染色記録一覧

綿の実と藍生葉試し染め

開花が早かった木を覗き込んでみると、もう実がずいぶん大きくなってきていました。これは和綿の茶。

翌年用のタネや、販売用のタネはこのような、順調に生育した木の、立派な実から採っています。

でも今年もこの天候ではあまり量は期待できないかも。まだ7月なんだけどねぇ。

藍の葉を少し摘んで、次回の綿つむぎの会に向けての試し染め。

上ふた綛が綿の手紡ぎ。下は数年前に結城の糸引き講習で真綿から引いた絹糸。

綿糸は斑になってます。絹糸は既に少し黄ばんでいたのと、綿の染め残りの液で時間が経過していた為か、少しくすんだ色に。でもやはり綿より染まりがいい。


紅花染の日干し

日光でどれだけ色が落ちるかな、とお日様に当てています。

二日経ってもあんまり色の変化はないようですが、若干色が落ちたような気がするのは絹の糸。意外。綿のほうは殆ど変わりないのに。

まあ5年前に染めた時の糸も、室内で数年吊るして保管してたけど、それほど大幅に色あせてはいなかったので、紅花染めは落ち難い方なのかも?


紅花染め

先日紅花染めのWSを受講してきたという知り合いの復習作業に参加させていただきました。その方の絹はまさに紅に染まりました(1枚目の画像)。

私が持っていった糸は、2枚目の画像左から和茶綿、変色したタナ綿、和綿白(細め)、和綿白(太め)、絹。染色後が右の画像。

色はほぼ実物の色と同じになっています。ただ絹は光の反射で若干実物の方が濃いかと思います。きれいな桃色。

茶綿は濃くなるかと思ったらそれほど変わりなく(汗)、赤みの茶(下が紅花染)になったかなという程度。

最初に取り出した黄色の色素で染めた糸(3枚目の画像)。赤い色素も出ていたみたい?黄色とピンクが混ざったような色になりました。

4枚目の画像、変色していたタナ綿は紫芋のような渋い色になって意外とよい感じでした。

染めた当初、濡れた状態(5枚目の画像)では、赤紫のような色でした。絹はちゃんと紅、オレンジのような赤い色になっていたのに、素材で全く違う色味に染まるんだなぁと思ったのですが、乾かしてみるとしっかりピンクです。不思議。

せっかくならやはりピンクではなく、できるだけ赤に近づけたいのですが、絹でも何度も染め重ねないといけないらしく。綿はどうなんでしょ。


藍の生葉染め

先週畑で生い茂った藍を収穫、帰宅後、塩もみしてささっと染色。

もともとが好きじゃない感じの白すぎる色の綿のシャツ、一度目の染めでよい感じに薄く染まって、なんだかもう十分満足。

一応、染液は数日残しておいたのですが、このまま着てます。

まあ洗濯と着用を繰り返して色が褪せたらまた染めればいいかなと。

 


茶綿の藍生葉染め

今年は種を継ぐだけ、染めない予定で、数株のみ栽培していた藍。が、梅雨によく降った雨のせいか、邪魔なほど繁茂してしまい、仕方なく少しだけ、染めてみました。

適当な染められる糸がなかったので、自分の下着を編む用の双糸を。茶綿に白を少しまだらに残して紡いだ糸。

白が水色に、茶はグレーっぽく見えます。ところどころ茶が透けてみえるようで、温かみを感じられる色あいというか。古ぼけた感じというか。