ぎ手織りの布を、強靭なミシン糸などで縫製したら?

ハンカチやフキンなら引っ張られたりすることはあまりないかもしれないから、さほど問題ないだろうけど、服の場合はおススメできない気がします…。

まあ実際私はやったことがないから判らないけど。

同じく補修した地機布5の茶綿ズボン


最近紡いだ糸2

細い糸を紡ぐのに飽きて太い糸を紡いでいる。左の和綿は50m/8.3gで3~4番手。真ん中の緑は地機布13の緯糸用の残りの篠を、できるだけ太く紡いだもの。でもやっぱりコシが弱くてふんわり太くは難しい。右は比較のため、前記事の細い糸。

地機布14は細い糸で薄い布2の予定だったけど、変更して太い糸でふんわり暖かな布にしようかな。太ければ紡ぐのも織るのも早く終わりそうだし(汗)。

秋頃に部屋着として着ていた、地機布13で作った微妙なデザインの服が、軽くて肌触りもとてもよくて、冬の部屋着を作りたいなと思っていたのもあり。

ようやく晴れが続きそうな予報だけど、ここしばらく畑には行けていない。でも晴れたらやりたかった柿渋塗りを。小さな紙袋だけど、柿渋塗ったら少しは水をはじくでしょう。ビニール使わなくても済むかなと期待して。


名前のない道具

地機布13の織終わり近くに作った道具。糸が集結していくのを多少ばらけさせてギリギリまで織ることができるようにする。

3月の影山工房講習で見て、使ってみたいと思ってたら、こちらでも似たような道具が使われていて(用途は違うかも??)、これはもう作らねばと。

時間がなかったのでとりあえず記憶を頼りに作り、微妙な出来のまま使ってみた。改良の余地大(汗)。織れなかった経糸は15~20cm。もともと既成糸を繋いで男巻からの距離を延長しているので、これまでも織れなかったのは30cm弱だったけど。

手持ちの木の棒にマスキングテープを貼って、その上から釘で穴を開け、楊枝を差し込んだ。木は一部割れたけど、テープのおかげでなんとか無事。楊枝にしたのは釘などが沢山刺さった木の道具があまり好きではないので(釘の刺さった簡易織り機や、鍵フックのスピンドルもなんか苦手…高機のワイヤーヘルドもカシャカシャした感じが微妙に苦手(汗)。手入れとか、処分のことを考えると、面倒なものはできるだけ残したくないし)。

織終り後、改めて確認したら、影山さんは過去に記事にされていて、本物はこういう造りだった。今回は挟み込むフタは作らなかったので、糸が浮いてちょいちょいずれていた。

もしまた作るなら、できれば糸を傷めないよう角に丸みのあるかまぼこ状の棒にして、差し込む楊枝はもう少し長くする。スポンジ、隙間テープのようなもので蓋ができたらいいかもと思ったけど、タリフさんの画像のように糸で蓋する方がいいか…でも次回は細い細い糸。どうかな?延長する糸を男巻側でまとめず1本ずつ結ぶか。経糸千本くらいだけど…(汗)


地機布13 服と座布団カバーに

地機布13でキュロット。縫い糸は経糸の残糸。縫ってる最中に布をまじかで見て、我ながらいい布だねぇ…と思いながら(汗)手縫い。出来上がりもなかなかいい感じとこれまた自画自賛。

いつも通り、使いにくい形のハギレを出さないよう、股下のマチはほぼ正方形でつけてから、折り込んで縫った。多少ポケットの形が歪だったり、縫い代が一定でなかったりはする。もこもこしすぎない程度に。

ウエストはやはりゴムにしてしまったので、畑に還すなら外さないと。

2枚目の画像は微妙な出来のチュニック。ベルトをするとそれほどヘンでもないのかもしれないけど。もう少し、巾があったらまた違った形にできたのだけど、例の整経のミスがね…。

ズボンはグレーの緯糸を入れた布で。こちらも巾がもう少し欲しかった。例の整経ミスのせい…(汗)。まあ悪くない出来ではあるけど、正座したり体育座りすると、太ももがきつくてちょっとコワイ。

座布団カバーにしたのは、ゼンマイ綿が混ざった糸を緯糸にした部分。素肌に着るにはちょっとねーという肌触りだったので。渋い感じの座布団にはなったかと。

残ったのはこのゼンマイ綿の布が1m弱。スピパに持っていきますのでよかったらご覧ください。キュロットも、たぶん着用してお披露目できるかも。

次は細い糸で薄い布を織る予定。すでに少しずつ細い糸を紡ぎ始めているけど、織れるのはいつになるやら。前回の薄い布、地機布6より幅広で長く、薄めを目指して。


混ざってるのが好き2

地機布13が織上がり。織ってる最中から変だな、なかなか終わらないなと思ってたら、やはり整経の長さを間違えてた(汗)。

今回が今の整経台で最長に整経するお初だったが、なぜか、間抜けなことにその計測で間違えたらしい。

改めて整経台最長を計測すると1130cm。930cmで計算していたから、そりゃ経糸も緯糸も足りないわ。2mメジャーで測ってたからそのせいだね…。

緯糸は以前の記事の白緑の糸と、和綿の茶を経糸と同じようにクヌギで鉄媒染した糸の予定だったけど、そんなわけで足らなくなり、それなりの量があったゼンマイ綿を入れて紡いだ糸を使用。
画像左が当初の予定の部分、右が茶綿にゼンマイと、白緑にゼンマイ。画像だと伝わりにくいけど、各部分で、様々な色、太さ、トーンが混ざっていて、結構いい感じと、自画自賛。

雨続きのなか、お風呂で湯通しして一旦干して、更に糊抜きのために鍋に入れられる長さに分ける。湯通しでも縮むけど、糊抜きしたらまだ縮む。それから服か何かにして、残ったハギレはスピパでお披露目できるかも?ハギレが出れば、だけど。