製作記録一覧

試し織り

前回投稿記事の糸のうち、二種類だけで試し織り。

経糸密度が低くて畳織りのようになりましたが、まあ色あいは判るかと。でも、うーん。どうしよう…結局決まらず(汗)。

この糸の前に紡いでみた和綿茶メインの糸でも試し織りしました。和綿茶に和綿の白を割合を変えて少しずつ混ぜた糸。

最初は、木製の櫛を加工して新たに作ってみた小さな機を使いましたが、やはり経糸の張りを調整できないと難しい。結局いつもの、昔作ったボール紙のミニ機を使いました。
あれ、なかなかよい品だと思うんだ~。少し改良して再販しようかな。

 


地機布13、になるかな?

諸々バタバタしていて、次はどんな布にしたいか、あまり具体的に考えられず。とりあえず在庫の多い和綿の茶で少しずつ試し紡ぎしてたのですが、今日、急に思い立って、画像の糸を紡いでみました。

ワンピースの布と地機布11の中間くらい? ワンピース布の試し織り記事に画像が残っていますが、この時は確か主に洋綿の茶を使ったので、たぶん今回の方が少し明るめ。画像だとよく判りませんが(汗)。

今回も一応この後また試し織りをするつもりです。

2枚目の左画像は撚り止め。チャルカで紡いで水から煮ています。それぞれ区別がつくように巻き方や藁の長さをかえて。右の画像はカードがけして巻く直前の綿と巻いた篠(画像の順が時間を逆のぼっております)。カードがけはコツをつかんで慣れてしまえばそれほど時間もかからないと思います。大量に一度には大変だけど、それは他の作業でも一緒かと。

3枚目の画像がもともとの綿。洋綿の緑と、和綿の白と和綿の茶を、割合をかえて混ぜました。

和綿だけの布も作ってみたい気持ちはあるのですが、和綿の白は今年もあまり収穫量は期待できないカンジ。

まあ和綿だけの布、洋綿だけの布は作っている人がいるし。人と同じことをしたくないという天邪鬼な理由もあったりして。

 


サプリメントの綿

ワケあって数年前からサプリメントを買っています。錠剤の場合、容器に緩衝材として脱脂綿のようなものが入っていることがあって、何となく捨てられず、溜め込んでいました。

先日綿工房さんのWSへ久しぶりに参加した際、この綿について、何気なく、布巾にでもしたら、と勧められたのです。それで布巾ではないのですが、食器洗いに使うことにしました。
以前から手紡ぎの綿糸でいわゆるアクリルタワシ風に編んだものを使っていて、丁度交換時期だったこともあり。

この綿、天然綿を脱脂した綿なのか、合成モノなのか不明ですが、キシキシした触り心地が何かに似てる気がしていました。

それは洗剤無しでよく落ちると評判になったゲキ○チくん。案の定、きつめに細編みしたら、お皿の油がよく落ちること。

今はミニタオルくらいの大きさを目指してワッフル編み中。紡ぐのはキシキシ感に慣れればそれほど難しくないかと。同じように溜め込んでいる方がいらしたら、どうぞ挑戦してみてください。…いるかな?(汗)

<追記2020.3.15 動画アップしました! よかったらご覧ください→こちら


竹筬の整理

先日こちらの記事を書いた際、手持ちの竹筬を少し整理しました。全て骨董市で入手した筬。左は立てて上から撮影した画像。

素人ではありますが、この竹の羽を作るのがどんなに大変で凄いことなのかは何となく判るので、そんなものが雑に店頭に立てかけられていたりすると、ついつい…。更に千円以下の価格がつけられていたりすると、なんだかモヤモヤ…。
そうして購入して使わないままの筬も多くあります。組み直しに使うのは、一部破損していたり、似たものを持っている筬。それ以外はできるだけそのまま残してあります(埃を払って椿油をつけるくらい)。

あまりに汚い時は水洗いもしますが、和紙が剥がれてしまうのでできればしたくない。私には判らなくても判る人には判る文字が書いてあるのかもしれないし(汗)。
私にも判る特徴の違いのひとつは編み方。上の画像の右と左で違います。

下の画像では筬羽の巾、形状。左の画像の上の2本は、筬羽の角がなく、更に紐・糸だけで組まれている感じで、筬が曲がります。こういうのは地機用なのだとか。最近そのことを知りましたが、なぜそうなのかはワカリマセン(参考動画)。右画像の中央には巾が半分くらいのがありますが、この筬は7~8羽/1cm、約63gでとても軽いです。
最後の画像のこちらの筬は、逆に20~21羽/1cmで重さもそれなりの150g。

前述の筬とでは羽の厚みも違うのでしょうが、パッと見ではなかなかわからず。

それと、この筬は三度、羽を追加されているのが、竹筬の長さ・厚み・編み方・編み糸の太さが違いからわかります。やはりこの密度の筬は貴重だったのでしょうか。

画像は全てクリックで拡大します(汚れもみえてしまうかもしれませんが(汗)。

 


最近作り直したもの

まず前に作った地機布5のズボンを改造しました。最初に作ったのは2014年で、ガウチョなるものが流行する少し前のことで、なんか先を行き過ぎてたカンジ?

当初、100%畑産にこだわって、ゴム入れせず袴方式にしましたが、やはり着脱が面倒。今回は畑用にしたかったこともあり、ゴムを入れて両脇を綴じました。畑に還すときにはゴムをはずさないとね。

竹筬は3月に作って、地機布12に使っていたものを組み直し。たこ糸を緩めに巻いていたせいか、織ってる最中から、筬羽が上下にずれるのが気になっていたので。分解し、別のたこ糸で組み直し。ひとつの空きに2本入れる丸羽で11本/1cm入れて織れます。53cm巾。

他に60cm巾15本/1cmの竹筬は以前作ったものがあるので、この中間で、丸羽13本/1cmくらいのものを作っておきたい。もし組み直しをお考えの方は、こちらの本が参考になると思います。私もまだ全部読んではいないのですが(汗)。

左上の小さい布は次に織るもののお試し。でも失敗。これから作り直します。

 

 

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